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「ベースボールと野球道」 玉木正之 ロバート・ホワイティング 共著
日米間の誤解を示す400の事実
似て非なるもの ベースボールと野球。
公園の芝生の上で楽しまれたベースボールが日本では人格練磨の苦行。
深い溝に隔てられた日米の野球文化事情を微に入り細を穿って徹底比較。
・メジャーリーグのプレーヤーはプロ野球の選手よりも体格で優っている。
平均すると、身長で7~10センチ高く、体重で7~8キロ重い。
が、これを「日米の実力差につながる」と考えているのは日本人だけで、アメリカ人は、身体の大きさの違いは意味がないと考えている。
それはアメリカ人のなかにも身体の小さい優秀なプレーヤーがいくらでもいるからである。
(中略)
日米の体力差について語るときは、アメリカ人プレイヤーは日本人選手のウェイト・トレーニングの量の少ないことを指摘する場合が多い。
が、日本人選手は「食いもの(の量)が違う」という場合が多い。
・日米の野球関係者のなかには、アメリカ人と日本人では頭脳(考え方)や消化器官(胃腸の機能)が異なっているように、腕や肩の、筋骨構造も異なっていると考えてる人物が少なくない。
が、アメリカ人は、筋骨構造は人種によって変わらないと考えている。
ドジャースのチームドクターであるフランク・ジョーブ博士はこういっている。
「人間の腕は、白人でも黒人でも黄色人種でも同じで、野球のボールを投げる(ピッチングをする)ようにはつくられていない。
にもかかわらずピッチングをすると、腕の毛細血管や細い筋肉の筋が切れ、ゲームで120球も投げると腕はかなり痛む。
そのような状態から回復するには、個人差もあるが、だいたい3~4日かかる。
この事実は、民族によって違うということはない。人間の腕はゴム製ではないのです」