外道の独り言 2 [転載禁止]©2ch.net at PSY
外道の独り言 2 [転載禁止]©2ch.net - 暇つぶし2ch107:おじゃる
15/01/02 21:04:06.98 faazhYcz
 
明治36年(1903年)5月22日
一高生の藤村操が『華厳の滝』の近くにある樫の木を削り
「巖頭之感(がんとうのかん)」と題する遺書を残して…

岩の上で思う

天地は何者にもとらわれず、何んと余裕があることか
今は昔の時代とは、何んと遠くはるかに離れていることか

五尺(1メートル50センチほど)の小さな体でその大きさを測ろうとする
ホレーショの哲学はなんら専門的でも権威のあるものでもない

宇宙の真相はただ一言で言うことが出来る、「不可解である」と
私はこの恨みを胸に持って思い煩い、ついに死ぬ事を決断した

すでにこうして岩の上に立つことになって

私の胸の中には何の不安があるだろうか、なにもないのだ
非常に大きな悲観は、非常に大きい楽観とおなじであることを、始めて知った
  _  _  _

この現世の色受想行識から → シパ・バルドゥ(再生へ向かう迷いの中有)へと移り逝って

この立ち位置から『草葉の陰から見守って…』


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