13/10/16 10:03:03.59
「証明体系」と「言語」と「論理式」がどういう関係になってるか混乱してるってことでしょう
まず「言語」ってのは
記号の集まり、◎や★でも何でも良いけど
普通は ∧ ∨ ¬ R f x ( )などを使う
このRとかfは好きな数だけ入れれば良い
これらの記号をでたらめにつなぎ合わせると無数の記号列ができる
∧¬¬Rf とか ∨)¬ とか長さはいくらでも良い
そしてその中から論理式ってのを認定して選びだす
それが本に書いてある論理式のルールね
例えばAとBが論理式ならA∧Bも論理式とか
ちなみに当たり前だけど論理式に入ってる記号は言語にあるものだけね
そして今度は証明体系Hっていう公理と推論規則を定義する
推論規則ってのは例えばA∧BならばAという論理式がHで証明できますよってな形のもの
んで公理ってのは推論規則があっても一番はじめの論理式がHになくちゃはじまらないから
何個か適当な論理式いれときますってこと
でHから証明可能なのは何個か入れた公理と、それからを推論規則で出せるものね
このときHを変な風に設定してみる
例えば当たり前だけど、公理にRと¬Rを入れちゃうとRも¬Rも証明できますってことになる
これを矛盾って定義しようってなってる、こうならないなら無矛盾なんだよ
ではなんでRと¬Rが両方とも入ると無矛盾なのかっていうと
Rには「素数は無限個ある」とかを入れようとして論理体系ってのは作られることが多いからなんだ
「素数は無限個ある」と「素数は有限個である」が同時に証明できるHは使い物にならないでしょ?
もちろんそういう体系も作り出せて矛盾許容論理ってよばれてる