現代数学の系譜11 ガロア理論を読む8at MATH
現代数学の系譜11 ガロア理論を読む8 - 暇つぶし2ch212:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
13/05/06 09:03:18.27
>>210-211
バイリンガルの方法と、佐藤語録(下記)は共通するところがあると思う

木村 達雄(数学系教授)>>105
佐籐先生は「すぐ追い返したい所だが研究室を一つ使って良いから一週間したら帰りなさい」と言われ,更にオロオロする私に研究の心構えを教えて下さいました。
「朝起きた時に,きょうも一日数学をやるぞと思ってるようでは,とてもものにならない。数学を考えながら,いつのまにか眠り,朝,目が覚めたときは既に数学の世界に入っていなければならない。
どの位,数学に浸っているかが,勝負の分かれ目だ。数学は自分の命を削ってやるようなものなのだ」と言われ,追いつめられた私は,まさにこれを実行しました。
すると一週間で未解決問題の一つが解けてしまいました。

213:仙谷60
13/05/06 11:45:55.84
佐藤?三流だろw

214:132人目の素数さん
13/05/07 08:50:55.33
小平さんが存命であればアーベル賞を授与されているだろうな

215:132人目の素数さん
13/05/07 16:51:24.34
てか今年はドリーニュなのか・・・
いやそりゃ今でも文句なしの人だけどさ、フィールズもらってない御大に渡したらいいのに・・・・・
グロモフはその点よかった

216:あぼーん
あぼーん
あぼーん

217:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
13/05/09 05:45:54.64
前スレ引用
URLリンク(desktop2ch.tv)
現代数学の系譜11 ガロア理論を読む7
604
現代数学の系譜11 ガロア理論を読む[] 投稿日:2013/03/28 06:40:35
>573
ABC予想入門 著者 黒川信重≪東京工業大学教授≫/小山信也≪東洋大学教授≫著
の中の多項式版ABC定理の証明が、分かりやすい。(>51の塩田 徹治の証明とほぼ同じだが、もう少し詳しく書いてある)

要は、a+b=c a,b,cは互いに素
として、微分を使ってa'/aを作ると、a'/a=Σ(l/(x-α)) 但し、a=Π(x-α)^l ( "l"は小文字のエルで、Σは和、Πは積で細かい説明は、著書を見よ)となる

a'/a=Σ(l/(x-α))がミソで、同じことをb'/b、c'/cで行って、この分母を集めると、rad(abc)が出る
ここが、多項式版ABC定理の本質
(引用おわり)

218:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
13/05/09 06:11:03.50
URLリンク(d.hatena.ne.jp)
hiroyukikojimaの日記 2012-12-15

今日は、数学啓蒙書の紹介だ。それは、黒川信重『リーマン予想の探求~ABCからZまで』技術評論社。これは、リーマン予想研究の日本における第一人者である黒川先生の最新作である。

リーマン予想の探求 ~ABCからZまで~ (知りたい! サイエンス)

作者: 黒川信重
出版社/メーカー: 技術評論社
発売日: 2012/11/30

「付録」において、ABC定理の証明が、複素係数多項式バージョンと一般の体を係数とする多項式バージョンの両方で載っている。
(引用おわり)

このP137のABC定理多項式バージョンの証明の式変形が見事
a+b=c
f=a/c, g=b/cとして
f+g=1を微分して、f'+g'=0。これを(f'/f)f+(g'/g)g=0と変形する
要するに、f'/f、 g'/gをつくる
-(f'/f)/(g'/g)=g/f=b/a
ここで、f'/f=((a'c-ac')/c^2)(c/a) (注:右辺((a'c-ac')/c^2)はfの微分、(c/a)=1/f)
だから、f'/f=a'/a-c'/cが出る
同様に、g'/g=b'/b-c'/cが出る
ここから、rad(abc)が出る>>217

219:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
13/05/09 06:31:07.14
b/a=-(f'/f)/(g'/g)=(rad(abc)(a'/a-c'/c))/(rad(abc)(b'/b-c'/c)) (注:分母分子にrad(abc)を掛ける)

>>217にあるようにa'/a=Σ(l/(x-α))。以下b'/b、c'/cも同じように、分母が1次の分数式の和になる

よって、分子(rad(abc)(a'/a-c'/c))と分母(rad(abc)(b'/b-c'/c)) とはいずれも、多項式になる(正確にはrad(abc)から次数が1下がった多項式)
b/aが互い素だから、bの式の次数≦(rad(abc)(a'/a-c'/c))の次数、aの式の次数≦(rad(abc)(b'/b-c'/c))の次数となる

deg(a)≦deg(rad(abc)(b'/b-c'/c))=deg(rad(abc))-1<deg(rad(abc)) (注:deg(a)は、aの次数)
同様に
deg(b)<deg(rad(abc))
cについては、a+b=cより、deg(c)≦max(deg(a), deg(b)) <deg(rad(abc))
これで、多項式版のABC定理が出る

rad(abc)を出してくるところと、微分を使ってb/aを(rad(abc)(a'/a-c'/c))と(rad(abc)(b'/b-c'/c)) との評価に持ち込む式変形が見事
分かりやすい

220:あぼーん
あぼーん
あぼーん

221:132人目の素数さん
13/05/09 21:25:52.77
>>217
>多項式版ABC定理の本質
2次正則行列でABC定理(or 予想)の類似を考えるとどうなるのか考察
してみましょう。多項式版と本質的に何が異なるのでしょう?

222:あぼーん
あぼーん
あぼーん

223:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
13/05/09 22:30:14.15
>>221
いみふ
もう少しくわすく

224:あぼーん
あぼーん
あぼーん

225:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
13/05/18 09:51:58.27
前スレより
URLリンク(desktop2ch.tv)
431 2013/03/03(日)
ガロア理論とは?
自分の理解を簡単に書いておこう

1.まずガロア分解式(リゾルベント)
 V=Aa+Bb+Cc+・・・
 a,b,c・・・は、(重根を持たない)で問題の方程式の根、係数A,B,C・・・は根の置換で異なる値をとるように定める(前スレ283)
スレリンク(math板:283番)
2.ガロア分解式Vにラグランジュ分解式の論法(根の置換)を適用する(ラグランジュ分解式については下記参照)
URLリンク(d.hatena.ne.jp)  <[数学]ガロア理論と方程式 | [数学][反復]反復的集合観と公理...>2012-05-27方程式からガロア理論
URLリンク(www5a.biglobe.ne.jp) 伊那 闊歩 方程式の大海にて
3.ガロア分解式を通じて、ガロアは方程式の群を導入する。(ラグランジュ分解式の論法で、具体的な式の変形の工夫はすべて、根の置換によって取る分解式の値の数の問題に移される)
4.方程式の代数的解法とは?:式の係数のべき根と1のべき根とを用いて根を表すこと→式の係数のべき根の添加によって数体を拡大し、方程式の根を添加した数体に到達できるか?
5.ここで、式の係数のべき根の添加によって得られる数体の拡大が問題となる。→式の係数のべき根の添加による数体の拡大とは?→1のべき根添加を前提として、それは巡回拡大となり巡回群で特徴づけられる
6.すなわち、方程式の係数を有理数体として、巡回拡大により方程式の根を添加した数体に到達できるか?という問題に帰着できる
7.方程式の根を添加した数体は、一般の方程式では対称群Snとなる。対称群Snは、n>=5の場合に正規部分群として交代群Anを含み、n>=5の場合にAnは単純群になるので、巡回拡大では一般の方程式は解けないことが分かる

補足
ガロア分解式を使わずに、体の自己同型写像を使って群を導くのが、デデキントやアルティンの流儀で現代数学の主流(上記はガロアの原論文によるものだが、オリジナルな発想を知る上では重要だと思う)
式の係数のべき根の添加が、1のべき根添加を前提として、それは巡回拡大となり巡回群で特徴づけられるということは、ガウスは明確に意識していた。また、アーベルも分かっていた。

226:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
13/05/18 10:23:24.18
>>225
つづき

5次方程式の場合、根をa1,a2,a3,a4,a5、係数をA1,A2,A3,A4,A5として 
V1=A1a1+A2a2+A3a3+A4a4+A5a5
となる
係数は根の置換で異なる値をとるように定めるから、根a1,a2,a3,a4,a5の置換の数5!=120の異なる値になる (係数は有理数とする)
そこで、f(x)=(x-V1)(x-V2)・・・(x-V120)=0 という120次の方程式を考えることができる

この120次の方程式を解くことと、元の5次方程式を解くことは同じ(片方が解ければもう一方も解ける)
120次の方程式を考えることは、問題を難しくしているように見えるかも知れないが、そうでもない

つまり、120次の方程式を考えることは、問題の全体像、問題の構造が見えるようにしたという利点がある
120次の方程式、これは原論文にあるように、その係数は有理数になる
(理由:その係数は、V1,V2・・・V120の基本対称式。根a1,a2,a3,a4,a5の置換に対して、V1,V2・・・V120が入れ替わるだけなので、基本対称式は根a1,a2,a3,a4,a5の置換に対して不変。だから、有理数。)

有理数係数の120次の方程式f(x)=0に対して、補助方程式の根を添加して、数体を拡大してf(x)=0を因数分解する
それをガロアは考えたのだろう

f(x)=0を因数分解して、次数が下がった方程式をf1(x)=0として、同じことを繰り返して、最後に1次にまで下げると解けたとなる。下がる次数には制限があって、120の約数でなければならない(この話は教科書にあるだろう)
ガロアが理論を作ったときには、群論や体論は未完成だった。だから、このようなガロア分解式Vとそれから構成される120次の方程式とその因数分解を、体論の代わりに使った・・
そして、f1(x)=0に対する方程式の群を考えると、その群は5次の置換群の部分群になっている(正確には正規部分群となっている)

代数的解法とは、べき根添加による解法・・
そうやって、20才のガロアは自分の方程式論を構築して行ったのだろう・・

227:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
13/05/18 10:25:53.76
>>225-226
補足

こんな話は過去に書いたのだが、新スレになって年度も新しくなったので、再度書いてみた
なにかのご参考に

228:仙谷60
13/05/18 10:33:28.58
うるせぇ!!

229:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
13/05/18 14:14:50.19
じいさん、元気だな

230:あぼーん
あぼーん
あぼーん

231:132人目の素数さん
13/05/18 23:40:05.20
          __ノ)-'´ ̄ ̄`ー- 、_
        , '´  _. -‐'''"二ニニ=-`ヽ、
      /   /:::::; -‐''"        `ーノ
     /   /:::::/           \
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     |   |:::::/ /     |  | | | |  |
      |   |::/ / / |  | ||  | | ,ハ .| ,ハ|
      |   |/ / / /| ,ハノ| /|ノレ,ニ|ル' 
     |   |  | / / レ',二、レ′ ,ィイ|゙/   私は只の数ヲタなんかとは付き合わないわ。
.     |   \ ∠イ  ,イイ|    ,`-' |      頭が良くて数学が出来てかっこいい人。それが必要条件よ。
     |     l^,人|  ` `-'     ゝ  |        さらに Ann.of Math に論文書けば十分条件にもなるわよ。
      |      ` -'\       ー'  人          一番嫌いなのは論文数を増やすためにくだらない論文を書いて
    |        /(l     __/  ヽ、           良い論文の出版を遅らせるお馬鹿な人。
     |       (:::::`‐-、__  |::::`、     ヒニニヽ、         あなたの論文が Ann of Math に accept される確率は?
    |      / `‐-、::::::::::`‐-、::::\   /,ニニ、\            それとも最近は Inv. Math. の方が上かしら?
   |      |::::::::::::::::::|` -、:::::::,ヘ ̄|'、  ヒニ二、 \
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232:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
13/05/25 11:26:14.99
>>226
>係数は根の置換で異なる値をとるように定めるから、根a1,a2,a3,a4,a5の置換の数5!=120の異なる値になる (係数は有理数とする)
>そこで、f(x)=(x-V1)(x-V2)・・・(x-V120)=0 という120次の方程式を考えることができる
>120次の方程式、これは原論文にあるように、その係数は有理数になる
>(理由:その係数は、V1,V2・・・V120の基本対称式。根a1,a2,a3,a4,a5の置換に対して、V1,V2・・・V120が入れ替わるだけなので、基本対称式は根a1,a2,a3,a4,a5の置換に対して不変。だから、有理数。)
>有理数係数の120次の方程式f(x)=0に対して、補助方程式の根を添加して、数体を拡大してf(x)=0を因数分解する
>それをガロアは考えたのだろう

補足
f(x)=c1x+c2x^1+c3x~3・・・c120x^120 係数c1, c2, c3・・・c120 は有理数
有理数体に、なんらかの補助方程式の根を添加して、120次のf(x)を因数分解して、最後1次式まで因数分解すれば、方程式は解ける

元の方程式は5次に対し、f(x)は120次
一見問題を複雑にしたように見える
だが、実はそうではない
120次にすることで、根の置換がすべて見えるようになる
元の5次では見えなかったものを見えるようにした。そのために120次が必要だった
120は、対称群 S5の位数。つまり、対称群 S5の情報がすべてf(x)の120次に現れているとみることもできる。ガロアの当時体論は未完成。ガロアは120次のf(x)を体論の代用に使ったと思う

URLリンク(ja.wikipedia.org)
対称群

URLリンク(oshiete.goo.ne.jp)
「置換群」の語義には揺らぎがあり、
対称群の部分群を総称する場合と
対称群そのものを指す場合とがある。

233:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
13/06/07 23:29:30.27
これがなかなか面白い
URLリンク(www.amazon.co.jp)
大人のための数学勉強法 ― どんな問題も解ける10のアプローチ 永野 裕之

内容紹介
私に言わせれば「国語は得意だったけれど、数学(算数)は苦手だった」 というのは矛盾しています。
そしてそれは「私は数学の勉強方法を間違いました」とほぼ同意義です。
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「数学で躓かなければ人生が変わっていたのに……」と思ったことはないでしょうか?
あるいは、いま、数学ができなくて泣きそうな思いをしていないでしょうか?

数学は「向き・不向き」がはっきりと出る科目です。
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苦手な人も、数学の重要性はよく分かっています。
目標の大学に合格するために、公務員になるために、アナリスト試験に合格するために、様々な場面で数学の能力が試されます。努力をする意思はあるのです。
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そんな、元から数学が得意な人と同じやり方をしても、力はなかなか付きません。

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◎ノートの活用法
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◎重要な数学の概念
などを、多数のイラストや図解とともに伝えていきます。

また、本書の大きな特色の1つは、「どんな問題にも通じる10のアプローチ」です。
解法を暗記するのではなく、未知の問題に対してその場で自ら解法を導き出すために役立つ、伝家の宝刀的なアプローチを10個にまとめてあります。
このアプローチを使えば、ほとんどの数学の問題に対処することができるはずです(実際、本書では、東大理系の入試問題を「10のアプローチ」を使って解いていきます)。

本書が、できる限り多くの数学に悩む人の手に渡り、数学を好きになり、楽しめるようになる助けになることを祈ってやみません。

234:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
13/06/07 23:37:48.56
>>233
補足

”補助線の弾き方は「情報量」で判断する”
 ↓
たまたまの思いつきではなく、戦略的に引いた補助線


”平行線や垂線の補助線を引けば情報量が増える”
 ↓
それが分かっていて、「情報量を増やす」という明確な目的の上に補助線が引けるようになる
 ↓
情報量が増える補助線によって問題が解ける
 ↓
それは偶然ではなく、必然・・・


なるほど・・、目からウロコです・・

235:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
13/06/09 17:06:20.70
>>234
>たまたまの思いつきではなく、戦略的に引いた補助線

補足
個人的には、”思いつき”や”ひらめき”は大事だと思うんだよね
世の中の大きな進歩は、”思いつき”や”ひらめき”がもとになっていることが多い

だけど、戦略も大事だ

236:132人目の素数さん
13/06/28 09:35:37.05
物理学の大統一と数学のそれがアナロジー的に語られる場面をしばしば見聞き
するが、本質的に両者は通底するのか? 方便には腐臭が漂うのだが

237:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
13/06/28 22:31:25.84
>>236


>物理学の大統一と数学のそれがアナロジー的に語られる場面をしばしば見聞き
>するが、本質的に両者は通底するのか? 方便には腐臭が漂うのだが

経験則じゃないかな?
1.昔、ニュートン、オイラー、ガウスの時代は数学者と物理学者とが未分化だった時代がある
2.数学と物理の相互作用というのもある
  例えば、ニュートンの運動法則の必要から微分方程式とその解法が発達した
  例えば、熱伝導の方程式の解法からフーリエ級数フーリエ変換の理論が発展した
  ・・・
3.いま、数学が物理の大統一理論から刺激を受けている・・

238:132人目の素数さん
13/07/06 NY:AN:NY.AN
「アナロジー的に語られる」という詩的な表現をされてもちょっとわからないな。
そこを明確にしないと続いて語ろうとしても何を言えばいいのかわからない。

239:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
13/07/07 NY:AN:NY.AN
>>238
>何を言えばいいのかわからない。

何も言わなくて良いよ

ニュートン力学の大成功から、ラプラスの魔を考えたころ
人は、理性ですべてを解明できると夢想していた

しかし、自然はやはり人智を超えた面を見せてきた
21世紀の物理においても

一方で、人の知恵は、論理的あるいは数学的推論で、「物理的にはこうあるべき」という予測を的中させてきた(そういう人がノーベル賞)
それ以上の意味はないんだよ

それは過去そうだったということ。未来を保証するものではなく、理論的裏付けなどない
ただ、そう思った方が実り多い人生になるだろうと思うよ

240:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
13/08/18 NY:AN:NY.AN
どもです。スレ主です。暑い夏です。しばらくサボっていました。
ぼちぼちやりましょう。
下記を図書館で借りて読んでいます。

URLリンク(www.amazon.co.jp)
計算しない数学、計算する数学 ~ホントの数学は自分の中にある (知りたい!サイエンス) [単行本(ソフトカバー)]根上 生也/桜井 進 (著)

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学校で習った数学は苦手だけど、本当は数学はおもしろいんじゃないだろうか、と気づいている貴方には福音書となるはずです。

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登録情報 単行本(ソフトカバー): 200ページ 出版社: 技術評論社 (2007/9/29)

241:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
13/08/18 NY:AN:NY.AN
>>239
2ちゃんねる。天下のチラシの裏と言われる。公式には掲示板。落書き帳とも。
玉石混淆。読者も多種多様。年齢性別不詳の名無しさん。大人だと思って会話していたら、あるとき小学生だと分かったと笑い話。
早熟な小学生なら、ありえなくもない。

この数学板にどういう住人が来るのか不明だが。
単なる数学好きなのか、数学科に進んだ学生なのか、はたまた受験生なのか。

ところで、この本も数学科の厳しさを書いている。まあ、就職に厳しいのは、他の学科も同じでね。法学部の司法試験や、経営の公認会計士なども、高収入が保証されるというのは過去の話。
全般的に、日本の高学歴は冬の時代かも。と言って、21世紀では「高卒なんか学歴に入らない」と言われるのもまた事実で、高卒の就職率の低さは大卒以上。

数学科に限っていえば、数学でめしがくえるのは一握り。
数学プラスアルファを考えないとだめなんでしょうね、21世紀の日本では。

ではでは。

242:132人目の素数さん
13/09/03 15:56:30.26
/
 
 
お世話になります。
私、責任者の加茂と申します。以後、宜しくお願い致します。
URLリンク(www.karilun.com) 
 
浪速建設様の見解と致しましては、メールによる対応に関しましては
受付しないということで、当初より返信を行っていないようで、今後につい
てもメールや書面での対応は致しかねるというお答えでした。
 
このように現在まで6通のメールを送られたとのことですが、結果一度も
返信がないとう状況になっています。
 
 
私どものほうでも現在までのメール履歴は随時削除を致しております
ので実際に11通のメールを頂戴しているか不明なところであります。

弊社としましても今後メールでのやり取りを差し控えたく、浪速建設様
と同行の上でお会いさせていただきたい所存です。
 
URLリンク(rfi.a.la9.jp)
 
 URLリンク(homepage2.nifty.com)
 
 
/

243:132人目の素数さん
13/09/16 20:38:46.04
ほい

スレリンク(seiji板:407-412番)

244:132人目の素数さん
13/09/16 20:39:38.60
>>243


245:132人目の素数さん
13/09/16 21:22:27.97
通りすがりですが、
今日、都下某駅ビル内書店で
「ガロアの頂を踏む」
という書籍が特別展示コーナーに沢山並んでました。
ちょっと前にオイラーの公式を一から理解していく本が有名になりましたが、
その理解ガロア版のようです。
メジャーになっていくといいですね。

246:132人目の素数さん
13/09/17 02:15:43.96
佐藤幹夫は三流というコメントが、このスレッド中にありました。
そこで、わたしは次の質問を皆様又はあなた達にさせてください。

質問
 数学科を専攻している、又は専攻した人の観点から判断した場合に、
「佐藤幹夫は三流である。」という評価は正しい、又は妥当だと思いますか。

247:132人目の素数さん
13/09/17 02:25:17.84
わたしは、グロタンティークが著作者である図書を読みました。
その結果、わたしは、次の心証を得ました。
 心証:「グロタンディークは、ガロアがとても優れていると判断している。」
そこで、わたしは次の質問を皆様又はあなたにさせてください。
 質問:このわたしの心証は、間違いである、又は不完全であると思いますか。
 

248:132人目の素数さん
13/09/17 22:47:42.75
ガロアが優れてないと思ってる人はほぼいない

249:132人目の素数さん
13/09/18 02:17:54.91
>>248 欄様は、>>246-247について、どのように思いますか?
・ グロタンティークが著作者である図書をわたしが読んだ結果、
自らの主要な又は更に研究すべき仕事とグロタンディークが
位置付けた概要12個の研究課題のいくつかの出発点として
ガロアがあったという印象を受けました。

250:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
13/09/21 15:36:24.80
>>247
グロタンティークの著作名おしえて

>>249
>位置付けた概要12個の研究課題のいくつかの出発点として
>ガロアがあったという印象を受けました。

もう少しくわしく

251:132人目の素数さん
13/09/21 22:33:03.21
佐藤幹夫ってまだ数学やってんの?

252:狢 ◆yEy4lYsULH68
13/09/22 07:26:50.57
某数学板ってまだ馬鹿で溢れてんの?

ケケケ狢

253:132人目の素数さん
13/09/22 10:37:46.68
残念ながらご覧の通りですわ

254:狢 ◆yEy4lYsULH68
13/09/22 10:47:12.42
>>253
そうですね。でもソレは仕方が無いでしょう。日本人には責任という概念
が存在しないから、だから匿名であれば限りなく無責任な書き込みを平気
でしますからね。でもかつてみたいに名誉毀損や誹謗中傷で溢れ返ってる
という様な状態でもなさそうなのでね。

だからこのまま活気を失って、そして誰からも顧みられなくなれば、もう
ソレで良しとするべきでしょうね。



255:132人目の素数さん
13/10/02 11:16:47.45
>>245
その本の定理の証明の中に間違ってるのがあるらしい。

256:132人目の素数さん
13/10/03 16:33:14.56
>>255
間違いは正誤表ででているようです。
URLリンク(www.beret.co.jp)

257:狢 ◆yEy4lYsULH68
13/10/03 20:36:07.52


○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○

258:狢 ◆yEy4lYsULH68
13/10/03 21:31:53.82
アゲ狢

259:132人目の素数さん
13/10/04 00:12:19.65
まあ、間違いを見つけるのも勉強のうちではある

260:132人目の素数さん
13/10/05 23:46:03.69
>>246質問
 数学科を専攻している、又は専攻した人の観点から判断した場合に、
「佐藤幹夫は三流である。」という評価は正しい、又は妥当だと思いますか。


「佐藤幹夫は三流である。」と言う命題は偽でである。 したがってなに(どんな命題)をいっても
かまわないということになる。

261:仙谷60
13/10/06 08:57:58.92
>>260
うるせぇ馬鹿!!!

