現代数学の系譜11 ガロア理論を読む10at MATH
現代数学の系譜11 ガロア理論を読む10 - 暇つぶし2ch62:132人目の素数さん
14/09/28 08:58:16.97
>>60 訂正&つづき
ども、スレ主です
(訂正)
(もっとかみ砕けば、交代群Anは偶置換から成り、(2)は異なる4文字の偶置換、(2)は異なる3文字の偶置換
 ↓
(もっとかみ砕けば、交代群Anは偶置換から成り、(2)は異なる4文字の偶置換、(3)は異なる3文字の偶置換

(つづき)
「式(2)(3)は、交代群Anが巡回置換(i,j,k)たちで生成されていることを示す。
(矢ヶ部などでは長さ3の巡回置換で生成されているなどと表現している。)
(もっとかみ砕けば、交代群Anは偶置換から成り、(2)は異なる4文字の偶置換、(3)は異なる3文字の偶置換が、長さ3の巡回置換で表現できると)
式(4)は、(i,j,k)が交換子であることを示す。
交代群Anで、nが5以上であれば、5個の相異なる文字を含むので、式(1)から(4)はすべて成立する。 」

旧スレ 9
スレリンク(math板:623-637番) で、矢ヶ部>>54にならって説明したが、その続きを書く
矢ヶ部P497にあるように、τ=(1,2,3) をσで変換する(σ-1τσを作る)と、τ=(σ(1),σ(2),σ(3)) と書ける
つまり、任意のσ∈Sn だから、適当にσを選ぶとτ=(1,2,3) からσを使って任意の3文字(i,j,k)が作れる。
正規部分群の定義から、n>5では、対称群Snの正規部分群は、必然的に交代群Anになってしまうということが分かる。
(本質は同じだが、草場公邦は交換子を使って説明する)

可解群(下記)を考える。G = G0 ⊃ G1 ⊃ G2 ⊃···⊃ Gi ⊃ Gi+1 ⊃···⊃ Gn = {e}という正規部分群の列があったとする
URLリンク(ja.wikipedia.org)
G = G0 = S5とすると、この列はG1 = A5で終わる。説明としては、”G2以下も元の群G0 = S5の正規部分群である”を認めると
G1より小さな正規部分群G2が存在すると仮定すると、G2は長さ3の巡回置換で生成されているが、一つの(1,2,3)から変換で任意の3文字(i,j,k)が作れる
従って、G2は結局A5になってしまう
これが、”n>5では可解群ではない”という、一番分かりやすい説明ではないかと、スレ主は思うのだが


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