現代数学の系譜11 ガロア理論を読む10at MATH
現代数学の系譜11 ガロア理論を読む10 - 暇つぶし2ch253:132人目の素数さん
14/10/19 07:46:52.47
>>252
つづき
スレ主です。

>さっきも書いたように任意のH、σに対してσ-1・H・σはHと同型なので、

それは、現代風の正規部分群の定義だ
しかし、ガロアの原論文では、別の書き方をしているのだった(下記)

URLリンク(galois.motion.ne.jp)
第13回:可解群の階段 ★ Gの夢 -- Mathematical Part
(抜粋)
 方程式の群が固有分解されない場合には、その方程式をどんなに変換しても、
変換された方程式の群は、いつでも同じ個数の順列を持つ事が、すぐに判る。
 これに反して、方程式の群がN個の順列を持つM個の組へと固有分解される場合には、
与えられた方程式を二つの方程式によって解くことができる:
方程式の群が、M個の順列を持つものと、N個の順列を持つものとで。

A「さあ、このくだりが、現代風に言えば
 “2.正規部分群を取り出したときにできる商群が、”ってところに相当する。
 方程式を解くということは、もとの方程式が持っていた個数の順列を、
 MxNのように、2つの順列に“固有分解”するっていうことなんだ。」


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