262:狢 ◆yEy4lYsULH68
13/10/06 09:01:43.73


○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○
○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●
●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○

263:狢 ◆yEy4lYsULH68
13/10/06 13:01:54.49
まあ、アゲときますかね。



264:狢 ◆yEy4lYsULH68
13/10/06 13:46:27.89
見張りは簡素化しませんとね。だから再度アゲますワ。



265:狢 ◆yEy4lYsULH68
13/10/06 14:18:26.66
コンビニに煙草を買いに出ますが、でもすぐに戻りますのでね。だから大丈夫なんですよ。



266:132人目の素数さん
13/10/06 14:27:33.29
神とは現象そのものであり、数学で表現可能。神は数学であると仮定するならば、数学を極め、未解決問題の解決することなどにより神を超えることはできますか?


どんな回答でもお待ちしてお ります。

補足:
神の定義は数学です。数学こそ神です。

267:狢 ◆yEy4lYsULH68
13/10/06 15:24:05.71
数学だけしとればええんじゃ、とはワシは言わへんのや。判るわナ。



268:狢 ◆yEy4lYsULH68
13/10/06 15:29:06.59
まあ確かに『自然言語処理は数学の範疇ではない』という考え方はアルのかも知れませんワ。

ケケケ狢

269:狢 ◆yEy4lYsULH68
13/10/06 15:52:25.84
馬鹿菌愚を始末するみたいに『長期戦で叩く』っちゅう遣り方かてアルさかい、まあエエやろ。
じっくりと時間を掛けて焼くんが、まあワシの遣り方っちゅう事や。

ケケケ狢

270:狢 ◆yEy4lYsULH68
13/10/06 16:36:38.06
そやし黙っとらへんのやったら今後時間を掛けてワシが始末スルだけやさかい、気楽にせえや。



271:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
13/10/20 06:01:46.35
私も買いました

URLリンク(blog.goo.ne.jp)
「ガロア理論の頂を踏む」 2013-09-19 00:02:14 | 日記 ナカナカピエロ おきらくごくらく
(抜粋)
「ガロア理論の頂を踏む」(石井俊全著)を遂に読了しました(祝)。感無量です。いままでもやもやしたものがすっきり分かりました。

数多あるガロア理論の本の中で、もっとも分かりやすく書かれた本です。
通常ガロア理論の本を読むと、必ず論理の飛躍があり、クエスチョンマークが浮かぶのが常々でしたが、この本は違います。
一切、論理の飛躍がありません。最初から最後まで、手を抜くことなく、徹頭徹尾丁寧に書かれています。

有理数多項式の性質を、例を多用しながら、丁寧に解剖していき、その性質が代数学の置換群、体、体の拡大などの概念に反映されていく様を、正に理科の実験のように見せてくれます。ここまで丁寧に解説してくれている本は他にありません。

実は少し斜め読みで読んでしまったのですが、改めてじっくりと読み返したいと思います。何回も読むことで代数学の本当の意味での基礎を学び習得できることができることと思います。

272:132人目の素数さん
13/10/20 06:44:17.80
もし読み返すなら、命題・定理を自分で証明してみては?
書いてある証明を読むのと、自分で書くのとでは大違い

273:132人目の素数さん
13/10/20 07:37:01.13
>>271
確かに読みやすい本ではある

274:132人目の素数さん
13/10/20 08:38:23.45
>>271
斜め読みしといて「論理の飛躍がありません」って何だそりゃ。
ケアレスミスを発見したら一転して貶す奴なんだろうな。

275:132人目の素数さん
13/11/07 12:33:54.74
もう少し整理できると外国にも売れる。可解群の部分とか。
でもこれ以上ページ数増やすと読む気なくなる人多数なので限界。
草場さんの本読んだんだ、対称群S5が可解群でないことの証明が明確だったのか?

276:132人目の素数さん
13/11/07 12:40:22.14
分離拡大と正規拡大の特徴づけが足りない。
ガロア理論の基本定理の記述が甘い。
可解群関連の議論が足りない。

でも、頑張ったほうだよ、これからの改訂版に期待。
某老数学者の書いた本なんてひどいよ。よほどバカなんだな、と思う。
整数論が専門であの記述はありえん。

277:132人目の素数さん
13/11/07 12:49:32.52
>>276
足りない方は敢えてそうしたのでしょう。
何も考えずにネタ本を引き写してればそういうことにはならないし。

278:132人目の素数さん
13/11/07 12:49:53.95
(有限)群論に関し、どれをどこまで詳しく書くかは腕の見せ所。
対称群、可解群、(準)同型定理、コーシーの定理、シローの定理
、ジョルダンーヘルダーの定理、などなど。
分かり始めると非常に面白いのだが、論理的にしか把握できてないと
呪文のように見えて理解が進まない。

279:132人目の素数さん
13/11/07 13:03:53.30
>>277 何を書かないかは著者の自由。それは十分承知。
工夫や苦労のあとは十分見える。それは不足分を上回る。

次に同じテーマで売れる本を書くつもりなら、この本のメリットデメリット
を研究してからそれを反映しつつ書けば売れるかも。

280:132人目の素数さん
13/11/07 13:22:37.73
数学書あるある

増補すると詰まらなくなる

281:132人目の素数さん
13/11/07 13:36:25.23
おっと解析概論の悪口はそれまでだ

282:132人目の素数さん
13/11/08 00:43:41.61
ガロア理論入門書にそこまで群論要るかねえ
群論書買えって言われそう

283:132人目の素数さん
13/11/09 09:56:59.04
ガロア理論入門には、群論(と言われる部分)はほとんど要らない。
でも、応用とかを考えると群論の広く深い知識と経験が必要になる。
有限群だけでもまじめにやれば数年必要だろう。
鈴木本上下読んでそう思った。baby monsterすら手なずけられない。

284:132人目の素数さん
13/11/09 14:27:18.16
草場さんの本読んだが、他の本と比較して特別分かりやすかったとは思わない。
しいて言えば、最初が易しい、ページ数が少ないところかな。
ダメな本ではないよ、もちろん。

285:132人目の素数さん
13/12/11 07:04:47.28
鯖が落ちていたのか? DAT落ちと出たので慌てたよ

286:132人目の素数さん
13/12/15 15:53:28.14
なぜ、ミハイル・グロモフはフィールズ賞を受賞できなかったのですか。
他方、アラン・コンヌはフィールズ賞を受賞しました。

287:132人目の素数さん
13/12/15 20:02:07.95
1.現代的ガロア理論の本を一冊読む。

2.それを自分で再構成してみる。

3.他のガロア理論解説本を読む。

4.ガロア理論ミニマムを整理してみる。

5.代数方程式とガロア理論の関係を整理する。

6.(将来)再度ガロア理論を勉強するための手順を残す

これで、やっとガロア理論の勉強終了。

288:132人目の素数さん
13/12/16 00:09:09.55
>>287
もちろんこの基準に従う必要はない。

289:132人目の素数さん
13/12/16 00:34:04.39
それ終了じゃなくてはじめの一歩

290:132人目の素数さん
13/12/16 23:49:27.98
>>1はまだ生きてたのか

291:132人目の素数さん
13/12/18 22:25:50.41
係数体上の代数拡大体の自己同型は、その代数方程式の解の置換操作を定める

292:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/01/01 10:39:16.75
新年おねでとうございます
もちろん、>>1は生きています

今年は、そろそろ望月ABCの正否が(もちろん正を希望しています)そろそろはっきりしてくるかなと期待しています
Inter-universal geometry と ABC予想 2
スレリンク(math板)

293:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/01/01 20:23:32.18
>>292
訂正

新年おねでとうございます
 ↓
新年おめでとうございます

おとそで酔ってますね

さて、旧聞ですが
URLリンク(itpro.nikkeibp.co.jp)
日経ソフトウエア 2014年2月号
2013年10大ニュース No.9 「灘校パソコン部が圏論で注目を集める」

URLリンク(www.npca.jp)
2013年部誌文化祭号
圏論によるプログラミングと論理 (PDF)

URLリンク(togetter.com)
2013年文化祭二日目 灘校パソコン研究部まとめ 2013-05-03

294:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/01/03 NY:AN:NY.AN
これ、なかなか面白かった

URLリンク(bookclub.kodansha.co.jp)
大栗先生の超弦理論入門
九次元世界にあった究極の理論
著者: 大栗博司
発行年月日:2013/08/20

内容紹介「空間」とは幻想だった
「九次元」がわかる快感! 次元が「消える」衝撃!
ベストセラー『重力とは何か』の著者があなたの世界観を根底から覆します!

私たちは「どこ」に存在しているのか?
物質の基本は「点」ではなく「ひも」とする超弦理論によって、ニュートンの力学、アインシュタインの相対性理論に続く時空概念の「第三の革命」が始まった。
現代物理学における究極のテーマ「重力理論と量子力学の統合」にはなぜ「ひも」が必要なのか?
「空間が九次元」とはどういうことか?
類のない平易な説明の先に待ち受ける「空間は幻想」という衝撃の結論!

目次はじめに
第1章 なぜ「点」ではいけないのか
第2章 もはや問題の先送りはできない
第3章 「弦理論」から「超弦理論」へ
第4章 なぜ九次元なのか
第5章 力の統一原理
第6章 第一次超弦理論革命
第7章 トポロジカルな弦理論
第8章 第二次超弦理論革命
第9章 空間は幻想である
第10章 時間は幻想か

295:132人目の素数さん
14/01/09 22:18:52.05
既出で、下記で読んだけど

Inter-universal geometry と ABC予想 2
スレリンク(math板)

URLリンク(www.kurims.kyoto-u.ac.jp)
・IUTeichの検証活動に関する報告(2013年12月現在)
URLリンク(www.kurims.kyoto-u.ac.jp)

があるね

296:132人目の素数さん
14/01/09 22:28:57.91
山下剛氏にチェックしてもらって、数百件の指摘をもらって修正したと
こういう話を読むと、望月数学は、証明は細かい論理の積み上げで成り立っているが、バックグラウンドには大きな構想と哲学があるという気が宇する

大きな構想と哲学で証明のあらすじから作って
細かいところは後から手直しだと

297:132人目の素数さん
14/01/10 00:04:45.53
大きな構想と哲学で証明のあらすじから作って
細かいところに後から手直しできない欠陥が見つかる

298:132人目の素数さん
14/01/10 15:09:18.30
新しいことをやる時にはどちらもよくある話

299:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/01/11 13:26:39.07
>>297-298
乙す

思うに、一人の人間の中では
大きな構想と哲学で証明のあらすじから作って→細かいところは後から手直し→手直し可 or 否

一方
証明は細かい論理の積み上げ→複数の人が個別に行う→ここまでは確かだ→その上にさらに一歩を積む

ABC予想にしても、望月が予想から証明までの全てを行ったわけではない
かつチェックは、細かい論理の積み上げで行う

だか、錯覚してはいけない
大きな構想と哲学で証明のあらすじがあるということを忘れてはいけない

300:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/01/12 10:03:41.39
これ分かりやすいと思った

