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飛行機が主要空港周辺に降雪もたらす―米科学者が論文 2011年 7月 1日 8:48 JST
飛行機は空港に乗客を運んでくるばかりでなく、雪ももたらす―。
米科学者の新研究によれば、飛行機は飛行中に雲に穴を開け、その結果、
世界の主要空港の周辺地域に雨や雪の量を増やす異常現象の原因になっている可能性がある。
米コロラド州ボールダーにある国立大気研究センターの気象専門家アンドリュー・ハイムズフィールド博士は
7月1日発行される科学専門誌サイエンス掲載の論文で、飛行中の飛行機は「雲の中の水滴を氷結させ、
氷の結晶の細いひもを形成できる」とし、この氷のひもがその後、数マイルにわたって成長し、
狭い帯状の区域に雨ないし雪を降らせるとしている。
こうした現象の背景にある物理は、ヨウ化銀などの化学物質を雲の中に拡散させて降雨量を増やす、
いわゆる「人工降雨のための(雲の種まき)」のそれと似ている。
北京市人工影響天気弁公室は2008年のオリンピック開幕に先立ち、雲を除去するため、
この種まき技術を使ったことで有名だ。ただし大会中に雨が降らなかったのが、
人為的な行動によるものか、あるいは幸運だったためか不明だ。
ハイムズフィールド博士らの研究は、もし条件が良ければ、ジェット旅客機もターボ推進旅客機も飛行中、
こうした「雲の種まき」をいわば意図せずに行っており、局地的な天気に影響する可能性があることを明らかにした。
雲の中に含まれる水滴はしばしば、セ氏零度からマイナス40度まで「過冷却」状態で氷にも雪にもならずに存在している。
ハイムズフィールド博士によれば、飛行機が雲の中を通過すると、大気が膨張してさらに最大30度も冷える。
この追加冷却の過程で水は雪に変化する。
(※引用ここまで 全文は引用元でご覧ください)
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▽記事引用元 THE WALL STREET JOUNAL URLリンク(jp.wsj.com)
▽関連 Science 1 July 2011: Vol. 333 no. 6038 pp. 77-81 DOI: 10.1126/science.1202851
Report Formation and Spread of Aircraft-Induced Holes in Clouds URLリンク(www.sciencemag.org)