12/09/24 13:30:04.37 NFpzlX6m0
>>615
あの高潔無比と言ってもいい、国会の事故調の黒川清氏ですら、
報告書が真実に沿っていて、東電の過失責任を書いたがゆえに、
東電・経産省そして原発議員たちや財界の原発利権派から、糾弾されそうな気配だ。
柳田邦男さんなど、人権派のジャーナリストも、何かを恐れ発言を自己抑制しているように見える。
要するに、日本の産業政策を牛耳る「 経済産業省 」と、莫大なカネを握り、それをふんだんにばら撒いて来た
東京電力の力は、決して侮れないということだ。
今度の衆院選で、民主党は壊滅し自民党の復権は、ほぼ確実視されている。
自民党が復権したら、今まで公開されてきた情報は全て、塗り替えられる、と思わねばならない。
東電の社内録画ビデオなども、早々に処分が経産省から許可され、消えてしまうだろう。
既に、原発にかんする相当の社内資料が、破棄されているだろうが、
民主党の政治家は、当然ながら、根本では、東電・経産省とソリが合わないため、
いくつかの点で、東電や経産省の証拠隠滅を抑えている。
しかし、自民党は、原発事故については東電と「 共同正犯 」(過失の)の関係にある。
自分に矛先が向くことになるような証拠は、早々に消してしまおうとするのは当然だ。
ようするに、このままの状態で放っておけば、間違いなく、菅氏の偉業は抹消されてしまうだろう。
それだけではない。
事故当時の最高権力者は菅直人首相だから、
「 監督官庁の経産省を差し置いて、菅首相が指示を出し事故が発生した 」
というシナリオが緻密に作られ、繰り返し繰り返し、マスコミで流され、責任は菅氏になすりつけられるだろう。
それに沿った事故原因の再検証なども、やられることになりそうだ。
絶対に甘く見てはいけない。
原発事故の影響は、数10年と続くのだ。
つまり、このままでは、経産省や東電には、何10年と怨嗟の声が押し寄せることになる。
勝俣恒久や清水そして経産省の望月などは、相続その他で、財産はうまく隠せても、
怨念の集中砲火を子子孫孫まで浴びるという点は、今のままでは避けようもない。
子や孫のことを考えて、文字通り彼らも命懸けだ。
決して、甘く見てはならない。
ちなみに、
「 枝野経産大臣は、変節漢だ 」
などと非難されるが、敵(経産省)の本丸にあって、よく頑張ってきたと思う。
鉢呂みたいに簡単に潰されず、東電にビデオを公開させたりした。
省の役人に完全には利用されず、肝心なポイントでは結構、情報公開などを強行した。
単身で、敵の本丸にあることを考えれば、よくやっているとも言える。