URLリンク(www.isigas.com)
これで解決!シリーズ 大学数学 - 複素積分

301:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/01/19 09:34:06.39
>>294
大栗博司先生
これはいいね 何度も読んでいる
P217のコラム 「21世紀の数学は超弦理論になる!」
という数学と物理との対応というか相互作用

例えば、20世紀の数学は、アインシュタインの相対性理論や量子力学にも影響を受けて発展してきた
アインシュタインの相対性理論に使われた数学が、テンソル解析だった
でも、本質は多様体。つまり、ニュートンあるいはそれ以前から人間が直感的に把握していた
世界は3次元のユークリッド空間 (URLリンク(ja.wikipedia.org) )+1次元の時間という概念をぶち壊した。宇宙は非ユークリッドの多様体だと

ここから、ケーラー多様体とかいろいろ。URLリンク(ja.wikipedia.org)
(ケーラー多様体は、リッチテンソルが計量テンソルに比例する、つまりある定数 λ に対し R = \lambda g である場合に、ケーラー形式と計量を ケーラー・アインシュタイン (あるいはときにはアインシュタイン・ケーラー)と呼ぶ。
この命名はアインシュタインの宇宙定数について考えたことにちなむ。さらに詳しくはアインシュタイン多様体(英語版)の項目を参照のこと。)
小平先生もここらの研究でしたか? URLリンク(ja.wikipedia.org) 1938年同学科卒業後、同大学物理学科入学。1944年東京帝国大学物理学科助教授に就任。物理もやっていた?
それが発展して、カラビ-ヤウ多様体へ URLリンク(ja.wikipedia.org)

一方、量子力学は、シュレージンガー方程式をベースにした偏微分方程式が使われた
偏微分方程式自身は、19世紀からあったが、ディラックがデルタ関数を使った (ディラックのデルタ関数 URLリンク(ja.wikipedia.org)
これを使ってシュワルツという人が、超関数 (distribution) URLリンク(ja.wikipedia.org) を考えた
それに刺激されて、佐藤もなにか考えた URLリンク(www.iis.it-hiroshima.ac.jp)

302:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/01/19 11:13:19.58
>>301 つづき

で、物理からの刺激を受けて発展してきた数学の多様体理論や群論やその他大勢の集大成の結果の
超弦理論 URLリンク(ja.wikipedia.org) AdS/CFT対応 URLリンク(ja.wikipedia.org)
双対性の有益さの大半は、強弱双対性から来ている。つまり、場の量子論が強い相互作用である場合に、重力理論の側は弱い相互作用であるので、数学的に取り扱い易くなっている。
強結合の理論を強弱対称性により数学的に扱い易い弱結合の理論に変換することにより、原子核物理学や物性物理学での多くの研究に使われてきている。
(引用おわり)

物理や工学で便利に使われる数学的テクニックが、純粋数学に影響を与えるとか、その逆も多い
ヤングミルズが、4次元空間の解析に使われたとか  (1982年に四次元ユークリッド空間において異種微分構造が存在することを、Yang-Millsゲージ理論を用いて示し、当時の数学界に衝撃を与えた。この業績により1986年にフィールズ賞を受賞した。
URLリンク(ja.wikipedia.org)

3次元ポアンカレ予想のペレルマンによる解決
URLリンク(ja.wikipedia.org)
ペレルマンは微分幾何学と物理学の手法を使って解いてみせた。証明には熱量・エントロピーなどの物理的な用語が登場する。(注:ペレルマンが物理的概念と思考を習得していて、それを適用した)

サイバーグ・ウィッテン
URLリンク(ja.wikipedia.org)
位相的場の理論もしくは位相場理論あるいはTQFTは、位相不変量を計算する場の量子論
TQFTは物理学者により開拓されたにもかかわらず、数学的にも興味を持たれていて、結び目理論や代数トポロジーの4次元多様体の理論や代数幾何学のモジュライ空間の理論という他のものにも関係している
サイモン・ドナルドソン, ヴォーン・ジョーンズ, エドワード・ウィッテン, や マキシム・コンツェビッチ は皆、フィールズ賞 をとり、位相的場の理論に関連した仕事を行っている
位相的場の理論は、凝縮状態や他の強相関量子液体状態に有効

303:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/01/19 11:26:07.61
つづき
大栗博司先生
P181に京大数理研で佐藤幹夫所長時代に在籍したいという
「朝起きた時に,きょうも一日数学をやるぞと思ってるようでは,とてもものにならない。数学を考えながら,いつのまにか眠り,朝,目が覚めたときは既に数学の世界に入っていなければならない。」>>105
が、書かれている

ともかくも>>301-302のような事情から
「21世紀の数学は超弦理論になる!」に同意という感じです

そういう意味では分かりやすい時代になったなと

304:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/01/19 12:34:38.36
ああ、分かりやすいという意味は、数学と物理の関係

超弦理論の基礎になる数学は、どれだけになるのだろうか
逆に、超弦理論を学ぶことで、それらの数学を知ることになる

305:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/01/19 15:45:53.79
下記が参考になるだろう

URLリンク(www.nikkei.com)
理論物理学では、位相的弦理論(いそうてきげんりろん、英: topological string theory) は弦理論の単純化されたバージョンである。
位相的弦理論の作用素は、ある個数の超対称性を保存する(物理的に)完全な弦理論の作用素の代数を表わす。位相的弦理論は通常の弦理論の世界面(英語版)を位相的にツイストすることで得られる。
ツイストされると、作用素は異なるスピンを与えられる.この操作は関連する概念である位相場理論の構成の類似物である.結局、位相的弦理論は局所的な自由度を持たない。

位相的弦理論には2つの主要なバージョンがあり、ひとつは位相的A-モデルであり、もうひとつは位相的B-モデルである。
一般的に位相的弦理論の計算の結果は、完全な弦理論の時空の量の中の超対称性により保存される値、
正則な量をエンコードしている.位相弦の様々な計算はチャーン・サイモンズ理論、グロモフ・ウィッテン不変量(Gromov?Witten invariant)、ミラー対称性、ラングランズプログラムやその他、多くのトピックに密接に関連している。

位相的弦理論は、エドワード・ウィッテンやカムラン・ヴァッファなどの物理学者により確立され研究されている。

306:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/01/19 18:26:58.45
>>305
訂正
URLが違っていた (まあ、健康には気をつけて下さい)

URLリンク(ja.wikipedia.org)
位相的弦理論

307:132人目の素数さん
14/01/19 21:20:17.90
ど素人の知ったかくどいわ

308:132人目の素数さん
14/01/19 21:44:24.35
>>294をふまえると>>181-182はどうなるの?
>>181-182は妄想狂の幻想だったってこと?

309:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/01/20 22:59:35.94
>>308
なにをどう誤解しているんだろうか?

カントール連続体濃度理論というのは数学的概念でしょ? その数学的概念と物理のビッグバンと 数学概念 VS 物理的存在 という対応の一例
いまでもそれで良いと自分は思うよ

仮に、今世紀の終わりころに、超弦理論が進展して、プランクサイズの考え得る微小な空間が、ビッグバンからインフレーションを経て137億年の宇宙形成を説明できるところまで発展したとして
上記のカントール連続体濃度理論に対応する物理の対応物が宇宙生成理論であるということは、それで良いと自分は思うよ

310:132人目の素数さん
14/02/05 06:10:01.33
こんなのが

Inter-universal geometry と ABC予想 2
スレリンク(math板:383番)
URLリンク(www.mathsoc.jp)

これは下記からだ
第58回代数学シンポジウム(報告集)
日程: 2013年8月26日(月)-- 8月29日(木)
プログラムおよびPDFファイル

8月28日(水) 代数幾何
09:45 - 10:45 加藤和也(シカゴ大) (*) Motive のheight と、Hodge 理論、p 進Hodge 理論 (pdf file)

ついでに
11:00 - 12:00 大栗博司(カリフォルニア工大、東大IPMU) (*) 超弦理論の見地からミラー対称性のような現象がどのように現れるか

311:132人目の素数さん
14/02/05 06:30:50.25
>>310
加藤和也氏の資料の中でも、大栗博司氏の講演に触れている箇所がある

312:132人目の素数さん
14/02/05 06:34:33.10
>>310
加藤和也氏の資料の中に、下記の紹介がある

URLリンク(www.math.tohoku.ac.jp)
山崎隆雄 邦文文章
非専門家向けの文章
フェルマー予想とabc予想.
数学セミナー2010年12月号. (補足 pdf.) URLリンク(www.math.tohoku.ac.jp)
フェルマー予想とabc予想. pdf / dvi URLリンク(www.math.tohoku.ac.jp)
2008年度JMO夏季セミナーの講義ノート.2010年改訂. (補足 pdf.)

313:132人目の素数さん
14/02/12 06:10:11.15
École normale supérieure でガロア理論を学ばないか?
2/3に始まってた。

Introduction à la théorie de Galois
URLリンク(www.coursera.org)

フランス語だからなかなか(相当/まったく)厳しいものがあるけどw

314:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/02/15 17:36:10.40

いま、web翻訳で仏→英が結構使える。対訳されるから、おかしい訳も原文参照が容易
URLリンク(translate.google.co.jp)

URLリンク(www.coursera.org)
Course Syllabus

1 Introduction: description of the problem and some results on polynomials of one variable as heating.
2 Extensions body : algebraicity , algebraically closed , Lemma primitive element.
3 Minimal polynomial , combined elements.
4 Finite : Frobenius automorphisms , extensions of finite fields.
5 Group theory I: basic results , order of an element , Lagrange's theorem .
6 Galois : Lemma Artin , Galois groups , Galois .
7 Group Theory II: solvable groups , non solvability of the symmetric group Sn for n greater than or equal to 5.
8 Cyclotomy I: General cyclotomic extension, Kummer theory
9 Theorems of solvability of Galois : test solvability theorem, Galois degree p
10 Reduction mod p : calculating Galois groups of polynomials with integer coefficients by reduction modulo p
11 Supplements : cyclotomy Q ( through the reduction modulo p) and other applications

315:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/02/15 17:37:06.21
Extensions bodyは、拡大体か

316:132人目の素数さん
14/02/15 17:39:15.08
仏語もできないクズが代数などやらんでよろし

317:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/02/15 20:51:40.24
数学に国籍があったかね?
そもそも、戦前は代数の中心は独だった

318:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/02/22 11:00:51.88
リッチフローと幾何化予想 小林亮一 著 を読んでいる
もう十年ほど前になるが、ポアンカレ予想が解決された

URLリンク(mathsoc.jp)
書評 リッチフローと幾何化予想 小林亮一 著,培風館数理物理学シリーズ5,2011 年 大阪大学大学院理学研究科 満渕俊樹

URLリンク(www.math.nagoya-u.ac.jp)
ポアンカレ予想はいかにして解決されたか 小林亮一 名古屋大学 201210

URLリンク(www.math.tohoku.ac.jp)
リッチフローの基礎と三次元多様体の幾何学化 戸田正人 20050607

URLリンク(gascon.cocolog-nifty.com)
2007年12月10日 (月) ■漫画でわかるポアンカレ予想

319:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/02/22 11:06:00.36
幾何化予想は、3次元ポアンカレ予想を含む

URLリンク(ja.wikipedia.org)
幾何化予想(きかかよそう、Geometrization conjecture)は、1982年にアメリカの数学者ウィリアム・サーストンによって提出された「コンパクト3次元多様体は、幾何構造を持つ8つの部分多様体に分解される」という命題。
位相幾何学と微分幾何学を結びつけるものでありミレニアム懸賞問題にも挙げられていたポアンカレの予想問題の解法の過程として思いつかれた。
2003年、グリゴリー・ペレルマンによるリッチフロー(Ricci flow)を用いた証明が示され、現在ではその証明が基本的に正しいものとされている。これにより、およそ100年にわたり未解決だった3次元ポアンカレ予想が証明されることになった。

