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長崎県佐世保市で高校1年の女子生徒(15)が殺害された事件で、逮捕された同級生の少女(16)が小学6年の12月、
クラスメートの男女2人の給食に塩素系漂白剤を5回にわたって混入していたことが28日、学校関係者への取材で分かった。
長崎県警は今回の事件の動機につながる重要な「事件」とみて、少女の心身の発達に与えた影響などを慎重に調べる。
学校関係者によると、少女は小学6年だった平成22年12月初旬から10日ごろ、
同じクラスの男児の給食に1回、女児の給食に4回、それぞれ水道水で薄めた塩素系の液体漂白剤を混入した。
2人とも漂白剤入りの食事を食べたが、健康被害はなかったという。
混入は同14日、同じクラスの児童が「(少女が)給食に変なものを入れている」と担任の男性教諭に報告して発覚した。
担任がその日のうちに事情を聴くと、少女は「給食のなかに入れた」と認めたという。
担任は校長と教頭に相談。佐世保市教育委員会にも報告し、少女と被害児童2人の保護者に連絡した。
少女は両親と校長に付き添われて、同16日に男児とその両親を自宅に訪問し、同19日に学校で女児とその両親と面会し、それぞれ謝罪した。
少女の両親は深々と頭を下げ、少女も「後悔している」と反省している様子だったという。
校長は少女の両親に、学校でも注意深く見守ることを伝えた上で「家庭でも少女の話をしっかりと聞くように」と要請。
翌23年3月の卒業まで、冬休みや土日祝日を除いて毎日、両親に電話し、少女の様子を聞き取ったという。
この問題は少女の進学先の中学校にも引き継がれ、中学校や高校でも担任の教諭らが見守りを続けていた。
教育評論家の尾木直樹さんは「異物混入は女の子に特徴的な手口の嫌がらせだが、賢い子は想像力も豊かだから、
親に迷惑がかかるとか、大変なことになるとか分かる。のちに進学校に通う少女の学力の高さからみると異様だ。
4回も入れるというのは粘着質で、心の大事な部分が欠落しているような気がする」と話している。
ソース 産経新聞
「給食に漂白剤」遠因か 小学6年時に5回 動機につながる…県警も注目
URLリンク(sankei.jp.msn.com)