13/11/06 12:51:55.12 iSTE1xlI
>>90
では、長さ30万キロメートル(=1光秒メートル)の棒について考えてみましょう。
「もともと」速度vで運動していたとした時のローレンツ収縮に関する考察は前に書いた通りです。
一方、最初は棒が静止していたとすると、ローレンツ収縮は起こらず、棒の長さは30万kmです。
いまここで、この棒が理想的な完全剛体だとすると、この棒の一端を押した時、その隣の部分へは一瞬で力が伝わることになります。さらに、その隣へも一瞬で力が伝わります。こうして、この棒の反対側の端まで一瞬で力が伝わります、棒全体が一瞬で動くことになります。
このとき、少しでも棒が動き出せば、我々から見た棒の先端と後端で時間差が起こるので、例えば後端が1秒分動いても、先端は0.5秒分しか動いていないということが起こります。その結果、我々にはこのぼうが縮んだように見えるでしょう。
続く