14/07/08 19:20:08.81 rmKyLvAC0
参考情報
西尾正道/元北海道がんセンター所長の元臨床医としての見解
20140112 UPLAN 【第1部】放射線被曝と健康管理~今問われていること~ - YouTube
URLリンク(www.youtube.com)
●嚢胞について
(19:01~)
半分ぐらいの子供たちに嚢胞があったということで最初大騒ぎしました
実はこれ僕やってるうちにですね、先ほど言ったような放射線の寄与度が合った場合に多いということが
わかってるとしたら、やはり関係あるのかなと最初考えていたんですけど、どうも違う。
1,500人くらいエコーの検査を今まで去年の4月以降やってきてわかったことは
3~4歳の子供はほとんどありません。ところが小学校に入る頃から小嚢胞が出てくる。
それで中学生ぐらいが多い。それで高校高学年くらいになるとだいたい消えていくという形で
これはですね、簡単にいえば成長期の甲状腺の反応でしかないと思っています。
小さな1~2ミリの嚢胞まで1ミリ以上の嚢胞を拾ってますから
1~2ミリの嚢胞ってのは成長期の一つの甲状腺の反応でしかない。
どういうことかと言うと、最初、放射性物質が甲状腺に取り込まれて、そこに炎症が起こって
その後に嚢胞のような状態になって変性して嚢胞ができるのかなと最初僕は考えたんですけど、
どうもそうじゃなくて本当に成長期の小学生になるくらいの子供ぐらいから、成長期の子供はですね
どういうことが起こるかというと甲状腺の細胞が分裂したり大きくなったりして甲状腺を作っていくわけですけど、細胞集団で。
ところが細胞分裂が追いつかない。成長期のために追いつかないんで空洞になっちゃう。
そこにとりあえずは液性成分、甲状腺ホルモンを作る液性成分、いわゆるコロイド嚢胞と言われるもの、
コロイド嚢胞てのはまさに甲状腺ホルモンの元になる液性成分です。そういうものがたまっちゃう。
とりあえずはその空洞に、空気ってわけには行かないですから
それが成長する仮定でどんどん吸収されて実質的な甲状腺細胞にどんどん置き換わっていく。
それで成人になればほとんどピタっと甲状腺の組織、嚢胞がほとんどないような状態で作られる。
そういうようなものじゃないかなと僕は今は考えてます。
これは臨床的な意義付けってのは全くわかってないですよ。
子供の甲状腺の検査やって嚢胞があるって今回はじめてわかったわけですけど
その臨床的な意義付けをどう考えるかっていうと、僕は成長期の一過程でしかないと思ってます。
今やり尽くしてそういうふうに思ってる。