概説
2次元多様体では3種類の幾何構造(ユークリッド構造、ロバチェフスキー構造、リーマン構造)が考えられ、
全ての2次元多様体はこの内1つを自然な幾何構造として持つというのは良く知られた事実であった[1]が
3次元多様体は自由度が高すぎるため一般には自然な幾何構造は持たせることはできないと考えられていた(実際これは正しい)。

これに対しウィリアム・サーストンは3次元の多様体上の自然な幾何構造というものを新たに定義しそれに基づけば8種類の幾何構造を考えられることを示した。
これらには2次元にも存在する3種類の幾何構造と2次元の円筒に対応する球面及び双曲面と線分の積空間のもつ構造(円周と線分の積空間である2次元多様体、円筒は2次元ユークリッド構造をもつ。
また、平面と線分の積空間は3次元ユークリッド構造を持つ)、及び2次の実特殊線形群(双曲平面の変換群)の普遍被覆空間(なお、球面の変換群の普遍被覆空間は3次元球面)
及びニルとソルと呼ばれる、合わせて3つの、2次元と1次元の多様体の単純な積では構成できない特殊な幾何構造がある。
サーストンの幾何化予想とは全ての3次元多様体はこれらのいずれかの幾何構造を持つ幾つかの部分多様体に分解できるというものである[2]。

320:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/02/22 11:19:07.73
ポアンカレ予想解決の陰に、多数の廃人がいただろう
クリストス・パパキリアコブーロス博士の話は有名だ。パパは「もしも、ポアンカレ予想が解けたなら、ギリシャに戻り、結婚できるかもしれない」と友人にもらしていたという。
ウルフガング・ハーケン博士は、ハーケン多様体にその名を残す

URLリンク(gascon.cocolog-nifty.com)
2007年12月10日 (月) ■漫画でわかるポアンカレ予想

 1950年代、ふたりの数学者が「ポアンカレ予想」の謎をめぐり、熾烈な戦いを繰り広げていた。
クリストス・パパキリアコブーロス博士(以下、パパと記す)とウルフガング・ハーケン博士だ。お互い、「ポアンカレ予想」を解いたと発表しては、その誤りが見つかるといったことの繰り返しで、一進一退、ますます深みにはまっていった。

 パパは「ポアンカレ予想」の研究のためにすべての時間を使い、人前に出ることも少なかった。パパは「もしも、ポアンカレ予想が解けたなら、ギリシャに戻り、結婚できるかもしれない」と友人にもらしていたという。
しかし、ふたりの対決は突然終止符を打つ。パパが癌のため逝ってしまったのだ。彼の自宅からは、膨大なポアンカレ予想に関する遺稿が見つかる。パパさん、かわいそうね。

 いっぽうのウルフガング・ハーケン博士は、パパの死後、40年間も「ポアンカレ予想」に取り憑かれていた。家族は博士のことを「ポアンカレ病患者」と呼んでひやかしたそうだ。
「今、お父さんはポアンカレ病に患っているから話もできない」と。
でも、それがよかったと博士は言う。もしも、家族が「お父さんの研究は人類史上、とても重要なことなんだ」などと言っていたら、ますます追い込まれていただろうと。
家族のさりげない言葉が日常の世界へ連れ戻してくれたと。ハーケン博士のハゲ頭(失礼)の上に子供(たぶん、孫?)がおもちゃを乗せて、遊んでいる光景がほほえましかった。

321:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/02/22 11:24:13.83
ウルフガング・ハーケン博士は、四色問題にシフトし、これを解決した。1976年のこと

URLリンク(ja.wikipedia.org)
いかなる地図も、隣接する領域が異なる色になるように塗るには4色あれば十分だという定理である。
解決前は四色問題と呼ばれており、未解決の期間が長かったため現在でも四色問題と呼ばれることがある。

1976年にケネス・アッペル (Kenneth Appel) とヴォルフガング・ハーケン (Wolfgang Haken) は、「放電」と呼ばれる手続きを考案し、1405個の不可避集合に対してコンピュータを利用した演算を行った結果、四色定理を証明するに至った[1][2][3]。
当初は、あまりに複雑なプログラムのため他人による検証が困難であることや、ハードウェアおよびプログラムのバグの可能性を考慮して、この証明を疑問視する声があった。
その後、1996年にニール・ロバートソン (Neil Robertson) らによりアルゴリズムやプログラムの改良が行われ、より簡易な手法(従来の放電手続きよりシンプルな放電手続きを考案し、不可避集合の数を1405個から633個に抑えた)による再証明が行われた[4]。
更に、2004年にはジョルジュ・ゴンティエ (Georges Gonthier) が定理証明支援系言語であるCoqを用いて、よりシンプルな証明を行った[5]。その結果、現在では四色問題の解決を否定する専門家はいなくなっている。

四色定理は実用的には地図作製だけでなく、携帯電話の基地局配置にも応用されている。周波数の同じ電波同士で混信してしまうFDMA・TDMA方式の携帯電話システムでは、隣接する基地局同士に同じ周波数を割り当てないように、配慮している。

322:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/02/22 11:26:23.33
さて、リッチフローとは何ですか?

URLリンク(blogs.yahoo.co.jp)
リッチフローは栄えるか 2010/7/6(火)

今までに理学や工学をかじってきて、微分幾何学と位相幾何学の中間に当たるツールがあると
便利なのにと思ったことがしばしばありました。微分幾何学は数値解析の精度向上には便利なので
すが、数値が多すぎて理論考察や本質探査には猥雑過ぎます。他方位相幾何学は、本質はつかみ
やすいのですが、特に工学では、そこまで「きれいな」本質などそうそうなく、結局は使いにくいのです。

それに現状位相幾何は、幾何とは言いながらホモロジー群等を用いて代数的に解く場合がほと
んどで、義務教育の幾何のように補助線を引いて幾何的に解くものではないので、勢い「すり抜け
落ちる」幾何的本質があまりにも多く、かつ議論や定理が実用にならないほど高次元に行きがちです。
複素多様体が多いことも、このツールを現実から遠ざけています(ケーラー多様体等)。

そこで私が今、「ひょっとして使えないか」とひそかに期待し始めたのが「リッチフロー」です。リッチ
フローはペレリマンがトポロジー(位相数学)の難問である「ポアンカレの補題」を解くのに用いた、
微分幾何学のツールです:
URLリンク(blogs.yahoo.co.jp)

上記のブログ記事でも解説しましたが、リッチフローはリッチ曲率の変化のトレースです。リッチ曲率は
テンソルですから、リッチフローは一番位相幾何に近い、「集約された」微分幾何ツールと見ることが
出来ます。この観点からは、リッチフローが微分幾何と位相幾何(トポロジー)の間にあると言えます。
もしかしたら微分幾何と位相幾何の大きな「溝」を埋めてくれるかもしれません。

問うべきポイントは2つあります。第1に「リッチフローは使いやすいか」、第2に「リッチフローは幾何的
性質をどれだけ鮮やかに代表してくれるか」です。

323:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/02/22 11:35:13.95
従来の伝統的トポロジーだけでは解けなかった。それはいまでも、そうみたいだ
四色問題に同じ
いずれエレガントな解法(コンピュータを使った力づくの1000近くの場合分けを調べ尽くす手法でなく)が、と言われた

URLリンク(ja.wikipedia.org)
ほとんどの数学者がトポロジーを使ってポアンカレ予想を解こうとしたのに対し、ペレルマンは微分幾何学と物理学の手法を使って解いてみせた。
そのため、解の説明を求められてアメリカの壇上に立ったペレルマンの解説を聞いた数学者たちは、「まず、ポアンカレ予想を解かれたことに落胆し、
それがトポロジーではなく微分幾何学を使って解かれたことに落胆し、
そして、その解の解説がまったく理解できないことに落胆した」という[1]。なお、証明には熱量・エントロピーなどの物理的な用語が登場する。

2006年8月22日、スペインのマドリードで催された国際数学者会議の開会式においてペレルマンに対しフィールズ賞が授与された。ただし、本人はこれを辞退した。
2006年12月22日、アメリカの科学誌「サイエンス」で科学的成果の年間トップ10が発表され、その第1位に「ポアンカレ予想の解決」が選ばれた[2][3]。

URLリンク(ja.wikipedia.org)
この予想の解決に大きな役割を担ったのはリチャード・S・ハミルトンが導入したリッチフローという偏微分方程式である。
これはもともとハミルトンが熱伝導を記述するために考案したものだがシン=トゥン・ヤウが幾何化予想解決につながると考えハミルトンに研究を促したもので、
19世紀の数学者グレゴリオ・リッチ=クルバストロの名を冠するのは彼が自分の弟子のトゥーリオ・レヴィ=チヴィタと共に書いた論文で導入したことに由来する、リッチフローは以後数学のみならず物理学まで広く使われることになるテンソルの概念を基盤としている。

リッチフローは前述の通りもともと熱伝導を表すもので金融理論の有名な方程式であるブラック-ショールズ方程式とも近いものだが、ハミルトンとヤウのアイディアはこれを用いて多様体の曲率を表そうというものである。
しかし曲率は熱と比べて非常に複雑な対象である[3]。ハミルトンはどんな滑らかな多様体でもリッチフローを持つことを証明した。

324:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/02/22 12:04:25.29
>>316-317
さて、本題は”仏語もできないクズが代数などやらんでよろし”について

1.まず、”代数などやらんでよろし”:? だれに向かっての発言? おそらく代数研究者(大学院以上の)に対してだろうが、そんな人がここにいるのかどうか
2.学生に対してなら、仏語もやればよろしいでしょ? 仏語と言っても、数学用語は用語辞典があれば間に合うし、それが分かれば数式と記号の部分は仏語を意識することもない
3.地の文は、Google翻訳でも使えばなんとか当座のしのぎにはなるだろう。それやっているうちに覚える。仏語会話は、きれいな教師のいる教室にでも通って、留学を目的に語学に励めば良い

325:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/02/22 12:13:54.41
さて、代数とはなんですか?

URLリンク(ja.wikipedia.org)
代数学(だいすうがく、algebra)は数学の一分野で、「代数」 の名の通り数の代わりに文字を用いて方程式の解法を研究する学問として始まった。その意味では代数学という命名は正鵠を射ている。
しかし19世紀以降の現代数学においては、ヒルベルトの公理主義やブルバキスタイルに見られるように、代数学はその範囲を大きく広げているため、「数の代わりに文字を用いる数学」や「方程式の解法の学問」という理解の仕方は必ずしも適当ではない。
現代数学においては、方程式の研究は方程式論(代数方程式論)という代数学の古典的一分野として捉えられている。現在は代数学と言えば以下の抽象代数学をさすのが普通である。

現代代数学は、一般的に代数系を研究する学問分野であると捉えられている。以下に示す代数学の諸分野の名に現れる半群・群・環・多元環(代数)・体・束は代数系がもつ代表的な代数的構造である。
群・環・多元環・体の理論はガロアによる代数方程式の解法の研究などに起源があり、束論はブールによる論理学の数学的研究などに起源がある。 半群は、群・環・多元環・体・束に共通する最も原始的な構造である。

現代日本の大学では、1, 2 年次に微分積分学と並んで、行列論を含む線型代数学を教えるが、線型代数学は線型空間という代数系を対象とすると共に、半群・群・環・多元環・体と密接に関連し、集合論を介して、また公理論であるために論理学を介して、束とも繋がっている。
現代ではまた、代数学的な考え方が解析学・幾何学等にも浸透し、数学の代数化が各方面で進んでいる。ゆえに、代数学は数学の諸分野に共通言語を提供する役割もあるといえる。

代数学の諸分野
半群論
群論
環論
体論
線型代数学(線形代数学)
多元環論(cf.リー環論)
束論
代数的整数論(cf.解析的整数論)
不変式論
保型形式論
→ 表現論、調和解析
可換環論 → 代数幾何学

326:132人目の素数さん
14/02/22 12:51:31.41
>>325
半群論、群論、リー環論、不変式論は、表現論或いは調和解析と
モロにかかわっており、微妙に代数とは違うような。
むしろ、代数や幾何、解析と交錯する分野と考えた方がよさそうな。

327:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/02/22 12:59:15.17
なんのために?

