13/12/14 08:36:27.81
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超ESP仮説とは
ある人が、有能だと評判のある霊媒(あるいは「霊能者」)のもとへ行ったとします。
そこで、霊媒は、「あなたの死んだお母さんが、今ここに来ている」と告げ、母親が当人に対して使っていた特殊なニックネームや、
幼かった頃の出来事、特に母親と当人自身しか知らなかった出来事などを、明かしたとします。
ごく普通の人であれば、この体験は非常に驚きとなるはずです。
そして、母親が死後も生きていることを実感するでしょう。
ところが、ここにはトリックの介在する余地があります。
霊媒は、その人の心の中を、「ESP」(テレパシーないし読心術)で読み、そこから「母親の証言」を捏造した可能性があるからです。
(このような能力はしばしば報告されていますし、また、こうした「捏造」を意図的に行なうことによって、
利益獲得やその他の目的を果たそうとする霊媒がいる可能性も充分あるでしょう。ですから、こうした懐疑は、抱いて当然のことですし、
場合によっては必要なことです。
ちょっとやそっとのことを当てられたからといって、「霊能者」に過度の信頼を置くことは危険です。)