07/06/14 00:22:20.90 9UA28iUv0
……いやいや、ポケモンフードはいらない。手持ちのポケモンに遣るべきだ。
何故だ? 何故、見ず知らずの、それも見るからに一癖ありそうな私を助けるのだ?
―なに? ……それは「論理的」ではない。だが……。
とても、心地のよい言葉に聞こえる。冷たい風が妙に温かくて気持ちがいい。
私の中に穏やかさを……感じる。単なる一度限りの応急処置にこんな感情を抱いては可笑しいか?
泣くのは……愚かな事か?
……そうか、笑わないでくれるのか。―ありがとう。
最後に微笑を向けて彼は私に背を向けた。その背を―私は呼び止める。
無償の「厚意」をかけてくれた彼の存在を、私はこれ以上に出会えない気がする。
だから、私の愚かな「わがまま」を聞いて貰えないだろうか……?
「私をゲットしてくれ……」
貴方が……私の初めてになる「主」だと、信じたい。
<了>
病んでない・・・