クリスマスにラーメン屋行くヤツは人生の敗北者at LOSERクリスマスにラーメン屋行くヤツは人生の敗北者 - 暇つぶし2ch■コピペモード□スレを通常表示□オプションモード□このスレッドのURL■項目テキスト1:名無しさん@お腹いっぱい。 13/11/16 18:22:32.52 LQbkerej0 クリスマスとラーメンにまつわる笑いと涙の物語を聞かせてください。 では1つめ行きます。 幼い頃に父が亡くなり、母は再婚もせずに俺を育ててくれた。学もなく、技術もなかった 母は、個人商店の手伝いみたいな仕事で生計を立てていた。それでも当時住んでいた 土地は、まだ人情が残っていたので、何とか母子二人で質素に暮らしていけた。 娯楽をする余裕なんてなく、日曜日は母の手作りの弁当を持って、近所の河原とかに 遊びに行っていた。給料をもらった次の日曜日には、クリームパンとコーラを買ってくれた。 年末のある日、母が商店街の福引きで隣町にあるラーメン屋の食券を2枚当ててきた。 クリスマスケーキを買う余裕はないけど、その代わりにラーメンを食べに行こうということになり、 俺は生まれて初めての外食に興奮し、母もとてもうれしそうだった。 そしてクリスマスプレゼントだと言ってベビースターラーメンを1袋くれた。 俺はすぐ食べてはもったいないから、クリスマスが終わったら食べようと、 まるでお守りのように大切に鞄の奥にしまった。 ラーメン屋に着き、チケットを見せてテーブルにつこうとすると、店員に止められた。 母がもらったのは招待券ではなく優待券だった。店頭で一人150円ずつ値引きされた食券を買わ なければいけないと言われ、帰りの電車賃の数十円くらいしか持っていなかった俺たちは、外の ベンチで母がくれたベビースターラーメンを食べて帰った。電車の中で無言の母に「楽しかったよ」と言ったら、 母は「母ちゃん、バカでごめんね」と言って涙を少しこぼした。 俺は母につらい思いをさせた貧乏と無学がとことん嫌になって、一生懸命に勉強した。 新聞奨学生として大学まで進み、いっぱしの社会人になった。結婚もして、母に孫を見せて やることもできた。 そんな母が去年の暮れに亡くなった。死ぬ前に一度だけ目を覚まし、思い出したように 「ラーメン、ごめんね・・・」と言った。俺は「楽しかったよ」と言おうとしたが、最後まで声にならなかった。 次ページ最新レス表示レスジャンプ類似スレ一覧スレッドの検索話題のニュースおまかせリストオプションしおりを挟むスレッドに書込スレッドの一覧暇つぶし2ch