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福島県川内村で、お盆の伝統行事になっている野球大会がことしも１３日から始まり、
原発事故で村の外に避難している人も駆けつけて久しぶりの再会を楽しみました。
福島県川内村の「盆野球」は、住民の結束を呼びかけるとともに村を元気づけようと、
戦後の昭和２３年に始まった村の伝統行事で、原発事故が起きた３年前も避難先の郡山市で開催するなど村民が大切に守り続けてきました。
原発事故以降、チームの数は減っていましたが、ことしは地元の企業が出場したため、
去年より１チーム増えて７チームとなり、村の外に避難している人も駆けつけて、およそ１５０人が参加しました。
そろいのユニフォームを身につけた選手たちは、太陽が照りつけるなか、全力で投げ、全力で走って白熱した試合を展開しました。
しかし、久しぶりの野球とあって、時折エラーが出ると応援している人たちから笑い声が上がっていました。
そして、試合が終わると互いの健闘をたたえあい、久しぶりの再会を楽しんでいました。
千葉県佐倉市に避難していてこの大会に参加するために村に帰省した２６歳の男性は「盆野球があるので、年に一度必ず川内村に戻ってくることができます。
これからも村の伝統の野球を続けていきたいです」と話していました。
川内村の「盆野球」は１４日も行われます。
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