14/10/19 10:46:47.52
>>261
つづき
スレ主です。
>四、知ってて損が無いのはいいとして、役に立つ可能性が大きいとは思わない
「ガロア理論」をどう捉えるかは、その人の感性だけど、例えば梅村先生は下記。
おこがましいが、梅村先生を私なりに理解すれば、問題を解くべき対象Fがあって、対象Fが群の構造を持っていることを見抜く。そして群論を適用する。
これが、「ガロア理論」のきもだろう。そう広く捉えたとき、「ガロア理論」がモデルになっている例は多いと思うのだが
その原型が、ガロア原論文
URLリンク(www.sci.nagoya-u.ac.jp)
眠りから覚めた微分ガロア理論 梅村 浩 多元数理科学専攻教授 名古屋大学理学部・理学研究科 広報誌 No.10 p14_15
彼らはガロア理論を発見した。ガロア理論を次のように説明することができる。
(1)代数方程式は隠れた対称性をもっている。この対称性はガロア群*3で記述される。
(2)ガロア群を観察すれば、公式(1)を一般化する公式がつくれないことが証明できる。
方程式の場合、目のつけどころであるカナメの部分がガロア群である。
ヒヨコのお尻と違って、方程式の対称性であるガロア群は隠れているので、発見するのが難しいのである。
ガロア理論は上に述べた歴史的難問の解決に役立っただけではない。19世紀以降の数論、代数幾何学の発展はガロア理論なくして考えられない。たとえば300年を越える眠りから覚めたフェルマの最終定理の証明もそうである。
(引用おわり)