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２０日に行われた２０１４年球宴ファン投票最終中間発表で、５部門で１位を独占したオリックスと広島だが、中身は大違い。
４年ぶり２度目の交流戦優勝の望みをつなぎ、パ・リーグの首位をキープするオリックスの５部門１位は、ケチのつけようがない。
先発の柱の１人、西がハーラーダービートップの９勝、防御率も１・６６で１位と活躍し、もっか２冠。
中継ぎの佐藤達はリーグ最多の２３ホールドポイント。抑え投手の平野佳も２１セーブで１位だ。
外野手部門でトップの糸井にしても、打撃３０傑のトップに立ち、堂々と両リーグ最多の３０万４４１９票を獲得している。
ＤＨ部門１位のペーニャはリーグ最多の１７本塁打だ。オリックスの５人は名実ともにトップと言える。
対照的なのが広島の５部門１位選手だ。先発投手のルーキー大瀬良は５勝。それなのに、６勝の先輩・前田、ハーラーダービートップの８勝＆防御率１位で２冠の巨人・菅野を抑えての１位だ。
中継ぎでは大竹の巨人ＦＡ移籍の人的補償として広島入りした一岡も、交流戦前までの赤ヘル旋風には貢献したものの、現在は故障リタイア中だ。
二塁手・菊池も打率、本塁打、打点の３部門でファン投票４位のヤクルト・山田に後れを取っている。
三塁手・堂林も一岡同様に故障リタイア中。外野手部門の丸にしても、２２本塁打でリーグトップの同僚エルドレッドを抑えての１位にふさわしい成績は、あげていない。