14/06/17 02:53:50.41
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メディカル朝日 2014年6月号 編集長インタビュー
体内時計から生命の神秘に迫る(上田泰己さん=医師/東京大教授/理化学研究所グループディレクター)
インタビュー:本多昭彦 (ほんだ・あきひこ)
> 生命科学の若き旗手として、医学生時代から「体内時計」をテーマに様々な現象を解明、
> 今春、教授として母校に戻ってきた。遺伝子など、生物のふるまいを24時間観察する
> 「システム生物学」の手法を駆使し、臨床家たちとも手を携えながら、いよいよ病気の
> 本質に斬り込んでいこうとしている。
>
> 聞き手 : 本多昭彦=本誌編集長
> 構成 : 塚﨑朝子=ジャーナリスト
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―「体内時計」を研究テーマにされたのは、何がきっかけですか。
もともとは物理学にとても興味があり、20歳を過ぎた頃、生命を物理的な観点で眺め
たいと思うようになりました。物理では、時間や空間がしっかり定義されていますが、
生物にも時間や空間のようなものを、物理的にしっくりくるように定義したいと、取り組み始めました。
細胞が地球の自転をまねたものを、「体内時計」と呼んでいます。目に見えず、手で触ることもできません。
だんだん変わっていく老化のような現象を解明することはまだ難しいのですが、体内時計であれば、
1日で一回りすることを繰り返すという非常に分かりやすい性質があります。
それを頼りにして、研究を進めていけるのではないかと考えました。 <烏賊掠>