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再生研半減、衣替え=センター長交代へ―STAP問題で再発防止策・理研
時事通信 8月27日(水)9時50分配信
STAP(スタップ)細胞の論文問題で、理化学研究所は27日、再発防止策をまとめ、野依良治理事長が下村博文文部科学相に報告した。
理研調査委員会に実験画像の不正を認定され、論文撤回に至った小保方晴子研究ユニットリーダーが
所属する発生・再生科学総合研究センター(CDB、神戸市)は、運営上の問題があるとして規模を半分に縮小する。
CDBでは論文不正問題に加え、世界的に著名な再生医療研究者でSTAP論文を指導した
笹井芳樹副センター長が今月5日に自殺した。CDBの名称は「多細胞システム形成研究センター(仮称)」に変え、
竹市雅俊センター長を交代させ、後任は今年度中に選考する。
再発防止策は、外部有識者でつくる改革委員会(委員長・岸輝雄東京大名誉教授)が6月、
CDBの「解体」を提言したことを受けてまとめられた。ただ、CDBの研究室の一部を理研の別の拠点に移すなどして、
研究者の雇用は引き続き確保する。運営主体だったグループディレクター(実績あるベテラン研究者)の会議を廃止し、
新たな運営会議には外部有識者を参加させる。