甲状腺癌・のう胞発生等の情報スレ 34at LIFELINE
甲状腺癌・のう胞発生等の情報スレ 34 - 暇つぶし2ch51:地震雷火事名無し(dion軍)
14/07/06 22:09:16.28 88+blwCI0
甲状腺乳頭癌における初回治療方針については、欧米と日本では大きな違いがあります。
欧米のガイドラインでは、ほとんどの乳頭癌患者さんに対し甲状腺全摘(あるいは準全摘)手術を行うことが推奨されており、
術後放射線ヨード(I-131)内用により遺残甲状腺組織のアブレーションを行った上で、
生涯にわたり甲状腺ホルモンを十分量投与してTSH抑制療法を行うことが標準治療とされています。
一方、日本では特に癌死する可能性が低いとみなされる低危険度群乳頭癌(乳頭癌の多くはこれに当てはまります)の場合、
術前超音波検査などにより癌およびリンパ節転移の拡がりを確認した上で、可及的に甲状腺を温存する術式(片葉切除や亜全摘)
が採用されることが多く、I-131によるアブレーションはほとんど行われていません。
乳頭癌の場合、微少な腺内転移(多発)やリンパ節転移が存在する確率(報告によっては80%)と再発率(通常10%以下)、
癌死率(低危険度群では1~2%)との間に大きな乖離が認められる事実からわかるとおり、
癌でありながら患者の生涯にわたり無害に経過し生命に影響を及ぼさない病変が実在しています。
癌死する危険のほとんどない低危険度群乳頭癌に対しては、できるだけ後遺症の少ない手術を行い、
患者の負担となる補助療法も行わないのが日本流のやり方ということでしょうか?


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