14/07/21 20:58:16.78
論文が撤回されたということは、STAPは存在しないことを意味するのか。
こう問われた科学者たちは、「ないとは言い切れない」と答えてきました。これを見たり聞いたりして、「なんだ、やっぱりSTAP細胞はあるらしい」と受け止める人もいることでしょう。
ここに、文科系と理科系の人の反応の違いがあるように思えます。
理科系の人たちにとって、STAP細胞が存在しないことを証明する
のは「悪魔の証明」だからです。
一方、文科系(というよりも科学が苦手と考える人)は、「科学者が
否定しきれないでいるのだから、STAP細胞は、やっぱりあるのだ」
と思ってしまうのではないでしょうか。
実際には、この問題に詳しい科学者にオフレコで話を聞くと、
「ないと言い切っていいと思います」と答える人が多いのです。
しかし、表に出て発言するとなると、厳密さを重視する科学者たちです
から、「ないとは言い切れません」と発言してしまいます。言いたいこと
を察してくれよ、などと内心では思いながら。
NIKKEI