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阪神、甲子園で巨人に完敗 オーナーにも痛烈なヤジ
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逆転優勝に道筋をつけるはずだったカードの初戦で、阪神が巨人に力負け。４連敗で巨人とはゲーム差５・５、２位広島とも２・５。
振り向けば４位ＤｅＮＡとは４・５差。和田監督は「われわれは前を向いていくしかない」と自らに言い聞かせるように話した。
巨人戦は今季ここまで４勝無敗だった右のエース、メッセンジャーの背信投球がすべてだった。
一回１死二塁から、坂本に初球の高めカーブを左翼席に運ばれた。これで緩い球を使いづらくなると、四回につけ込まれる。
１四球を挟み、５単打を集中され、今季最短となる四回途中８失点で降板。右腕は「不運な当たりが多かった」というが、大事なゲームを壊したことは間違いない。
打線を責めるのは酷だろう。ただ、チェンジアップを多投した杉内の術中にはまったまま、揺さぶりを掛けるそぶりもなかった。
巨人の再三の好守も目立ち、自分の庭を好き勝手に荒らされた。
観戦した坂井信也オーナーには敗戦後、ファンから痛烈なヤジが浴びせられた。
「甲子園でぶざまな試合はできない。意地を見せたい」と和田監督。その言葉を信じたい。