14/06/27 03:20:30.37 4cXq2UMm0
福島第一原子力発電所の事故の後の放射線被ばくの結果としてこれらの患者に甲状腺がんは発生したか?
答えはノーである。なぜなら
1. 福島県における被曝レベルは圧倒的に低かった。恐らく、50mSv (介入レベル) の最大被曝レベルを越えた子供はいないと思われる。
2. 放射線誘発の甲状腺がんは少なくとも4、5年の潜伏期の後で兆候が現れるであろうが、まだ事故後の期間は3年未満である。
3. 症例の年齢が事故時に幼かった場合には発がんリスクは高くなるであろうが、今回の悪性または悪性が疑われる症例は平均年齢は約15才であり、それよりも若い子供には認められていない。
4. すべての症例は標準的な乳頭癌 と診断され、チェルノブイリの乳頭癌のような充実型亜型は認められていない。
・上記で述べたように、今日まで高精度の超音波検査の実施によって今までであれば成人になってから発見されたような甲状腺がんが早い時期にまたは小さいサイズで若者に発見された可能性が高い。
・それは今回の放射線の被曝に関係なくすでに発生していたものと思われる。
・ これは福島県の甲状腺がんの発生頻度の基準となり今後の検査を見守るうえで役に立つ。
『福島県立医科大学における 福島県甲状腺検査について 鈴木 眞一 福島県立医科大学 』より
URLリンク(www.fmu.ac.jp)
2014.2. 放射線と甲状腺がんに関する国際ワークショップ
URLリンク(www.fmu.ac.jp)