13/02/12 14:26:27.73
>>359
> 電話帳の翻訳って、何でああなったのかむしろ不思議なくらい低品質やねw
恐らく電話帳は原書をゼミで取り上げて輪講してゼミの学生に各回の担当部分の粗訳を出させたんだろう。
本来はその粗訳の隅々まで訳者がちゃんと目を通して首尾一貫して文体も統一された日本語訳に
書き直さねばならないんだが、恐らくそのプロセスをやらずに粗訳のまま訳書の原稿にした部分が
非常に多かったからあんなトンデモ訳本になってしまったのだと推察している。
まったく別の分野(計算機科学)でも世界的な名著の誉れ高い本を、それも若い頃から英語が達者で
海外の文献を日本での解説雑誌(今は廃刊)に紹介しまくってた今や老大教授が翻訳したら
トンデモ訳になって事情を知らん人間からは不思議がられたり呆れられたケースがあるが
それも恐らくは英語力が劣悪な学生による粗訳をそのまま使用したんだと思われる。
(その本の場合は、中には「機械翻訳か?」というような日本語としては明らかに不自然極まりない
逐語訳の部分も散見される)
結局、出版社・担当編集者のチェックが甘くなったのを良いことに、昔ならばとても恥ずかしくて
外には出せなかったような学生の訳文を平気でそのまま最終原稿に流用しちゃって翻訳代だけは
ちゃっかり貰うっていう訳者のモラル低下が近年の翻訳書の訳文の質の低下の原因だろう。
そういう意味(モラルの低下)では訳者の人間性の問題だね。英語力の問題ではなく。
今でもちゃんとした訳、原書より読みやすく解りやすい訳をする訳者も少数ながら存在しているのだから。