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◆増え続ける、独身・無職で”ぼっち”な人たち
20~59歳という働き盛りの年齢でありながら、
家族以外との交流がない、
無職・独身の男女を指す新たな概念として、
最近は「SNEP(スネップ※1)」という言葉が「NEET(ニート)」に代わって注目を集めている。
なかでも、リストラや病気などで社会のレールから外れてしまったアラフォー世代は、特にこのSNEPに陥りやすいという。
SNEPを提唱した東京大学社会科学研究所の玄田有史教授によると、
SNEPは約162万人(2011年)。
いちばん多いのは20代=60.2万人だが、3
0代=44.8万人や40代=35.2万人もかなりの数にのぼり、
どの世代も急増している(※2)
そして、未婚無業者のうち6割以上が、
一人ぼっちか家族としか会わないSNEPになっていて、
特に40代は孤立する率が高い(68%)。
一昔前なら、働いて子供を育てている世代なのに……。