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甲状腺ガンの早期発見と診断治療法
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[甲状腺ガンってどんな病気?]
甲状腺の位置は女性と男性によって少し異なります。
女性は首の中央あたりにあり、男性はそれより少し下の首から胸にかけてにあります。
甲状腺とは新陳代謝に関わりのあるホルモンを分泌する内分泌腺です。
この甲状腺が侵されてできたガンの総称を「甲状腺ガン」と呼びますが、実際にはどのような種類に分かれているか見てみましょう。
●乳頭ガン
●髄様ガン
●悪性リンパ種
●ろ胞ガン
●未分化ガン
乳頭ガンはこの中で圧倒的に多いのですが、ガン細胞の性質が比較的良性なため死亡につながることは少ないのです。
統計では乳頭ガンは20歳代から次第に増し、40~60歳代で最高値となります。
ところが、甲状腺ガンは発見しにくいために、20歳代からできていたガン細胞が40歳代になって発見されたという場合も
かなりあると言われています。
「ろ胞ガン」は骨や肺に転移しやすく、数は少ないながらも乳頭ガンより悪性です。
その他にも「未分化ガン」は特に死亡率が高く、発病してから約半年や1年で死亡することも多いのです。
たとえ予後が良い甲状腺ガンだったとしても、老いていくにつれて未分化ガンに変化していくこともあるので、
早期発見、そして適切な治療が大事なのです。
[どんな診断でわかるの?]
甲状腺ガンにかかると、ガン組織の発達に伴ってのどが腫れ、しこりができてきます。
素人でもわかるようになる頃にはしこりは3~4cmになっています。専門医であればのどのしこりを触診することで、
ある程度の診断ができますが、更に細かい検査になると超音波診断装置を使うことも多いようです。
超音波診断装置ではしこりの中の状態を探ることができます。
細い針で患部の細胞を吸い取って検査し、ガンの種類まで区別する細胞診という診断法もあります。
このように現在は診断法が発達しています。しかし、自分の体に変化を感じ医師に相談するのはやはり自分自身なのです。
甲状腺ガンのしこりには平べったい貝型タイブと球型タイブの2タイブがあります。
そのうち日本人に多く見られるのは貝型タイプなのですが、これは平たいので発見するのが球型より困難です。
医師の触診の経験の度合いによって発見率に差が出てくるので、触診で判断するのは危険なのです。
甲状腺ガンの自覚症状はのどのしこり以外のものが現れることは珍しいのです。
だからこそしこりに気付くことは、早期発見のための第一歩というわけです。
のどがおかしいと思うとつい内科や耳鼻咽喉科のドアをたたいてしまいがちですが、
時には甲状腺ガンを疑って内分泌全般、甲状腺の専門医に診察を受けてみるのはどうでしょうか。
そして定期的に自分でチェックしてみることもお勧めします。