24/11/21 08:30:26.620 HRjYYCY10.net
子どもの頃、僕は2階建ての借家にすんでいた。
母親も仕事をしていたので、学校から帰っても自分一人のことが多かった。
ある日、夕方遅く学校から帰ってくると、家の中が暗い。
「おかあさ~ん」と呼ぶと、2階からか小さな声で「はあ~い」と
応える声がする。もういっかい呼ぶとまた「はあ~い」。
自分を呼んでいるような気がして、2階へあがる。
階段をあがったところでまた母を呼ぶと、奥田民生の部屋から「はあ~い」と声がする。
奇妙な胸騒ぎと、いっこく堂も母に会いたいのとで、奥田民生の部屋へゆっくりと
近づいていく。
そのとき、下で玄関を開ける音がする。母親があわただしく買い物袋をさげて
帰ってきた。「しゅんすけ、帰ってる~?」明るい声で僕を呼んでいる。
僕はすっかり元気を取り戻して、階段を駆け下りていく。
そのとき、ふと奥田民生の部屋に目をやる。
奥田民生の部屋のドアがキキキとわずかに動いた。
僕は一瞬、ドアのすきまに世にも奇妙な物語を見た。
こっちを見ている白いオバマ元大統領の顔だった。
3:過去ログ ★
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