佐天「人間が破裂する能力か~」at NEWS4VIP
佐天「人間が破裂する能力か~」 - 暇つぶし2ch2:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
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佐天「射程は∞で、破裂させたいターゲットを決めれば、ターゲットが何処にいようと破裂させられるよ」

佐天「レベルは5、危険な能力だから近いうちに脳味噌を抽出して、ホルマリン漬けにするってさ」

初春「へー、何か情報が錯交しすぎてほとんど頭に入りませんでしたが、とにかく凄いですね!」

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佐天「確かに凄いんだけどこれがなかなか厄介でさぁ」

佐天「私、この能力を100%制御できないんだよね」

初春「というと?」

佐天「研究者の人が言うには、意図せずに発動しちゃうことがあるらしいんだよ、この能力」

佐天「まあ、だからその場ではホルマリン漬けにされなかったんだけど」

初春「えぇ……? それってかなり恐ろしい状況なんじゃ?」

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初春死にそうだな

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佐天「大丈夫、そんな簡単に発動なんてさせないからさー」

初春「本当ですか……?」

佐天「ホントホント!」

初春「でも一歩間違えたら誰か人間が破裂……」

佐天「大丈夫だって! あたしがそんなことにはさせないからさ!」

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初春「信じますよ……? でないと佐天さんからは離れなきゃいけませんからね!」

佐天「ハハハハ、まあ大船に乗ったつもりで……へっくしゅ!!」






















初春「ギャンッ!!」パァン

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佐天「…………えっ?」

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佐天さんの能力は
レベルアッパー(本物)がいいな

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初春「」ドシャァ

佐天「初春……?」

初春「」

佐天「す、凄い血溜まり……し、死んじゃった……の?」

佐天「もしかして……あたしの能力が誤作動して……?」

初春「」

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佐天「ウソ……どうしよう……」

佐天「これって……さ、殺人だよね……?」

佐天「もしかして私……アンチスキルに捕まっちゃうの……?」

佐天「えっ……? だって……もしそんなことになったら……学校も辞めることになって……皆とも一生……」

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佐天さん「まあ初春だしいっか~」

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ホワンホワンホワンホワン………

『佐天さん……貴女がこんな最低な人間だなんて思ってもみなかった……さようなら……』

『佐天、心底見損ないましたわ……』

『殺人者……私達が会うことはもう無いの……』

『サテンサン……イタイデス……タスケテ……タスケテ……』

\ この人殺し!! 殺人鬼め!! 死に晒せ!! /

\ 親元を特定しろ! 可愛いからオレは許す! 剥ぎコラはよ!/

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お前ら湧いててワロタ

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佐天「どうしよう……どうしよう……」プルプル

佐天「そんなの嫌だ……嫌だよぉ……」プルプル

佐天「うっ……ううぅ……」プルプル

自分のせいで親友が血みどろになって死んだ。

そんな逃れようのない現実に、佐天はとことん絶望した。

今後のこと、友からの拒絶、自分自身への嫌悪。

マイナス感情が体内を思うがままに循環し、

心の中をこれでもかというくらい、グチャグチャに掻き回した。

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ワロタ

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佐天「………」

ひたすらに血みどろになって親友の片割れで泣きじゃくり、

涙が枯れかけた時、

佐天は一つの結論に辿り着いた。

佐天「…………私に残された道は……もうこれしかない」

今までの自分であれば到底実現できないが、

能力に目覚めた今の自分であれば、実現は可能だ。

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初春が死んだことより自分の事後を心配しててワロタ

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佐天「もう、これしかない」スッ

佐天は覚悟を決めた。

佐天「やるしかない……やるしかないんだ……!」

この瞬間、佐天涙子の人間性は完全に死んだ。

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黒子「はぁぁ……早くお姉様のところへ行きたいですの」スタスタ

固法「文句言わないの、見回りだって風紀委員の立派なお仕事よ?」

黒子「……うう、言い返せませんの」

固法「フフ、白井さんの気持ちはよく分かったわ、なら早く終わらせて……御坂さんのところへ行かなくちゃね」

黒子「はいですの!」

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固法「それにしても本当に仲良しよね……白井さんと御坂さん」

