14/08/06 20:20:27.41 GWAba9ay
道元はここらの連中の霊性なんぞは全否定
しめしていはく、いまいふところの見、またく仏法にあらず、先尼外道が見なり。
いはく、かの外道の見、わが身、うちにひとつの霊知あり。
かの知すなはち縁にあふところに、よく好悪をわきまへ、是非をわきまふ、
痛痒をしり苦楽をしる、みなかの霊知のちからなり。
しかあるにかの霊性は、この身の滅するとき、もぬけてかしこにうまるるうえに、
ここに滅すとみゆれどもかしこの生あれば、ながく滅せずして常住なりといふなり。
かの外道が見かくのごとし。しかあるを、この見をならふて仏法とせん、瓦礫をにぎりて金宝とおもはんよりもおろかなり、
癡迷のはずべき、たとふるにものなし。
大唐国の慧忠国師、ふかくいましめたり。
いま心常相滅の邪険を計して諸仏の妙法にひとしめ、
生死の本因をおこして、生死をはなれたとおもはん、
おろかなるにあらずや、もともあはれむべし。
ただこれ邪見なりとしれ、みみにふるべからず。