URLリンク(mathsoc.jp)
「数学通信」第9巻第2号目次 2004
URLリンク(mathsoc.jp)
《市民講演会》「数学が何の役に立つの?」と言われているが 講師:佐々木建昭(筑波大学数学系)

私の話の内容は大きく分けて二つです。
一つは「数学とは強力無比な思考的武器である」こと。このことを相対性理論を例に説明します。
もう一つは「数学とはハイテク製品における巧妙無比な理論的部分である」こと。このことを現代暗号を例に説明します。

328:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/02/22 13:00:05.68
>>326
乙す!

329:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/02/22 13:08:04.41
なんのために?を深掘りすると

1.多くの人は、「数学とは強力無比な思考的武器」だと
2.少数の研究者と称する人:新しい武器開発。あるいは、xx予想などを解決する、その途中で新しい武器ができる場合が多い

と二分されるだろうか

そして、多くの1に属する人には、仏語なんか不要だと
2に属する人で、仏人といっしょに新しい武器開発するとか、仏学会やシンポに行って発表するとかお話するとか、そういう人は仏語やってください

が、必須なのかどうか? 2に属する人に対しても、そこは大いに疑問だと思う

330:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/02/22 13:09:27.72
ということで、結論は仏語必須とかあまり難しく考えずに、もっと気楽に考えた方が良いでしょう

331:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/02/22 13:19:16.89
>>323
>従来の伝統的トポロジーだけでは解けなかった。それはいまでも、そうみたいだ
>四色問題に同じ

ここで言いたかったことは、代数=仏語みたいに決めつけない方が良いんじゃないのかと
代数といっても、伝統的な代数の手法で解けと問題や予想が設定されているわけじゃない

解析的手法を使っても良い
そう考えてくると、代数の意味があいまいなんだし、狭く考えて代数=仏語みたいに視野狭窄はおかしいだろう

332:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/02/22 15:05:56.55
こんなのもある
「チャーン(陳省身)先生を偲んで」:”ガウス-ボンネの定理,Chern類の発見等により,それまでの孤立した小域の微分幾何がトポロジー等と関係した大域の微分幾何に変貌しつつあり,魅力ある分野になってきた時期に当たり,多数の若い数学者が参加したのであろう.”

これが代数で、あれが幾何、あっちが解析だ?
そう固定的に考えるのは、数学的ではないだろう

URLリンク(mathsoc.jp)
「数学通信」第10巻第3号目次
URLリンク(mathsoc.jp)
チャーン(陳省身)先生を偲んで 小林 昭七

1956年夏3週間,アメリカ数学会の微分幾何研究会がシアトルで催された.
組織委員はAllendoerfer, Busemann, Chern, Samelson. Busemannは50過ぎだったが,他の3人は40代.一番若かったSamelson以外の3人は今や故人である.
多数の参加者の中から覚えているだけ書いてみると,Ambrose, Auslander,Boothby, Calabi, Eells, Kostant, Rauch, Singer, H.C.Wang, Yano,....
矢野先生以外の参加者は皆20代,30代だったと思う.
ガウス-ボンネの定理,Chern類の発見等により,それまでの孤立した小域の微分幾何がトポロジー等と関係した大域の微分幾何に変貌しつつあり,魅力ある分野になってきた時期に当たり,多数の若い数学者が参加したのであろう.

カラビの定理がカラビ予想に変わったのも,この研究集会の最中だった.
隣の席に座っていたカラビが,レフシェッツの70歳記念シンポジュウムの本に出す論文の校正をしていてどうも証明が不完全なようだが本文を変えるには遅過ぎるから終わりの方に訂正文を付けるより仕方がないと言っていた.
いつも明るい彼は,別に困ったような顔もせず,そう言いながら,にこにこしていた.
あの当時,微分幾何の人は,一般にカラビ予想を信じていたが,小平先生のように代数幾何の人は,先を読んで,カラビ予想から余りにもいろいろな事が分かるので,一寸話しが上手過ぎるのではないかと懐疑的だった.

バークレー時代の先生には複素解析写像,極小部分多様体の論文が多い.特性類の面では数理物理でも使われるChern-Simons不変量を導入されている.

333:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/02/22 21:38:00.45
>>323
>ペレルマンは微分幾何学と物理学の手法を使って解いてみせた。
>なお、証明には熱量・エントロピーなどの物理的な用語が登場する。
>この予想の解決に大きな役割を担ったのはリチャード・S・ハミルトンが導入したリッチフローという偏微分方程式である。
>これはもともとハミルトンが熱伝導を記述するために考案したものだがシン=トゥン・ヤウが幾何化予想解決につながると考えハミルトンに研究を促したもので、

一流ほど、”代数”などという陳腐なカテゴリーに捕らわれないんじゃないかな?

334:132人目の素数さん
14/02/22 21:46:18.38
今日もバイトの後彼氏とセックスだ

335:132人目の素数さん
14/02/22 23:24:15.54
素人の知ったかが目に余る

336:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/02/22 23:47:51.32
ここに来るのは全部素人だよ
君も

337:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/02/23 15:48:36.41
sugakuita of the shiroto, by the shiroto, for the shiroto

URLリンク(ja.wikipedia.org)
人民の人民による人民のための政治(じんみんのじんみんによるじんみんのためのせいじ 、government of the people, by the people, for the people)は
エイブラハム・リンカーンが1863年11月19日、南北戦争の激戦地となったゲティスバーグで戦没者を祀った国立墓地の開所式での、272語、3分足らずの短い挨拶(ゲティスバーグ演説)の中のことば。民主主義の本質を語ったものとして世界的に知られる。
1958年制定のフランス共和国憲法第2条の『原理』としても採用された。

由来
この言葉はリンカーンのオリジナルではない[要出典]。今知られている一番古いものはジョン・ウィクリフ(1320年頃 - 1384年)が聖書を英訳した著作の序言に
"This Bible is for the government of the people, by the people, and for the people"(「この聖書は人民の、人民による、人民のための統治に資するものである」)とあるのに始まる[要出典]。
その言葉を引用したウェブスター(1782年 - 1852年、雄弁家、政治家)、さらにそれを引用したパーカー(1810年 - 1860年、牧師、雄弁家、黒人解放運動家)と順次引用され、リンカーンの引用に至る[要出典]。

338:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/02/23 15:50:40.24
素人の、素人による、素人のための、数学板
プロが来るはずもなく

まじれすすれば
素人の知ったか以上を求めるなら、来る場所が違うだろうさ

339:132人目の素数さん
14/02/23 15:58:40.72
一般人はガロア理論とか興味持たなくていいよ

別にガロア理論知ったところで
代数方程式が解けるようになる
わけでもないし

だいたい今時代数方程式解くのに根号使わないし

それからなんでガウスの「代数学の基本定理」に
興味もたないのかわからん

やっぱり数学のセンスがないと
容易く他人のホラに騙されるんだね

340:132人目の素数さん
14/02/23 16:08:11.11
>これが代数で、あれが幾何、あっちが解析だ?
>そう固定的に考えるのは、数学的ではないだろう

逆説的だが「代数学の基本定理」の証明は
代数だけではできない 解析学が必要
そもそも代数は大して用いない
トポロジーを用いる証明すらある
n次代数方程式がn個の根を持つというのは
トポロジーに関ることだから
素人的にもガロア理論よりよっぽど面白いんだがね

341:132人目の素数さん
14/02/23 17:24:27.09
代数学の基本定理から、複素数体が代数閉体である以上の発展があるの?
代数方程式が解けるようになるわけでもないよね~

342:132人目の素数さん
14/02/23 17:33:11.02
そこで三元数ですよ(キリッ

343:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/02/23 18:07:18.17
>>339


>一般人はガロア理論とか興味持たなくていいよ

一般人もいろいろ。文系の人と理系に分けると、理系で群論を道具として使うことはよくある。群論のルーツがガロアなんだよね。
それと、ある物理でも工学でも良いが対象とするものの性質を取り出して、群論なり別の代数系に抽象化して処理するこおとはよくある
それも、一応はガロアにルーツがある
そういう、形の問題解決の原型=「数学とは強力無比な思考的武器」だととらえることもできれば、別の角度からは「問題の本質を取り出して抽象化することが問題解決につながる」という指導原理と考えることもできるだろう

>逆説的だが「代数学の基本定理」の証明は
>素人的にもガロア理論よりよっぽど面白いんだがね

じゃ、それを書いたらどうだ

344:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/02/23 18:16:24.60
>>342
>そこで三元数ですよ(キリッ

なるほど、下記ですね。大栗先生
URLリンク(www.nippyo.co.jp)
四元数・八元数とディラック理論 森田 克貞 著 ISBNコード978-4-535-78676-9  発刊日:2011.08

数学者ハミルトンが考えた四元数および八元数を使って素粒子を記述する。四元数・八元数にまつわる歴史的記述や文献情報も豊富。

URLリンク(sonokininatte55.blog.fc2.com)
「八元数」、光速と時間そして虚数と実数の関係 その3 2014-02-11

超弦理論では、1次元の「ひも」が時の経過とともに2次元の面を描く。これらの次元を八元数の8次元に加えると、超弦理論とM理論がなぜ10または11の次元を必要とするかについて、手がかりが得られる。

 1次元宇宙の物質粒子と力の粒子は実数で記述され、2、4、8次元宇宙の場合はそれぞれ複素数と四元数、八元数が対応する。こうすると超対称性が自然に現れ、物質と力を統一的に記述できるのである。

 しかし、実際には時間を考慮に入れる必要があるので、このオモチャの宇宙は現実ではありえない。時間を考えた場合、超弦理論では興味深い効果が生じる。
ひもはどの時点においても1次元の存在で、曲線や直線のようなものである。だが、ひもは時の経過とともに2次元の面を描く(上図参照)。この広がりによって次元が2つ加わる(ひもの1次元と時間の1次元)ことで、超対称性が生じる次元が変わってくる。
時間のないオモチャ宇宙で超対称性が生じるのは1、2、4、8次元だったが、時間のある宇宙では3、4、6、10次元で超対称性が生まれることになる。

 一方、超弦理論の研究から、同理論では10次元の宇宙だけが自己矛盾のないものになるとされている。
その他の次元では、同じことを計算しても計算方法によって結果が異なるものになる「アノマリー」という異常が生じるのである。10次元でないと超弦理論は破綻してしまう。そして10次元の超弦理論は、いま述べたように八元数を用いる超弦理論である。

 つまり、超弦理論が正しいなら、八元数は単なる役立たずの珍品ではない。
それどころか、八元数はこの宇宙がなぜ10の次元を持っていなければならないか、その深遠な理由を提供している。10次元では、物質の粒子と力の粒子が同じタイプの数、ほかならぬ八元数で体現されるのである。

345:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/02/23 18:18:13.61
>>344
(引用追加)

 数学的美それ自体に価値があるのはもちろんだが、八元数が自然の基本構造に組み込まれているとなれば、さらに愉快だろう。複素数はじめ多くの数学の歴史が語っているように、純粋に数学的な考案が後に物理学者が必要とするツールになった例はたくさんある。

 八元数がその仲間に加わる可能性は十分にあるだろう。

346:132人目の素数さん
14/02/23 18:49:00.37
運営乙

347:132人目の素数さん
14/02/23 19:35:26.70
超弦理論は物理学者の予算確保ツール
地質学者にとっての地震予知と同じ

348:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/02/23 20:22:30.41
>>346
うん、ありがとう。運営と勘違いしてくれたんだね
だが、運営がこれだけのレベルがあるのかね?