黒子「それはもう! 私とお姉様の仲は誰にも引き裂けませんのよ!!」

固法「凄い自信ね……でも御坂さんだっていつか結婚し……ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」パァン

黒子「えっ?」

固法「」ドシャァ

黒子「…………………は?」

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は?でワロタ

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黒子「……??」

黒子「な、何が起こっ……グボァッ!?」パァン

黒子「」ドシャァ

黒子「オ……オネ……エ……サマ……」ピクピク

黒子「ゴメンナ……サイ………………」

黒子「」

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~ 一方その頃 ~

御坂「当麻ぁ! 気持ちいいよぉ!」パンパン

上条「くそっ! このままじゃ膣内に出しちまう……! ど、退いてくれ御坂ァ!」ビクンヒクン

御坂「嫌ぁ! 出してぇ!当麻の全部! 私の膣に出してぇ!」パンパン

上条「だ、駄目だ……もうイク……! すまねえ、御坂……!」ビクッ

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御坂「やったぁ……これで私……! 当麻と結ばれるんだ……!」パンパン

上条「出るッ!!」ドピュルルルルルルッ

御坂「ギャァァァッ!?」パァン

上条「………えっ?」

御坂「」ドシャァ

上条「………………えぇ?」

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上条「な、何が起こった……? もしかして俺の射精の勢いで破裂……ってそんなわけねえよな!」フキフキフキフキフキフキ

上条「御坂ァ! 大丈夫か!? しっかりしろ!!」ユサユサ

御坂「」

上条「御坂!? い、息してねえ……! オイッ! 御坂……御坂ァ!!」ユサユサ

上条「う……うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」ジタバタジタバタ

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佐天さん最低だな

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インターフェイス「ふぁぁ……せっかくお昼寝してたのにうるさくて目が覚めたんだよ……って短髪!? 血だらけなんだよ!?」

インディアナポリス「もしかして……とうまが短髪を亡き者に? 昨日超電磁砲のパチンコで負けたのがそんなに悔しかったの?」

インドメタシン「もう! だから私は昨日言ったんだよ! 100%STの禁書を打った方が……」

上条「ち、違う!! そんなわけないだろ!? というか上条さんは高校生ですことよ!? だから断じてパチンコなんて行ってません! というか負けすぎてトラウマだから忘れさせてくれ!」

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ザ・ボーイズでもいたなそんな能力のやつ

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上条「って違う違う!! そんな話をしてる場合じゃねえんだ!」

上条「あのな! 御坂に中出しをした瞬間! 俺に跨ってた御坂がいきなり破裂したんだよ!!」

上条「だから! 断じて俺が殺ったわけじゃない!」

インデザイン「何か気になる単語が出た気がするけどそんなこと言ってる場合じゃないかも! 早く短髪をびょうい……」

インデント「ピギャァッ!?」パァン

上条「!!!!!!!!」

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インキュバスさんパチンカスかよ

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ドサクサに紛れて上条のヒロイン確定させんな

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インry「」ドシャァ

上条「あ……ああ……!」

上条「嘘だろ……? オイ……冗談はよせよ……! オイ!!」

スフィクス「ワンワーン!」パァン

上条「スフィンクスまで……う……うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」ダッ

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インサイダーさんの名前安定しねえな

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上条「土御門! 起きろ!!」ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン

上条「み、御坂とインディーズジョーンズとスフィンクスが破裂して! 血がいっぱい出て……!」ドンドンドンドンドンドンドンドンドン

上条「こんなの……絶対に魔術師の仕業だろ!?」ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン

上条「オイ! 開けろ土御門ォ!! 開けろォ!!」ドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドンドン

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ニャース「何だニャーカミやん……こんな朝っぱらから近所迷惑ぜぃ……」

