14/07/31 18:43:01.88 t09eiP5s
>>87
ボンフェッファーに関して言えば、100%肯定というわけにはいかない。正義のために、
ヒトラー暗殺計画に関わったとされるが、ドストエフスキーの「罪と罰」、漫画だと「デスノート」じゃないけど、
正義のためだからといって、殺人を肯定するのは、人間のやっていい領域を超えている気がする。>>67の通り、
今の日本キリスト教協議会などのやっているサヨク活動はニセのキリスト活動だから関わってはダメ。でもキリスト教の政治活動そのものを
全部否定するのは、これまでの世界史を否定してしまうし、明治以降の日本の歴史を否定する。
だから宗教団体の政治活動の、どれは良くてどれはダメというの線引きは、一概に明確化できない。
そうとは言え、ボンフェッファーの、キリスト者としての正義の行動は肯定すべきだ。命を懸けることは小さくない。戦後、その行為がムッソリーニに妥協した
カトリックに、プロテスタント教会を尊敬し自らの反省を招いたという影響を与えたこと、
そしてボンフェッファーも生前ヒンズー教のガンジーを深く尊敬し彼に見習った。
ボンフェッファーの神への信仰は、一神教つまり排他的であるキリスト教をベースにし、しかもドイツ民族の一人として立ち上がった、それは、
宗教の壁を超え、民族の枠を超えている。
世界がグローバル化し宗教、民族の紛争が激化する中で、
キリスト教精神をもって命を捨てて行った彼の生き方は、現代のキリスト者は必ず参考にしなければいけない模範の一つと思う。