15/06/29 10:14:08.19 7EtmUJgL.net
過去ログ発掘・その3
PPAR活性化亢進における、αとγの不均衡が疑われる例。
(PPARαに対して相対的に、PPARγが過剰に活性化亢進していると考えられる例)
スレリンク(shapeup板:812-846番)
長鎖脂肪酸主体でLCHFの糖質制限を行うと、PPAR活性化状態がγ優勢に傾く体質があるようだ。
αのリガンドは遊離脂肪酸(炭素長を問わない)。γのリガンドは長鎖脂肪酸。
代謝正常な人なら、αとγが同時に活性化され、脂肪の消費と蓄積の均衡を保つが
もともとの体質で受容体の機能異常があれば、活性化状態に不均衡が生じうる。
PPARγの活性化が相対的に過剰になれば、
腎尿細管のNa再吸収が亢進し、浮腫が起きやすくなる。
URLリンク(www.h.u-tokyo.ac.jp)
また脂肪細胞のインスリン感受性亢進により、体脂肪を蓄積しやすくなる。
MECを始めて、最初のうちは調子が良かったが
次第に浮腫みが酷くなり中止したというパターンや
最初だけストンと体重が落ちて、以後じりじりと体脂肪が増え続けるバターンの
少なくとも一部は、これに該当すると考えられる。
このような体質の人が、既に積んである体脂肪を効率良く減らしたければ
PPAR活性化状態をα優勢に傾ける食事構成にしなければならない。