上条「大変だ土御門!! 何かの魔術が発動して……!!」

ニャース「落ち着けカミやん……いったい何がおこ……ニャァァァッ!?」パァン

上条「!!!!!!!!!!!」

舞夏「どうしたんだ兄貴ィィィィッ!?」パァン

上条「!!!!!!!!!!!」

土御門's「」ドシャァ

上条「う、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」ダッ

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ワロタ

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上条「はあ! はあ!」タッタッタッ

一方通行「エヒャァ!?」パァン

打ち止め「ミサカハァっ!?」パァン

たくさんの御坂妹達「「「「「「身体が破裂して妹達全員が即死してしまいました……と、御坂達は死にながら現状報告をします」」」」」」

上条「はあ! はあ!」タッタッタッ

麦野「グァァッ!」パァン

浜面「ヒギィ!?」パァン

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ワンワン鳴く猫

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上条「何だよこれ……何なんだよ!!」タッタッタッ

観光に来てたイギリス清教の皆さん「NOOOOOOOッ!?」パァン

観光に来てた天草式の皆さん「NOOOOOOO!?」パァン

上条「何なんだよぉぉぉぉっ!!!」タッタッタッ

パァン パァン パァン パァン パァン パァンパァンパァンパァンパァンパァンパァン

上条「うわぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!!!!!」タッタッタッ

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上条「はぁ……はぁ……」

上条「俺はこれから……どうしたらいいんだ……?」

上条「御坂も……インディケータも……通行人達も……全員俺の目の前で死んじまった……」

上条「無事なのは……俺だけなのか……?」

上条「誰か……誰か他に生きている人間はいないのか……?」ヨロヨロ

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生きた人間を求め、ユラユラと歩を進める上条。



しかし、いくら進んでも血の匂いは消えない。



そこらかしこに破裂して息絶えた人間が横たわっていて、



辺りには血の匂いが充満している。



その光景は、さながら地獄絵図だ。

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一方さんは死ぬなよ

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いくら歩いても、いくら歩いても、いくら歩いても、


そんな地獄のような光景が延々と続いている。


次の瞬間には普段通りの光景に戻ると信じ、


何度も何度も瞬きをするが、


眼前に広がる地獄は消えてはくれない。


この光景は夢でもなく、幻でもなく、妄想でもなく、


紛れもない現実なのだと、


上条は嫌でも思い知らされた。

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上条「ウプッ……ヴォェェッ! 」ビシャビシャ

上条「ゲホッ! ゲホッ! ハァ……ハァ……」

上条「チクショウ……チクショウ……!」グスッ

上条「なんだって……なんだってこんなことに……!」

上条「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」ジタバタジタバタ



















「あれぇ? 何でまだ生きてる人間がいるの?」


上条「!!」バッ

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上条は自分に対しての能力が無効化されるから生きてるのか
でもそれは右手オンリーだったと思うが

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佐天「んん? 貴方は確か……大覇聖祭の……上条さん?」スタスタ

上条「さ、佐天……さん……だっけか?」

佐天「はい、覚えててくれたんですね」ニコッ

上条「………!」

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生きている人間が自分以外にもいた。


しかも、自分と過去に関わりがあった人物だ。


その事実に思わず口角が上がる上条。


もしかしたら、まだ希望は残されているのかもしれない。


ほんの少しだけ、上条は救われた気がした。

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上条「良かった……! 佐天さんは無事だったんだな……!」

上条「こんな酷い状況だから……! てっきり俺以外は皆死んじまったのかと……!」

佐天「……無事だった?」

上条「……え?」

佐天「それはこっちの台詞ですよ上条さん……」






















佐天「何 で 貴 方 は 無 事 な ん で す か ?」

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「何で貴方は無事なんですか? 」


こんな異常事態が起きてる中、


その台詞が出てくるのはどう考えてもおかしい。


そもそも、上条は幻想殺しがあるから無事なのだろうが、


何故、彼女はこの状況下で無事なのか。


そして何故、こんな光景を見て未だ冷静なのか。


頭の中でいくつも疑惑が生まれる最中、


佐天は言葉を続けた。

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ホラーかよこれ

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佐天さんの能力スレとか懐かしすぎ

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佐天「能力の発現地から近いので、もうとっくに学園都市の連中は全員破裂してるはずなんですが……おっかしいなぁ……」

