14/12/07 13:18:26.58
>>603 補足 スレ主です
「大学での数学の勉強のやり方」
URLリンク(www.ab.auone-net.jp)
位相空間への道 その1
この中の1.1「大学での数学の勉強のやり方」というのがあって、これはこれで良いことを書いてある。
一方で、逆の見方もある。下記
URLリンク(www.r.dendai.ac.jp)
数学の勉強法 理学系 硲文夫
「1 まず覚えよう」「2 数学は厳密である?」だ。
”数学の研究者になるのならいざ知らす,いやそうだったとしても,数学のいろいろな分野を初めて学ぶときに,つねに公理から一歩一歩論理を積み上げながら進んでいく,という方法は,一見厳密性を尊ぶようですが,
実は学ぶ者のせっかくの好奇心や興味を失わせてしまう危険のほうが大きい.それで,「まず覚えることからはじめよう」と言ったのです.”
「3 数学の本を読む前に:書く立場」
”1 で述べた「まず覚えよう」,まずは計算ができるようになること,それが将来の勉強への第一歩です.”
「4 数学の本の読み方・選び方」
”後から読む私たちも,定理の発見の元となった例を知ることができれば,それを通して理解することで,発見の喜びを追体験することにもなり,
その定理の本質をより自然に自分のものにすることができるでしょう.
したがって,「よい数学の本(そして論文)」とはそのような典型的な例,その定理や定義の本質を自然に想像させるような例を省略せずにのせてある本や論文である,と言っていい.
建築現場に例えればその足場を残してくれている,あるいは建てていった手順を秘密にしない,といった本です.
ですから始めて学ぶ人は,どれがそのように手の内を明かしてくれていて定評のある本や論文なのか,ということを先生や先輩に尋ねて教えてもらうとよいでしょう.
つねに例を通して理解することを心がけるのが大事であり,よい本はそんな態度で勉強しようとする人を助けてくれるものです.”