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アジャ井上 つかんだ開幕4番 新人初OP戦首位打者
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「幕張のアジャ」が快挙を達成した。
ロッテのドラフト5位・井上晴哉内野手(24)が、23日のオープン戦最終戦となるヤクルト戦で本塁打を含む3安打の固め打ち。
打率を・435とし、新人では65年のドラフト制以降初のオープン戦首位打者に輝いた。
伊東勤監督(51)は28日のソフトバンクとの開幕戦(ヤフオクドーム)で、
球団では1950年の戸倉勝城以来64年ぶり2人目となる新人の開幕4番を明言した。
もはやその実力を疑う余地はない。試合後。クラブハウスに引き揚げる井上に、ファンから「アジャ頼むぞ!」の声が飛ぶ。
笑顔でうなずくその姿は、主力打者としての自覚にあふれていた。
「とにかくチームの勝利だけを考えていた。オープン戦首位打者?全然何も思わないです」。サラリと言い放つところも並のルーキーではなかった。
まずは2回。内角高めの134キロ直球を、軽々と左翼席中段へと叩き込んだ。
「自分でも完璧な当たりだったかなと思う」と自画自賛した2試合連続アーチは、前日の最終打席から2打席連続の本塁打でもあった。
4回に左前打、9回にも遊撃内野安打で3安打。試合前の時点で4厘差あったソフトバンク・本多を抜き、新人では初のオープン戦首位打者に輝いた。