佐天「ホントに、どうして無事なんですか? 上条さん……」

上条「何だよその言い草、それじゃまるで……まるで……」

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佐天「私がこの自体を引き起こしたみたい……ですか?」

上条「あ、ああ……」

佐天「……………」




























佐天「ハイ、その通り! この事態を引き起こしたのは何を隠そう! 私の能力によるものなんです!」

佐天「あは! あはははははははははは!!」

上条「!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?」

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ワロタ

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この場面で絶対に聞きたく無かった最悪の真実を、


満面の笑みで、何の悪びれも無く答えて見せた佐天。


上条は先程までの救われた気持ちが、


一気に冷たくて暗い、闇の底へと沈んで行くのを感じた。

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上条「じょ、冗談だろ……佐天さん……あんまり面白くないぞ? ハハ……ハハハハハハ……」

佐天「えぇ? 冗談じゃないですよ?」

上条「そんな……そんなふざけたこと! 信じられるかよ!」

上条「俺の目の前で! お前の友達である御坂は! 破裂して死んだんだぞ!?」

上条「あの時大切なお守りを俺に預けてくれたお前が! 友達を犠牲にして! 無関係の人達まで大勢巻き込んで!」

上条「こんな非人道的な事態を引き起こすなんて! 俺にはとても信じられねえんだよ!」

佐天「うーん……そんなこと言われても……」

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上条「そうか! もしかして……佐天さんは誰かに操られているのか?」

上条「なあ、そうなんだろ? 黒幕は別にいて、佐天さんはソイツに操られてるんだ!」

上条「それともアレか? やっぱり俺をからかってるんだろ?」

上条「ほら、こんなめちゃくちゃな状況だから俺を少しでも励まそうって……な? そうなんだろ?」

佐天「………」

上条「なあ……そうだと……そうだと言ってくれよ……」ガクッ

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上条「そう言ってくれさえすれば……俺も救われるから……!」

上条「こんなめちゃくちゃな状況の中でも……」

上条「もう一度……俺は立ち上がってみせるから……!」

上条「だから! この事態を引き起こしたのは私じゃないと! 俺の目の前でそう断言してくれ……!」

上条「頼むよ佐天さん……! お願いだ……!」

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上条は祈った。


どうか、今までの発言が冗談であってくれと。


あの時自分に大切なお守りを預けてくれたこの子が、


御坂達と親しげだったこの子が、


仲間を、自分の友達を、関係ない人達を、


殺戮した悪人ではないようにと、


上条は心の底から祈った。






しかし……

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佐天「友達である御坂さん達を殺し……」

佐天「無関係の人達を殺し……」

佐天「挙げ句の果てに世界中の人間、全員を殺し尽くしたのは……」

佐天「この私です」ニコッ


上条の祈りは神には届かなかった。

まるで幻想殺しが、彼への幸運を打ち消してしまうように。

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引き伸ばすな

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上条「何でだよ……? 何でこんな酷いことができるんだよ……?」

上条「人間を全員殺したって、何の悪びれも無く言っていたけど……それがどういうことか分かってんのか……?」

上条「地球に住まう人達は……皆……学園都市の連中みたいになっちまったってことだろ……!?」

上条「俺の両親も、俺の友達も、俺の知り合いも、皆…皆………」

上条「皆死んじまったってことだろ!?」

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上条「つまりだ! 人類は! テメエの能力の力で! この地球上から絶滅しちまったんだ!」

上条「テメエは……その事の重大さが分かって言ってんのか!?」

佐天「ハイハイ、分かってますってそんなこと」

佐天「けどね、もうそんなの全部どうでもいいんです」

上条「何だと……?」ギリッ

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佐天「この人間が破裂する現象は私の能力によるもので、今日まさに発現したんですけどね?」

佐天「この能力を発現させた時に、私は大切な親友を誤って殺してしまったんですよ」

上条「親友を……殺してしまった……?」

佐天「はいっ、その辺に転がってる人みたいに、目の前でパァン! と破裂しまして、血がダラダラと出て……私の目の前で死にました」

佐天「今にして思えば、あの子を殺すつもりなんて毛頭無かったんですけどね……ハハハ……」

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上条「…………」チラッ

俺「」


思わず周囲を見渡し、 横たわっている死体を見つめる。


佐天は自身の能力により、


親友をあんな姿にしてしまったというのだ。

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ってなんで俺くんが!?

