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阪神 来季構想は二塁・西岡&三塁・中島 残留交渉と獲得調査継続へ
阪神が、今季で2年契約が満了する西岡剛内野手(30)と残留交渉する方針を固めていることが31日、分かった。
今季は12試合の出場だが、チーム内での存在感を高評価。
並行して、大リーグ、アスレチックス傘下マイナー所属の中島裕之内野手(32)の獲得調査も進めている。
この日のヤクルト戦は2―4で惜敗。巨人との差をなかなか詰められないが、続投の基本方針が明らかになった和田監督の4年目へ向け準備は着々だ。
優勝するためには、欠かせない戦力だ。3月30日の巨人戦(東京ドーム)で左右第一肋骨骨折などで今季こそ出場12試合にとどまっているが、
西岡が残してきた実績と存在感は色あせるものではない。
今季、あと1日の1軍登録日数で国内フリーエージェント(FA)権を取得する背番号7を流出させるな! 球団首脳の言葉も熱を帯びる。
「当然、来年も戦力として考えている。今年はケガのこともあったけど、昨年はしっかりと成績を残したし、今までのチームにはない新しいものを持ってきてくれた」
3年ぶりに日本球界へ復帰した昨季は122試合出場、打率・290、4本塁打、44打点。
闘志あふれるプレーを持ち味に、切り込み隊長として猛虎をけん引した。負けた時ほど熱い言葉でチームを鼓舞。
前年5位に低迷したチームに「覇気」を注入し、2位躍進の原動力となってみせた。そんなグラウンド内外での働きは、まさに新風を吹き込むものだった。
ロッテで2度の日本一に立ったリーダーシップは、来季も必要な「戦力」だ。
「年齢的にも、まだまだ若いし、体さえ万全になれば、来年もやってくれると期待している」
球団首脳が「期待」の言葉を継いだように、まだ30歳。これからが、選手として脂が乗ってくる時期だ。1
0年にはキャリアハイの打率・346を叩き出し、首位打者を獲得。本来、それだけの実力は持ち合わせている。
加えて、メジャーに挑戦した2年間で不遇の期間も味わっており、精神面も強じん。
その心身両面をもってすれば、まだまだやれる。別の球団幹部も「来季も必要戦力として、交渉を進めていく方針」と話した。