14/04/23 12:12:19.09 vAbNOhDe
真知宇が近づくと、彼女も気付く。
真知宇の顔写真はホームページで水帆も知っている。
水帆「真知宇さんですね!」、真知宇「ええ、はじめまして」
水帆「はー・・ほー♪」と真知宇を眺めて そして少し笑った。
時間は昼過ぎだった。
真知宇「お昼ごはんは まだ?」水帆「いや もう食べた」
真知宇「そうかー。どこいこ?」水帆「京都は初めて。案内して」
どこへ連れて行こうか真知宇は考えた。京都の名刹を案内するか。
その前に京都駅近辺を案内しよう。
伊勢丹の上からグランヴィアへ抜ける空中回廊がいいかな?
京都タワーにするか?
水帆と手を繋いでバスターミナルを北へ歩き、京都タワービル前の
交差点までやって来た。
真知宇「これが京都タワーだよ。登ってみる?京都の街を一望できるよ」
水帆(見上げながら)「・・うん。」・・・しかし しばらく経って
真知宇の腕にガシッとしがみ付く。
真知宇「っ!?」
水帆「ゴメン。・・・怖い。あたし高所恐怖症なの」
真知宇「分かった」
たしかに水帆は怖がりで時々情緒不安定だ。夜な夜な
「死にたい」「真知宇さんに逢いたい」
「最近 学校で友達と目を合わせられない」などとメールしてくる。
スーパーでのバイトも苦痛のようだ。