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佐天「その時にですね? 何かもう……全てがどうでも良くなって……」

佐天「この先、何十年も牢屋の中で過ごして、皆から殺人鬼と罵られ……」

佐天「この先の人生が……一生暗いまま終わるっていうのなら……」





















佐天「もう私以外の人間を全員殺し尽して、誰もいない地球で楽しく自由に暮らそうかなって思っちゃいまして……」



上条「…………………………………………は?」

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佐天「だからまあ……無関係の人達には大変申し訳無いんですけど……」

佐天「私自身の幸せのため、この先私の敵になるであろう皆さんには犠牲になってもらうことにしたんです」

佐天「私は人間を破裂させる能力の範囲を世界中に拡大し、全人類を破裂させました」

佐天「親、兄弟、友達、知り合い、顔見知り、VIP民、なんJ民、嫌儲民、その他多く人間達……」

佐天「何処にいようが分け隔てなく……今を生きとし生ける全ての人間を対象に、です」

佐天「この惨状はそれを行った結果ですよ、学園都市だけじゃなく、今や世界中がこうなっているはずです」

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こういうやつってなんで自分ひとりが死ねば住むのに周りを巻き込むんだろうな

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初春死亡フラグ回収されてますがな

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上条「…………………」


絶句した。


牢屋に入りたくないから……?


自分の人生を終わらせたくないから……?


だからこんな最悪な事態を引き起こしたっていうのか?


いったい何を言ってるんだコイツは?


夢でも見てるのか?

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佐天「これでこの地球上で生きとし生ける人間は私だけ……」

佐天「これからは牢屋に入ることも心配せず……」

佐天「人から殺人鬼と罵られる事も心配せず……」

佐天「のほほ~んと生きて……そのまま安からに死ねると思ったのに……」

佐天「何で貴方は無事なんですか?」

佐天「今だって常時能力を使用してるんですよ? それなのに五体満足って……いったいどういうカラクリなんです?」

73:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
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上条「」


あまりにも自己中心的すぎる理由に、


上条は言葉が出なかった。


何か大それた理由があるならまだしも、


そんな薄っぺらい理由で、全人類を殺し尽くしたというのか?


そんな暴挙が、そんな理不尽が許されていいわけがない。


目の前で無惨に死んだ大切な人達がフラッシュバックし、


ドス黒いものが心の奥底から湧き上がってくる。

74:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
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AI小説ってホント展開進まないな

75:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
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上条「そんなふざけた理由で……お前は御坂達を、俺の仲間達を、無関係の人達を、無差別に殺し尽くしたっていうのか」

佐天「質問に質問で返さないでくださいよ~、さっきからそう言ってるじゃないですか~」ヘラヘラ

佐天「もうぜ~んぶどうでもいいんですよ! どうでも! アハ! アハハハハハハ!!!!!」

上条「ッ!!」プツンッ


その瞬間、上条の中で何かが切れた。


上条「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ドガッ


無我夢中で佐天の元へ駆け出し、

佐天の頬を思いっきり右拳で殴りつける。

76:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
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佐天「ブフッ!?」


渾身の右ストレートを顔面で受け、思わず仰向けに倒れる佐天。

その隙に上条は佐天へ馬乗りになり、また顔面を殴った。

何度も、何度も、何度も殴った。


上条「ッ! ッ! ッ! ッ!」ゴスッゴスッゴスッゴスッ


怨み、憎しみ、悲しみ、苦しみ、怒り。

あらゆる感情がドロドロに混ざり合い、

何がなんだか分からなくなっていく。

それでも、上条はひたすらに殴り続けた。

──



77:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
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もう何度佐天の顔面へ拳を叩き込んだだろう。

頭にモヤがかかり、まともな思考ができない。

そんな状態で上条当麻は思う。


上条(俺は……どうしてこんな事をしているんだっけか……?)ゴスッゴスッゴスッゴスッゴスッ


靄がかった頭で必死に思考を巡らせる。

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この人間が許せないから?


多分違う。


殺されてしまったみんなの仇?


