甲状腺癌・のう胞発生等の情報スレ 34at LIFELINE
甲状腺癌・のう胞発生等の情報スレ 34 - 暇つぶし2ch50:地震雷火事名無し(dion軍)
14/07/06 21:58:07.83 88+blwCI0
甲状腺腫瘍の治療と術後合併症
URLリンク(homepage2.nifty.com)より抜粋
悪性腫瘍の治療

症例の大半を占める乳頭癌や濾胞癌では、その治療は、手術が第一選択となります。
甲状腺癌はその進行が遅いこともあり、多くはリンパ節に転移した癌も含めてきれいにとることができます。
術式としては、片葉切除(腫瘤を含む側の甲状腺半分を摘ること)と甲状腺全摘術があり、適宜、頸部リンパ節廓清が追加されます。
ガイドラインでは、ハイリスクと評価された甲状腺乳頭癌については全摘術が推奨されています。
ハイリスクと考えられる条件は。

1.5cmを越える大きな乳頭癌
2.3cm以上のリンパ節転移
3.内頸静脈・頸動脈・主要な神経(反回神経など)・椎前筋膜へ浸潤するリンパ節転移
4.累々と腫れているリンパ節転移
5.気管および食道粘膜面を越える浸潤
6.遠隔転移のある乳頭癌

です。一方、T1(2cm以下)N0M0の明らかに低リスクと評価されるものは片葉切除で良いというコンセンサスが得られています。

問題はこれらのどちらにも当てはまらないグレーゾーン症例ですが、
ガイドラインとしては、T3(4cm以上の乳頭癌)、明らかなN1(リンパ節転移が容易にわかるもの?という意味でしょうか)は全摘を勧めています。

頸部リンパ節廓清については、「どの範囲まで廓清を行うか」で、QOL、合併症も全く変わってくるのですが、
気管周囲リンパ節を廓清することで生命予後を向上させるという明らかな根拠はない、とされています。
しかし「再手術の際には合併症の発生頻度が増すことを考慮すると、初回手術時気管周囲リンパ節廓清を行う方が良い。
廓清を行う必要がある明らかな転移がある場合には、気管周囲のリンパ節廓清は予後を向上させる。」との記載がガイドラインにはあります。

手術時間は2時間前後(全摘術は3時間前後、リンパ節廓清術が追加の場合はプラス1時間)で出血量は100ml程度、入院は4-5日前後です。


甲状腺微小乳頭癌について

最大径が1cm以下の甲状腺癌は微小乳頭癌と定義されており、その治療方針については、専門家の間でも未だに意見が分かれています。
今回2010年のガイドラインで初めて公式にその治療方針が示されました。
術前診断(触診・頸部超音波検査など)により明らかなリンパ節転移や遠隔転移、
甲状腺外浸潤を伴う微少乳頭癌は絶対的手術適応であり、経過観察は勧められない。
これらの転移や浸潤の兆候のない患者が、十分な説明と同意のもと非手術経過観察を望んだ場合、その対象となりうる。


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