14/09/28 10:33:54.57 ELXie1Ds
夢を叶えようと必死に努力をした。夢といっても大した物では無く同業者の9割以上が達成出来るぐらいの小さな夢だ。
人生の折り返し地点に来ても成就はしなかった。面白い物で人生経験を積んでくると後悔とか他者への羨望という物も
無くなってくる自分に気がついた。
このところ休日には家族ずれが沢山あつまるアミューズメントや高級感のあるショッピングモールやホテルのレストランに
行く。幸せそうな家族連れが笑顔で楽しんでいる。もう小さい子供なんかがハイテンションで喜んでいる。
そういう人たちを見ていると嬉しくなる。俺は幸せにはなれなかったけど、ココに幸せそうな人たちが居る。
それだけで十分だと思えるように精神が変性変容してきたみたいだ。以前のような暗い気持ちは払拭された。
もちろん、幸せそうな人たちを上辺だけで判断するのは間違っている事は重々承知している。
どんな人にも、人には言えない苦しみや過去を引きずっているのだろう。
ただ、今日一日だけでも家族で楽しい一日を過ごせる彼らは、その瞬間において幸せであるに違いない。
他者との関わりにおいて楽しい一日を持てる人は幸福である。
ただ、ここにいたって自分は、自分一人の中で完結するのだとしても、自分が幸福な一日を持てる可能性も在ったのだ
と、思いを巡らせる時、それは現在の私の唯一の幸福なのかも知れない。
今の自分の唯一の幸せは「自分の人生はコレとは全く違った台本も実は存在していたんだ」と思える事だけである。
人間は何をしたか、よりも、何の為にしたのか?の方が重要なのだと遅ればせながら気づかされた。