それも多分違う。


ああ……そうか……


俺はただ、自分自身が許せなかったんだ。

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佐天涙子の事じゃない。


目の前にいたインデペンデンスを、御坂を、仲間達を、


守ってやれなかった自分の不甲斐なさが許せないのだ。


そうだ、彼女を殴るのはただのやつあたりにすぎない。


そんなことは内心何処で分かっていた。


でも、もうどうしようもない。


自分の中のドス黒い感情を、この衝動を、


抑える事なんて出来やしない。

80:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
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上条(畜生……畜生……畜生ッ!!)ゴスッゴスッゴスッゴスッ


顔を殴る度に、上条の拳は次第に赤く腫れ上がっていく。


顔を殴られる度に、整えられていた佐天の顔は歪に変形し、


目から光が失われていく。


まるでこれが自分への罪なのだと言わんばかりに、


佐天は人形のようにされるがままになっている。


やがて、上条の手が何度も殴った反動で流血した時だった。

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上条は動きを止めて、ポツンと呟く。


上条「……もういいや」


上条は血が滴っている拳を引っ込めた。

佐天涙子は何も言わない。

いや、もう声を発することはない。

彼女はとっくに死んでいる。

かつては仲間内から活人拳と呼ばれた拳で

初めて人間を殴り殺した上条は、

ぼんやりとした表情でしばらく座り込んでいた。

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史上最低の殺人鬼は今死んだ。


これで全てが終わった。


しかし、何一つ救えなかった。


大切な人を守る事はできなかった。


この地球に住まう人間を守ることはできなかった。


上条はゆっくりと立ち上がる。

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何か変だと思ったらAIの作った文章かこれ

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上条(俺以外に人間が誰もいない世界で生きていても……仕方がないよな……)

上条(俺も……皆のところへ行こう……)

上条(きっと……皆も許してくれるだろ……)


もう彼の中身は空っぽでスカスカだった。

上条は近くに建てられたビルの階段を登っていく。

屋上に出るとそこには青空が広がっていた。

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柵の向こう側に立ち、下を見下ろす。


そこにあったのはたった一人の少女の手によって、真っ赤に染まった死の大地だった。


そんな光景を見て、改めて自決する覚悟が固まった上条。


目を瞑り、屋上から飛び降りようとしたその時。

























「とうま!」

自分が守るべきはずだった少女の声がした。

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慌てて後ろを振り返る。


しかし、そこには誰もいない。


ただの空耳かと思い、再び前を向くと……


そこにいた。


自分の事を慕ってくれていた女の子がいた。


インディアペーパーだ。

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いや、インデクサーションだけではない。


そこには殺されたはずの皆がいた。


彼女らは上条の前に立ち塞がる。


まるで上条が屋上から飛び降りることを拒むように。

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上条「何だよお前ら……邪魔すんなよ……俺はこれから死んで……お前らがいるところへ行くんだ……」

上条「だからそこを退いてくれよ……」


インデクス達はそこから動かない。


上条「退けよ……退けっつってんだろ!?」


インディペンデント達は何も答えない。

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上条「……全部! 全部だ! 全部アイツに奪われたんだぞ!?」

上条「大切な人も! 親も! 友達も! 仲間も! これからの幸せっつうヤツも!」

上条「全部アイツに奪われた! 何もかもを壊された! 否定された! 踏みにじられた!」

上条「もう不幸どころの話じゃねえ! 終わりだ! 何もかもが終わったんだ!」

上条「だったら……もう生きていても仕方ないだろ!? 俺を死なせてくれよ! 俺を楽にさせてくれよ!」

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インディアンさん出すぎだろ

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上条は涙ながらに訴える。


だが、目の前にいる少女たちは消えない。


そして、インデックスファンド達の中から一人の少女が現れた。


その少女こそ上条の事が好き好きでたまらなくて、


ついには上条が自宅でくつろいでいるところを襲い、


逆レイプを決め込んで既成事実を狙った淫乱ドスケベJC、


御坂美琴である。

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彼女は何も言わず上条を見つめ、ただ涙を流す。


上条は彼女の涙を見た瞬間、気づいてしまった。


上条には分かってしまったのだ。


御坂が何を言いたいのか。


何故彼女達が自分の目の前に現れたのか。


だから上条は叫んだ。

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上条「何だよそれ……!」

上条「俺にお前らの事なんか忘れて……こんな血みどろの世界で……一人寂しく生きろってか!?」

上条「無理だ……! 俺はそんなに強い人間じゃない……!」

上条「俺はこんな世界じゃ! 幸せになんて生きていけない!!」

上条「誰かを守る事しかできない俺が!! 自分以外に誰もいない世界で! いったいどうやって生きろっていうんだよ!!」

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なんでこのAI下ネタ入ってんだよ

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上条「そうだ……俺にできることなんて……誰かを守ることくらいなんだ……」

