14/08/11 10:22:45.08 pmFK6HsRi
A君一家はボロアパートに住んでいて多分貧乏。車もなくて移動手段は一家揃って自転車。
俺のところは見た目は一軒家なんだけど借家。家賃10万ちょっと。
親、見栄はりで近所には借家なんて素振りは見せなかった。
だけど、実際は貧乏だったと思う。
こっそり親の源泉徴収みたら年収500万にギリギリ届いていない程度だった。
小学校卒業間近、俺は地元の公立中学に通うことになり、
A君は私立の中高一貫校に通うことが判明した。
A君と俺は当時同じぐらいの成績だった。むしろ若干俺の方が良かったかもしれない。
「Aさんち、私立中学に行くらしいよ。アパートに住んでいるのに、
お金かけるところ間違ってない?w 」と俺の親が近所の同級生の親と話してるのをみた。
中3の夏、塾帰りにマックに行ったら、A君とその友達が食べながら勉強してた。
問題集のタイトル見たら「数ⅠA」と書いてあった。高1の範囲の勉強してた。
妙に焦ったのを覚えている。
その後、俺は中レベルの県立高校に進み、一浪して無名の四流私立大学に入った。
親は「国立に行け」って事あるごとに言っていたが、国立なんて俺のレベルじゃ夢のまた夢だった。
A君は東工大に現役で受かってた。小学校の時、俺と同程度の成績だったのに。
A君に訊いた。「私立中学に行くなんて、意外と金持ち?」って。
「金持ちだったら、あんなところに住んでないよw
塾通いながら公立中高行くのと、
私立の中高一貫校に行くのは
お金のかかり方はそんなに変わらないし
しっかり指導してくれるからって親が受験させた」とA君は言った。
貧乏でも、子どものことを常に考えてお金の使い道を選択してくれる親なら、幸せなんだと思った。