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アジャ井上が首位打者
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ロッテは新人が存在感を示した。井上は好調な打撃で2戦連発の2号ソロを含む3安打を放った。石川は要所を締めて5イニング無失点。
ヤクルトは10安打しながら1点止まりで、抑えのバーネットは制球に苦しみ4失点と低調だった。
文句なしの開幕4番だ! アジャことロッテのドラフト5位・井上が、2戦連発となる先制ソロで連日の主役を演じた。
4打数3安打と猛打賞までマークしたアジャは、オープン戦全日程を終了し、打率4割3分5厘で前哨戦の首位打者となった。
2回だった。内角に食い込む高めの直球に、巨体が器用に反応した。「自分でも完璧だった。体がくるっと回れた」。
打球は高々と放物線を描き、左翼ポール際のスタンド中段へドカン。
「あんな弾道、見たことない。レアな当たり。自分はライナー系が多いから」と、自分でも驚く打球だった。
伊東監督は「使いましょう、4番で」と、開幕4番での起用を明言した。
4番を打つはずの今江の故障はあったが、井上もきっちり結果を出し、その座を射止めた。
指揮官は「いち早くチームになじんだことが大きかったと思う」と、順応性の高さを要因に挙げた。
球団では毎日時代の1950年、戸倉勝城以来64年ぶりとなる開幕新人4番。これ以上ないプレシーズンを経て、大役に挑む。