上条「それができないのなら……俺はちっぽけで! 弱くて! 無個性で! 惨めったらしい存在なんだよ!!」

上条「そんな俺に! この世界でこれからどうやって生きていけっていうんだ!?」

上条「教えてくれよ……なあ! 教えてくれよッ!!!」

上条「くそッ……! 畜生ッ…………!」ストンッ

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佐天さん何もできないし

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上条はその場に座り込み、ただただ涙を流す。


その姿を見て、何とか自決を止められたことが分かったからなのか、


御坂は安心したように微笑むと、その姿を消した。


それと共に他の仲間達の姿も消えていく。


最後に残ったのはインディオだけだった。


彼女は上条からの言葉を待っているかのようだった。


少しばかり泣いたあと、上条は口を開く。

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上条「……ごめんな、インディー」

上条「お前のことを守ってやれなくて……」

上条「本当に……本当にごめんな……」


インデク�


99:Tは何も答えない。



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サ店さんと唯一破裂しない上条さんが新世界のアダムとイブになる展開だと思ったのに

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インディーって誰だよw

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上条「………」

上条「俺さ、もう死のうと思ってた」

上条「誰もいないこんな世界で生きてても仕方ないって、さっきまでそう思ってたんだ」

上条「でもアイツの……御坂の涙を見た……」

上条「言葉は無かったけど……アイツの気持ちは充分に伝わったよ……」

上条「きっと御坂は……俺に生きていて欲しかったんだ……」

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上条「御坂だけじゃねえ……他の皆も……俺に生きていて欲しくて……」

上条「例え惨めでも、理不尽に殺された自分の分まで俺に生き抜いて欲しくて……」

上条「死のうとした俺を止めようと、俺の目の前に現れてくれたんだ」

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上条「………」

上条「なあ、インデリン……」

上条「きっと生き残った俺は……理不尽に殺されたアイツらの分まで……」

上条「多少みっともなくても生きるべきなんだよな?」

上条「どんなに辛い世界でも……どんなに絶望的な世界でも……どんなに血生臭い世界でも……」

上条「生き残ったからには……アイツらの分まで必死に生きなきゃならない責任があるんだよな……?」

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上条「……………」

上条「俺さ……もう少しだけ頑張ってみようと思う」

上条「生きている限り、絶対に諦めたりはしない」

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上条「佐天はああ言ったけど、もしかしたら生き残ってる人間が俺のように何処かにいるかもしれない」

上条「最初はあるわけ無いと思ってた魔術だってあったんだし……」

上条「もしかしたら……死んじまった皆を生き返らせる方法があるのかもしれない」

上条「そんな、まるで雲を掴むような話だけど、僅かでもそんな可能性が……ほんの少しでも残ってるっていうのなら……」

上条「俺はこの世界を生き抜いてみようと思う」

上条「人類が絶滅しただなんてふざけた幻想を……」

上条「あっさりと認めるわけにはいかないからな」

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上条「……………」

上条「だからさ、インディアノラ……」

上条「俺はもう……大丈夫だ」

上条「死のうとしてた俺を止めてくれて、皆を連れてきてくれて、本当にありがとう」

上条「そして少しの間……さよならだ」

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上条の言葉を聞き終えると、


インディケータは自分の役目を終えたかのように微笑み、


右手でくたばれのハンドサインをすると、





インデックス「わざと間違えてんのか、お前」





という一言を残し、まるで最初から存在していなかったかのように消えていった。


残された上条はしばらくその場で泣いていたが、やがて立ち上がる。


上条「……行くか」スッ

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自分が何処へ向かえばいいのかも、


これからどうすればいいのかもまだ分からない。


それでも上条は歩き出した。


誰もいない道を上条は一人で歩き続ける。


もう二度と振り返る事はない。


もう二度と立ち止まる事もない。

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