>>347
>超弦理論は物理学者の予算確保ツール
>地質学者にとっての地震予知と同じ

それは違うだろう
素粒子論にとって、ヒッグス粒子が証明され、小川-益川の標準模型が確立した以上、それを乗り越える何かの理論が必要だろう
その第一番の候補が超弦理論(含むM理論)だろう

349:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/02/23 20:26:42.67
>>341-342
複素数では、こんな話もある

URLリンク(blog.goo.ne.jp)
虚数は私たちの世界観を変えてしまった。
2008年07月23日

虚数は私たちの世界観を変えてしまった。

高校の数学で虚数というものを学習する。この世に存在しない数として紹介されるのだ。どうして存在しないものを学ぶ必要があるのだろうと不思議に思った人もいるに違いない。

けれどもこの虚数はこれから説明するようにこの世界、つまり物質や時間、空間のことを物理法則で解明するためには必要不可欠なモノであることがわかったのだ。「存在しない数」を使ってこの世界が存在していることが裏づけられるなんて変な理屈だと思われるかもしれない。

なぜなら物質や時間、空間が「ある」ということを実感するためには、長さや重さ、時間を表す量にきちんと正確に測れる「大きさ」がなければならないからだ。「大きさ」のない虚数で表される長さや重さなど「ある」と認めるわけにはいかない。

けれども長い間の精密な研究の積み重ねによって、虚数があることを受け入れる必然性が物理学や数学の中で認められ、虚数を使うことを前提とする量子力学と呼ばれる物理学でさまざまな現象を説明できるようになった。

しかしそれと同時に量子力学を認めることは私たちの常識的な世界観を大きく変えてしまったのだ。つまり以下に述べるような「不可解な現実」を私たちは受け入れる事態になってしまった。
(以下略)

350:132人目の素数さん
14/02/23 21:03:21.67
三元数はどこ?

351:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/02/23 21:40:48.70
乙!
三元数はここじゃ

URLリンク(www.amazon.co.jp)
複素ベクトルと三元数 眞鍋 克裕 (著) 出版社: ブイツーソリューション (2010/11/25)

内容(「BOOK」データベースより)
世界の誰もが発見できなかった三元数(第2の虚数)を発見。これにより複素ベクトル空間における任意の位置ベクトルを単項式で表すことができる。
ベクトルには内積、外積以外の普通の積、商が存在し、テンソルを表すことを発見。三元数の複素ベクトルには従来の複素関数の性質を持っていることを発見。虚数を底とする指数関数の微分・積分を発見。その他多数の定理、公式を発見。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
眞鍋/克裕
1954年生まれ。東京都出身。東京工業大学理学部物理学科卒。職業、国家公務員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

URLリンク(quantum2.blog86.fc2.com)
三元数の証明 2011-07-10

従来にない数学と物理の概念について公開しています。ただし,これらの概念は世の中でまだ認められたものではないのでこのような考え方もあるということを提言しているものです。
(The complex vector and the second imaginary number by Katsuhiro Manabe)
Author:眞鍋克裕
1954年生まれ
東京都出身
東京工業大学理学部物理学科卒
職業:国家公務員

352:132人目の素数さん
14/02/23 21:45:08.29
>>349
やっと本題に入ったと思ったら省略かよw

353:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/02/23 21:48:59.22
あれ? こんなのもあるよ

URLリンク(detail.chiebukuro.yahoo.co.jp)
なぜ一元数、二元数、四元数があるのに三元数がないのですか。 問日時: 2012/2/4

354:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/02/23 21:51:01.16
>>352
乙す
いやー、長文だし
この板では、複雑な数式や記号は引用できないから

355:132人目の素数さん
14/02/25 23:23:13.04
明日の16時39分頃に気をつけて下さい。
日本にも世界にも巨大地震が起きませんように。
皆さんも一緒に祈って下さい。

太陽フレアのXが発生したそうです。
太陽黒点数の100越えが24日間継続しているようです。

356:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/03/01 10:19:40.97
>>355

面白いね
古くは『ノストラダムスの大予言』

URLリンク(ja.wikipedia.org)
『ノストラダムスの大予言』(ノストラダムスのだいよげん)は、1973年に祥伝社から発行された五島勉の著書。フランスの医師・占星術師ノストラダムスが著した『予言集』(初版1555年)について、彼の伝記や逸話を交えて解釈するという体裁をとっていた。
その中で、1999年7の月に人類が滅亡するという解釈を掲載したことにより、公害問題などで将来に対する不安を抱えていた当時の日本でベストセラーとなった。実質的に日本のノストラダムス現象の幕開けとなった著作である。

翌1974年には、東宝でこれを原作にした文部省推薦の同名の映画も制作公開されている。その作品については、ノストラダムスの大予言 (映画)を参照のこと。

社会的な影響

宮崎哲弥や山本弘は、ベストセラーになったこの本が1980年代以降の新興宗教に少なからぬ影響を与えたと指摘している。
実際、この時期の新興宗教には、自分の教団(もしくは教祖)こそが、上記の世界を救う「別のもの」[8]であると主張するものも見られた。さらにこうした影響がその後のオウム真理教による地下鉄サリン事件発生の遠因になったと指摘する者たちもいる[9]。

その他の影響としては、キリスト教やユダヤ教の終末論とはかけ離れた終末思想を生み出し、
深刻に受け止めた若い世代の読者が、世界や日本の未来のみならず自己の未来をも暗澹たるものと考えてしまったため刹那的な行動に走ったり、将来設計を怠るなどの問題があったという見方がある[要出典]。

357:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/03/01 10:26:18.76
>>356
21世紀になってからは、ジュセリーノだろうか

URLリンク(ja.wikipedia.org)
ジュセリーノ・ノーブレガ・ダ・ルース(Jucelino Nobrega da Luz, 1960年 3月[1]- )はブラジルの英会話教室の教師[2]。
予知夢(予知的明晰夢)による予言ができる予言者として日本の一部マスメディアで紹介されている。パラナ州マリンガ市フロリアーノ出身。妻と4人の子供がいる[1]。サンパウロ州アグアス・デ・リンドーヤ市在住[2]。

日本では2006年末以降、テレビ朝日、日本テレビ、テレビ東京などの特別番組で紹介された他、翌2007年4月以降、予言に関する著書が出版され、講演会も行っている。
しかし、2008年末のテレビ朝日の超常現象特番を降板(後述)して以降はほとんどテレビ出演は無くなり、ブームはほぼ沈静化した。ブラジルではほとんど無名である。

日本のテレビ番組では予言的中率90%以上と紹介されることもあるが、
著書やテレビ番組等で第3者が事前に確認できる形で行った予言の的中率は非常に低く、当たったとされる予言のほとんどは、予言された事象が実際に発生してから「実は事前に当事者に警告していた」と主張する予言である。

彼の活動の場は日本国内のマスコミに限られており、本国のブラジルで彼の名を知る人はほとんどいない。

358:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/03/01 10:40:18.84
>>355-357
共通点は、だれにも分からない、従って厳密な否定も肯定もできないことに、確かな根拠無く言及している(日食の計算や天気予報と根本的に異なる)
人に不安を起こさせる言及であること

356-357の共通点は、マスコミの悪のり
マスコミにしてみれば、なんでも良い
視聴率さえ取れれば
というか、くそネタでもでたらめでも、視聴率取れる話題なら「それに乗らなければ上司から怒られる」という腐った業界なんです(公正な報道とはほど遠い)

それが、古くは『ノストラダムスの大予言』現象を生み出し、21世紀にジュセリーノを生み出した

加えて、「人は複数の人あるいは媒体から同じ情報を得ると信じやすい」という傾向がある
裏を取るという言葉がある。一つの情報に接したとき、それを別の詳しい人に聞いてみて「どうだ?」と。これは普通だけれど。周りに二人三人と信じ込んでいる人がいると、集団催眠で自分も信じてしまう。(宗教の原理かも・・)

その歯止めが数学じゃないでしょうか?
「明日の16時39分頃に気をつけて下さい。」って、数学的に証明されているのか?と

359:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/03/01 10:57:19.11
>>318
>リッチフローと幾何化予想 小林亮一 著 を読んでいる

URLリンク(www15.plala.or.jp)
リチャード・ハミルトン(1943~)のリッチ・フロー

 ハミルトンは多様体の整形を目論んだのだ。熱が部屋中に満遍なくいきわたるように、多様体を曲率が均一に均された物体に整形しようとした。
 そしてリッチ・フローに関する1982年の”正の曲率を持つ三次元多様体"と題する最初の論文で、彼はある種の特殊な三次元多様体は球面に変形すると示した。
 つまり、ある領域(トポロジー)の問題を別の領域の道具(微分方程式)で解こうと提案した。
 どんなよれよれでも、ひしゃげていても、ねじれた多様体であれ、リッチ・フローによって変形する様子を見守る。
 どんな形になるだろうか? もし8個の素多様体のうちの一つか、その組み合わせになれば、サーストン予想が正しいことになる。どんな形であれ、単連結の多様体が最終的に跡形も無く「パッ」と消えたなら、ポアンカレ予想が証明されたことになる。
 しかしながら、リッチ・フローの操作よって多様体の体積や形が変わってしまう特異点の問題が壁のように立ちはだかった。
多様体を必要なだけ膨張または収縮させることで処理前後の体積を一手に保つ"繰り込み"と言う操作で解決できる例もあった。
特異点が現れる寸前までリッチ・フローを走らせ、止める、望ましくない部分を切り取る、残った多様体の断面に半球状の蓋をあてがって傷跡を閉じる・・・・等々の”手術法”にて解決する。
 しかしながら20年に及ぶ格闘の末にどうしても”手術”では解決できない葉巻型特異点にぶつかり、最終的に行き詰まってしまった。

360:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/03/01 11:00:31.71
>>358
つづき

グレゴリー・ペルルマン(1966~)によるポアンカレ予想と幾何化予想の証明
 1991年に開設され、科学的成果を速やかに配布するために研究者たちによって構築されたインターネット・アーカイブである "arXiv :ギリシア語でXはカイと発音される”に2002年秋から2003年夏にかけて三つの論文が投稿された ;

1. 2002年11月11日 30ページの論文
 ”リッチ・フローに関するエントロピー公式とその幾何学的応用 : 
 The entropy formula for the Ricci flow and its geometric application"

2. 2003年3月10日  22ページの論文
 
 ”三次元多様体上の手術付きリッチ・フロー : 
 Ricci flow with surgery on three-manifolds"

3. 2003年7月17日 7ページの論文
 "一定の三次元多様体うえのリッチ・フローの解に対する有限消滅時間 ;
 Finite extincion time for the solution to the Ricci flow on certain three-manifolds"

 この3編の論文こそは、この100年来、無数の数学者が挑戦し、敗れ去ってきたポアンカレ予想と、それを拡大したハミルトンの幾何化予想の完全な証明でありました。

 これらの論文が何を意味するかは、直ぐには誰にも理解できなかったが、しかしペレルマンから送られたメールを受け取った友人やその同僚の専門家たちが注目することになり、これらが途方も無い成果であるとの評判がじわじわと広がりました。

 注目すべきは、先のインターネットでの論文でもそうでしたが,これらの講義においても、自分が幾何化予想やポアンカレ予想を証明したとは一言も述べず、リッチ・フローの方程式を基に如何にしてハミルトンが立ち往生した特異点の問題を解決したかを、淡々と述べた;
 ハミルトンが直面し、解決できなかった特異点の問題については ;
 多様体内の空間が崩壊する寸前まで曲率が大きくなった時、予想外の規則性が生じる、即ち局所非崩壊定理と呼ばれることになった定理で、葉巻型特異点の出現は数学的にありえないことを発見した。
 更に特異点が発生した時点で、元の多様体から切り取って(手術して)同種の幾何構造を持たせることが出来ることを見出した。

361:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/03/01 11:22:28.30
>>358
>リッチフローと幾何化予想 小林亮一 著 を読んでいる

ペルルマンは、21世紀の数学だなという印象
20世紀に発展した特異点の解析、ソリトン、位相幾何・・などの理論が縦横に駆使されている
加えて、物理モデルからのアイデアの転用(エントロピー、熱浴・・)(物理モデルからの数学への刺激は古くからありますが・・)

その上に開花したペルルマンのリッチ・フロー解析による幾何化予想の解決
なんで、伝統的な位相幾何手法で解けなかったのか?

