13/04/09 23:51:11.02
既出だが
URLリンク(www.kurims.kyoto-u.ac.jp)
望月新一の感想・着想
2009年02月11日
・IUTeichの論文を昨年の7月から執筆しているが、最近の進捗状況について
報告する。まず、2008-03-25の報告(過去と現在の研究を参照)では、
この理論を二篇の論文に分けて書く予定であると書いたが、この半年
余りの間、(論文一篇の長さが100ページを大幅に超過しないように)
理論を三篇の論文に分割して書くことに方針を変更した。現時点で
考えている題名は次の通りである:
IUTeich I: Construction of Hodge Theaters
IUTeich II: Hodge-Arakelov-theoretic Evaluation
IUTeich III: Canonical Splittings
このうち、IUTeich I は(イントロを除いて)一通り書き終わっていて、
IUTeich IIを書き始めているところである。これまでのペースで作業が
進めば、(2008-03-25の報告で予定した通り)2010年末までに一通り
書き終わる見通しであるが、もちろんこれについては現時点では何も
保障できない。
IUTeich I では、(a) Frobenioid I, IIの理論
の他、(b) Etale Thetaの理論
や(c) Absolute Topics IIIの理論
の、非自明ながら比較的表面的な部分を、本質的な形で利用したが、
IUTeich II では、(b)の最も深い部分を使う予定である。一方、
IUTeich III では、(c)の最も深い部分を適用する予定である