14/11/14 23:32:23.90
>>29
収穫と蒔いた種との巻末に掲載されているエッセイ『キムチについて』にこう記されてあります。
「・・・冷蔵庫は避けるべきです。真夏には、すずしい冷蔵庫がない場合はに
洗い桶に水を入れて、そこにキムチをおき、壺のまわりを布でくるんで、その
布のはしを水に触れるようにしておきます。キムチが壺でにえてしまわない
ためにはこれで十分です・・・」
「砂糖キムチ、これは朝鮮ではなく、日本に由来する果物と野菜の調理の仕方
です。この伝統的な調理法は、友人のお坊さんから教えられました。リンゴと
ニンジンとタマネギをほぼ等量用意して、輪切りにし、かなりの量の白砂糖を
混ぜ、土製の壺に入れるのです・・・」
「この調理法を知ったあと、果物といろいろな種類の野菜を混ぜた砂糖キムチ
をかなり作りました。(中略)今まで作った砂糖キムチに幻滅したりガッカリ
したことは一度もありません。壺やビンの中の最後のものまで非常に良いもの
でした。時折訪れる人がこれを味わった時もそうでした・・・」
グロタンはキムチつくりのプロのようですね。
文章の一部を抜粋しましたが、かなり詳しくキムチについて語られています。
この文章によると、グロタンは、朝鮮のキムチではなく、日本の伝統的な
製法で作られたキムチを好んでいたようです。