思うに、>>322"現状位相幾何は、幾何とは言いながらホモロジー群等を用いて代数的に解く場合がほと
んどで、義務教育の幾何のように補助線を引いて幾何的に解くものではないので、勢い「すり抜け
落ちる」幾何的本質があまりにも多く、かつ議論や定理が実用にならないほど高次元に行きがちです。"ってことかな?

ペルルマン理論で、「リッチフローと幾何化予想 小林亮一 」P290 "カットオフつきリッチフローの長時間における振舞い"などで、
”スカラー曲率が負の領域がいつまでも残る場合”などの解析が、位相幾何的手法では細かくきちんと扱えないってことでしょうかね?
そこに切り込んで行けるのが、リッチ・フロー解析だと

三次元多様体の中に、位相幾何的手法では扱いずらい病的なあるいは例外的な対象があって、それが幾何化予想の障害になっていた
だから、位相幾何的手法だけでは結局解けなかったのでは・・。外しているかも知れませんが、そういうふうに読みました

362:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/03/01 15:39:09.40
>>361
下記がなかなか分かりやすい
URLリンク(www.ivis.co.jp)
株式会社アイヴィス わかみず会ホームページ
2010/5/26(水) ポアンカレ予想(ジョージ.G.スピーロ)」の紹介(第259回) 古村 哲也 講演資料ダウンロード ① ② ③

URLリンク(www.ivis.co.jp)
11章 消える特異点、消えない特異点

さらには「葉巻型特異点」もある。これがなんともいまいましい代物なのだ。葉巻の表面は二次元物体だ。
ここでそれに一次元の線分を掛けて四次元空間に浮かぶ三次元物体を作る。葉巻の端部分は曲がっているため、曲率が増えどんどん曲がって小さくなり、ついには収縮しきってしまう。ところがもう一つの方向では、線分は真直ぐで動かない。
こうして物体は二つの次元では縮むが、残りの次元ではそのままになる。シャボン玉のように「パッ」と消えるわけでなく、腹を割かれた風船のように「パフッ」と萎む。
ハミルトンは十年を費やし解決法を探し、厄介な病変部を取り除く手術を見つけた。
たが、葉巻型特異点だけは、手術によっても問題を排除できなかった。

12章 葉巻の手術

新しいエントロピーの概念が得られたので、ペレルマンの葉巻型特異点に対する準備は整った。ペレルマンは彼流のエントロピー概念と込み入った数式を使って、多様体が余り強く婉曲できないことを証明したのだ。
「パッ」と消える多様体を除けば、潰れていく傘体の間にエンドウ豆が挟まるように、小さなボールが残る余地は充分あるに違いない。
したがって、放物型リスケーリングという条件の下で見た場合、多様体はリッチ・フローのさなかに崩壊できないことになる。
全面的に潰れ込むのをエンドウ豆が防ぐのだ。多様体は「パッ」と消えることはできても、「バフッ」と萎んで消えることはできない。
この局所非崩壊定理とよばれることになった定理は、葉巻型特異点に対処するうえで欠かせない、要の要素である。
前に見たように、リッチ・フローの法則によれば、葉巻は最終的に崩壊するはずである。その一方で、ペレルマンは崩壊があり得ないことを証明した。
この二つの事実を組み合わせれば、葉巻型特異点の出現は数学的にあり得ないということになる。

363:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/03/01 20:21:48.54
ここらの話は高度に数学的ですよね

URLリンク(www.nikkei.com)
ヒッグス発見は一里塚 日米欧で追う謎多き次の粒子 日経サイエンス (2/2ページ) 2014/3/1
■日本の拠点「J-PARC」

 そしてもう1つ、謎が多いのがミュー粒子だ。

 ミュー粒子は質量が電子の約200倍も大きい以外は電子とうり二つの素粒子。このミュー粒子を用いて陽子の半径を測定したところ、電子を用いて測定した場合よりも半径がかなり小さくなってしまった。
またミュー粒子の磁気モーメントという特性を精密に測定した実験結果と理論値にはズレがあることもわかった。

 こうしたミュー粒子の実験の矛盾やズレの背後には、標準理論を超えた新理論から予測される新たな粒子の存在があるのかもしれない。日米欧はさらなる実験でミュー粒子の謎を解き明かそうとしている。

 日本の拠点となるのは茨城県東海村にある大強度陽子加速器施設J-PARCだ。

 強力な陽子ビームを使って非常に高品質のミュー粒子ビームを生み出し、磁気モーメントを従来の実験よりもさらに高い精度で求める。高エネルギー加速器研究機構を中心に,現在そのための装置を開発中で、10年代後半の実験開始を目指している。

(詳細は25日発売の日経サイエンス4月号に掲載)

364:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/03/02 11:44:42.92
物理モデル
URLリンク(detail.chiebukuro.yahoo.co.jp)
数学の証明で物理学の考え方を使う 2009/8/30

ポアンカレ予想をペレリマンが証明したとき、物理学考え方も使ったと聞きました。
そこで疑問に思ったのですが、彼は物理学考え方をどんな場面でどのようにして使ったのでしょうか。
物理学には公理がないので公式等は説明はできても証明はできないはずです。それを、完全無欠のみ許される数学の証明で、どうやって使ったのかが、とくに気になります。
以上の2点をお願いします。

補足
エネルギーや温度をどういう風に使ったのか分かりませんか(エネルギーや温度を使えば、どんなことができるのか等)?説明は専門的になってもかまいません。

ベストアンサーに選ばれた回答
ほとんど『解決!ポアンカレ予想』(日本評論社)からの抜粋になってしまいますが、以下のようになります。

リッチフローが有限時間Tで時空の特異点に達し、その特異点のまわりで連結和分解を特徴づける曲率と体積の関係(これは結局定曲率球面の曲率は半径の二乗に反比例するという当然の結果だそうで、
「局所崩壊の非存在」といいます)が成り立たないということが仮に起きたとします。すると時刻Tの周りを拡大してみると、特異点から変な確率分布をもった空間が出ていて、対数ソボレフ不等式に矛盾しているそうです。
これは不可能ですから連結和分解が起きていないといけないのですが、連結和分解が起きていることの証明は実際には込み入った議論を要します。しかしその議論の大きなアイディアは統計力学です。
ペレルマンは浴熱(thermostat)の概念をリーマン幾何に導入しました。
(つづく)

365:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/03/02 11:46:23.64
物理モデル
URLリンク(detail.chiebukuro.yahoo.co.jp)
数学の証明で物理学の考え方を使う 2009/8/30

(つづき)
ハミルトンのリッチフロー研究の最大の困難に、極限のリッチフローの収束性の問題がありますが、
これを救ったのがペレルマンの「局所崩壊の非存在」で、有限時間t=Tで発生した時空の特異点を拡大すると、極限には過去に無限に伸びたリッチフロー、つまり無限に発展する逆向きリッチフローというものが作れます。(これを古代解とよびます)
一般に拡散方程式(熱・リッチフロー方程式)は逆向きに解けませんので、過去に無限にさかのぼれるリッチフローの解を作ることは非常に特殊なことで、分類の対象になりえます。
この分類で使ったアイディアが熱浴です。(しかし詳細は私には理解できませんでした。)

さらにペレルマンはリッチフローの局所的な情報を関数に吸収する仕組みを作りました。
統計力学では拡散によって失われた情報はエントロピーになりますが、ペレルマンは拡散によって失われた情報を拾うエントロピーを導入するというアイディアを出しました。
そのために分配関数からエントロピーなど熱力学関数を構成する仕組みをつくりました。このエントロピーは拡散によって失われる情報を受け止め、リッチフローの局所的解析を可能とします。
ペレルマンはリッチフローが有限時間で到達した時空の特異点を拡大して見たときに見えてくる古代解は、「エントロピーが有限」という性質で特徴づけられることを示し、
エントロピーの有限性・単調性を用いて古代解の時空を拡大して見た極限を求め、古代解の分類を可能にしました。(この意味でペレルマンの仕事はエントロピー増加法則の極限をとって希薄気体の速度分布を決定した、ボルツマンのH-定理に近いそうです。)
(おわり)

366:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/03/02 11:48:47.22
>>364

浴熱(thermostat)

浴熱(heat-bath)

ですね。

367:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/03/02 11:49:47.17
>>366
訂正

浴熱(thermostat)

熱浴(heat-bath)

ですね。

368:132人目の素数さん
14/03/02 13:16:22.92
どうでもいいけど古代解という和訳は何とかならんですか

369:現代数学の系譜11 ガロア理論を読む
14/03/02 13:17:58.08
中村 正三郎が書いていた
URLリンク(iiyu.asablo.jp)
リッチフローと幾何化予想 (数理物理シリーズ)ホットコーナーの舞台 中村 正三郎 2012年01月19日
ASAHIネット(URLリンク(asahi-net.jp)<) )に転載したものから

URLリンク(iiyu.asablo.jp)
新井敏康「数学基礎論」、S.マックレーン「圏論の基礎」で名前を出した
URLリンク(www.amazon.co.jp)
数学基礎論 [単行本]新井 敏康 (著)のお買い上げが、またあって、ありがとうございます。
 上記を書いたときから、気になっていた関連書があった。
URLリンク(www.amazon.co.jp)
リッチフローと幾何化予想 (数理物理シリーズ) [単行本]
小林 亮一 (著)
 そのときは、まだ在庫があったと思うが、いま、もうなくて、「この本は現在お取り扱いできません」だ。
 紀伊國屋書店には、あるね。アマゾンの商品説明より詳しい。
URLリンク(bookweb.kinokuniya.co.jp)
数理物理シリーズ〈5〉リッチフローと幾何化予想 小林 亮一【著】培風館 (2011/06/06 出版)

 おれ、数学はわからないけど、リッチフローや幾何化予想という言葉は知ってる。ペレルマンが、大難問だったポアンカレ予想を解いたときに使われた数学だというくらいも知っている。
 多くの数学者が、ポアンカレ予想は、てっきりトポロジーの技術で解かれるものと思っていたら、ペレルマンは物理学の技術で解いたというのが面白かった。
 それと、数学界最高の名誉であるフィールズ賞を辞退したというのも、話題になった。

 著者の小林亮一先生の紹介があった。 でも、書いてあることの意味がさっぱりわからん。^^;
URLリンク(www.math.nagoya-u.ac.jp)
小林 亮一(こばやし りょういち/ KOBAYASHI, Ryoichi)
 この前、
URLリンク(iiyu.asablo.jp)
量子力学の根本原理、ハイゼンベルクの不確定性原理の見直し迫る小澤の不等式でも書いたが、小林先生も名古屋大学だ。
名大。当たりまくってるね。\(^O^)/
URLリンク(ja.wikipedia.org)幾何化予想


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