STAP細胞の懐疑点 PART528at LIFE
STAP細胞の懐疑点 PART528 - 暇つぶし2ch376:名無しゲノムのクローンさん
14/07/13 08:34:07.60
>>374 つづき 4 of 7

そして更に、この帰納的思考様式による知の蓄積の長期的過程、すなわち「人類の知的財産の進歩/発展プロセス」について考察する。

論証結果から先に述べると、長期的に見た人類の知の進歩/発展プロセスは、単一の運動パターンに則っていて、それは「集合知/弁証法的運動」である。
そしてさらにこの運動パターンは、人類の知のみならず、全地球上生命の知財(遺伝情報)の進歩/発展プロセスに関しても同様に適用されている。

オレが定義するところの弁証法的運動とは、「プラン - ドゥ - シー (Plan - Do - See)の永続的循環」である。ちなみにこれは哲学者が言うような文脈での弁証法ではない。
このオレの簡易論文の方法とは、前回の前書きでも言っているように「実例からのみ導かれる自然科学の方法と同一の論証法」だから、
ここでの「弁証法」も、当然ながら科学法則のアナロジーとしてのものだ。

すなわち「計画/青写真の作成→実行→効果の確認を経て、また計画/青写真の作成に戻る」という生物界に普遍的に存在する行為サイクルを意味する。
この弁証法的運動の永続的繰り返しによって、生物界ではあらゆる方法の合理性をどんどん高めていく事が可能であり、
そこに参加する優秀な個体の数が多いほど最終的にほぼ完璧と呼べるまでに、あらゆる知を進歩/発展させることができる。

実例をまず生物界の知財(遺伝情報)から見てみよう。
生物が持っているDNAの四つの塩基の配列の組み合わせによるアミノ酸指定のための暗号システムの優秀性とは、コンピューターが作った仮想暗号システムと比較した場合、
生物の暗号システムに匹敵するような優れたものは100万個に一個ほどしか作れないそうだ。
つまりいかに現代数学の粋を集めたアルゴリズムを擁した計算機といえども多様な種と星の数よりも多いかもしれない多数の個体が数十億年の試行錯誤、
すなわち集合知/弁証法的運動によって手にしたシステムを凌ぐ事は、ほぼ不可能である事が実験によって証明されているらしい。(出典 日経サイエンス2004年7月号)

つづく


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