キョン「学園都市に来て半年…手がかりは何も無いし、取り合えず上条の家に行ってみるか」at NEWS4VIP
キョン「学園都市に来て半年…手がかりは何も無いし、取り合えず上条の家に行ってみるか」 - 暇つぶし2ch131:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
21/10/04 19:39:26.929 Zjrs6kb30.net
一方通行「そもそも、鉄分をそンなに接種して何になるっつゥンだよ」
11801号「女性には定期的に鉄分が必要になる月一のイベントがあるんです、とミサカは明言を避けつつ説明します」
青ピ「そやそや。僕は皆の事を思って金ダワシで出汁取ろうと」
一方通行「……そんなに鉄分が欲しいなら釘でも齧ってろ」
キョン「……世の中には釘を噛んで鉄分を補給する人もいるらしいから、その鉄分の取り方もあながち間違いではないんだろうがな」
上条「あ、キョン。料理の方は?」
禁書「今コトコト煮込んでる所かも」
一方通行「アイツはどうしたンだァ?」
キョン「打ち止めには向こうで火の番をしてもらってる」
上条「……料理の内容は?」
禁書「ふろしき大根だよ!!」
キョン「ふろふきだ」
禁書「ふろふき大根だよ!!」
上条「……意外と普通なんだな」
禁書「キョンに教えてもらいながら作ったからね!」

132:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
21/10/04 19:40:09.606 Zjrs6kb30.net
一方通行「なンだよ、和食かよ」
キョン「材料が材料だったからな。和食しか選択肢が無かったんだ」
禁書「あくせられーた、和食嫌いじゃないよね?」
一方通行「……さァ、どうだろうなァ。コーヒー飲ンでくるわ」
禁書「いってらっしゃい!」
――
青ピ「釘、固っ!」
11801号「歯が折れてしまいそうですね、とミサカは釘を奥歯で齧ります」
上条「……それで、お前らなにやってんだ?」
11801号「本当に釘を噛んで鉄分が摂取できるのか疑問に思ったので実際に試しています、とミサカは上条当麻に釘を差し出しつつ言います」
青ピ「カミやんも一本どう?」
上条「……遠慮しとく」

133:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
21/10/04 19:46:04.520 Zjrs6kb30.net
一方通行「……」
打ち止め「あれ、何か用? ってミサカはミサカは貴方に尋ねてみる」
一方通行「コーヒー飲みに来ただけだ」
打ち止め「そうなんだ、ってミサカはミサカは火の様子を見ながら答えてみる」
一方通行「……火の番なンか、面白ェのかねェ」
打ち止め「結構面白いよ! ってミサカはミサカは満面の笑みで貴方に言ってみる!!」
一方通行「……へェ、そうですか」
打ち止め「うん!」
――
キョン「……やはり打ち止め一人に火の番をさせるのはマズいか」
上条「ああ、大丈夫だよ。たぶんコーヒー飲みに行くついでにアイツが見てると思うから」
キョン「そうか……意外と気が回るな、一方通行も。あれで口さえ悪くなければ接しやすいんだが」
上条「まあ、アイツは所詮犯罪者ですし。口が悪いのは仕方ないよ」
11801号「確かに白モヤシは救いようが無い犯罪者で小物ですが、口が悪いのは彼の長所の1つだと思いますよ、とミサカは横から会話に参加します」
キョン「そういうもんかね。まぁ確かに口のいい一方通行なんか想像は出来んが」

134:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
21/10/04 19:47:42.489 Zjrs6kb30.net
打ち止め「出来たよー、ってミサカはミサカは大声で皆に伝えてみる!!」
禁書「よし、行こうはるみ!」
キョン「じゃあ、お前達もそろそろ準備しておいてくれ」
青ピ「おっしゃ、食器用意すんでミサカちゃん!」
11801号「はい、ミサカ達の華麗な食器並べで他のメンバーを圧倒しましょう、とミサカはあーさんに続いて駆けだします」
一方通行「狭苦しいのにドタバタ動き回ンな」
打ち止め「じゃあミサカはご飯を混ぜるね、ってミサカはミサカはしゃもじを浸す水を用意しながらキョンと禁書目録に言ってみる!」
キョン「頼んだ」
上条「おお、結構おいしそうだな」
禁書「ふふん! どう、とうま? これが私の実力かも!!�


135:v 上条「はいはい、すごいですねーっと。おいやおい号! 食器並べる前にテーブル拭け!!」 ――― 禁書「それじゃあみんな手をあわせて!」    「「「「「「「いただきます」」」」」」」



136:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
21/10/04 19:54:10.961 Zjrs6kb30.net
禁書「とうま、どう? おいしい?」
上条「そうだな。味もしっかり染みてるし、初めてにしては上手く出来たんじゃないか?」
禁書「えへへ。見なおした?」
上条「まあ、それなりにな。……ところで、これで冷蔵庫の中からっぽなんだよな?」
キョン「幾つか残っているが、どれも単品じゃ料理できないものだな」
上条「じゃあ、明日買い足しに行ってくるかなぁ」
青ピ「あ、じゃあカミやん、ポテチも一緒に頼むわぁ」
上条「なに言ってんだ。お前も一緒に行くんだよ」
青ピ「はぁ!? な、なんで僕!? 第一位とラブラブしながら一緒に行って来れば……
    いや、今のは言葉のあやって奴で……ごめん、第一位ホンマごめん! 謝るから僕のふろふき大根穴だらけにすんの止めて!!」
11801号「これではふろふき大根ではなくあなあき大根ですね、とミサカは軽いジョークを飛ばします」
上条「明日は平日だから学校帰りに買い物するからお前に手伝ってもらった方が早く済むだろ」
青ピ「んー、しゃーないなー。まぁ、カミやんがどうしても僕と行きたいー言うなら断るのも申し訳ないし」
一方通行「金はいくらくらい必要だ?」
上条「とりあえず100万は欲しいな」
一方通行「そんな必要なのか?」
上条「当たり前だろ。と言うかな、お前は上条さん家の財布としてここに置いてやってんだ。それ以外の価値はお前には無い…もちろん出せるよな第一位様なら?」
一方通行「…ッチ。足元みやがって…まあ100万ぐらいどうってことないがなァ」

137:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
21/10/04 19:56:33.009 Zjrs6kb30.net
――
上条「おし、授業終わったし買い物行くぞー」
青ピ「……なぁなぁ、カミやん、今日の買い物僕に任せてくれへん?」
上条「ん? どうしたいきなり」
青ピ「いやなぁ、僕も皆の役に立ちたいなぁって昨日の布団の中で思って。
    せやけどほら、僕料理出来んし、平日の昼に家におらんから洗濯も出来んし、やれる事は買い物くらいやろ?」
上条「……」
青ピ「お願いカミやん、僕にも時々は花持たせてぇな、この通り!!」
上条「……いや、別に手伝いがしたいっていうんなら止めはしないけど、ちゃんと食えるもの買ってこれるのか?」
青ピ「へへ、当たり前や! あんま僕を舐めたらあかんでぇー!」
上条(……どうするかなぁ……本人がやりたいって言ってるのにそれを無視するのはいけないって昨日キョンも言ってたし……
    まあ、買い物くらいならこいつにも出来るよな……)
上条「……いいか、くれぐれも使い込みとかは」
青ピ「わーってるって。料理出来るもん買って帰ればええんやろ?」
上条「ああ。お前の買って帰ってくるものに今日の晩飯がかかってるんだからな」
青ピ「りょうかーい」

138:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
21/10/04 20:00:17.365 Zjrs6kb30.net
――
上条「……で、なんなんですかねぇ、これは」
青ピ「んん? なにって、人参に、お肉に、チョコレートに、ああこれは自腹で買ったLOやった、んでポテチ……」
上条「俺は、こっちについて聞いてるんだけど」
青ピ「なにって……お鍋用の出汁やけど」
一方通行「……この暑いのに鍋って……テメェ」
青ピ「いやなぁ、僕、一回でいいからやってみたかった事があってん」
上条「……なんだよ」
青ピ「や・み・な・べ♪」
上条「……一方通行、あと100万追加でよこせ」
一方通行「この際、1000万くらい持ってけ」
青ピ「ええええええ!? なんで!? ええやんお鍋!! 皆でわいわいしながらお鍋!! 大家族と言えばこれやろ!?
    それに余ってる材料、ネギとかお豆腐とか白菜とかやろ? 悪くなる前に一気に使いきれてええやん!!」
上条「あのなぁ……俺は100万円で優雅な二日間を過ごすつもりだったんだよ。まったく、一日でこんなくだらんものに100万使い切りやがって……」
青ピ「んな事言わんでさぁ、闇鍋しようやぁ! 別に闇鍋して死ぬわけやないし!」
一方通行「テメェとムッツリが居る時点で十分命に関わる事も有り得ンだよ!!」

139:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
21/10/04 20:02:40.139 Zjrs6kb30.net
――
キョン「いいんじゃないか? たまにはそういうのも」
上条「はぁっ!? 闇鍋だぞ!?」
キョン「冷蔵庫の整理も出来るし、一石二鳥だろ。なんなら選択の幅が広がるように食材を買い足してこようか?」
打ち止め「ミサカもミサカも皆でワイワイお鍋食べてみたいなー、ってミサカはミサカは貴方に言ってみる!!」
一方通行「……おいおい、テメェら揃いも揃って正気かよ」
禁書「ねーねー、とうま。闇鍋って何?」
上条「闇鍋って言うのは……なんていうか……皆が秘密で持ち寄った材料を使って鍋を作るっていうか……」
禁書「なんだか面白そうかも!」
上条「……」
青ピ「よっしゃ! んじゃ早速用意しよか!!
    まずは下地の鍋として、買ってきた食料と冷蔵庫の中の野菜で最低限の鍋って言える鍋作って、そっからやな」
11801号「何を入れてもいいのですか、とミサカは一応確認を取っておきます」
青ピ「うーん……僕もやったこと無いからよう分からんけど……『自分これ食える!!』ってモンならありちゃう?」
11801号「……成程、とミサカは頷きます」

140:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
21/10/04 20:04:17.344 Zjrs6kb30.net
上条「……下地の鍋自体は問題ないとして……問題は、個人的に入れられる材料だよな」

上条「さてさて、冷蔵庫の中から無くなっている物は……」
上条「うどん麺と肉団子用の肉と……だけ!?」
上条「……」
上条「あらー、どういう事ですかねこれは……確か、食材選びは上条さんが一番最後だったはずですけど……」
上条「い、いや待て……落ち着け……キョンが買い足して来てくれた分もあるし、もしかしたらそれで……」
上条「だからってこの減りはおかしいだろ!!!!!」
上条「インデックスは自分の好物を入れるはずだから……たぶん食えるもの……
    キョンと一方通行は食えないものを入れるなんてバカな真似はしないはずだ……
    問題は、打ち止めと料理オンチ二人……打ち止めはよく分からずにとりあえず突っ込むみたいな事するかもしれないし、料理オンチ二人は言わずもがなだろう」
上条「……自分の入れた物を食うのは反則だから、なんとかして危険じゃない三人の分を食えればいいが……」
――
上条「昆布と買い足し分のエビ……これでいいか」

141:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
21/10/04 20:06:19.707 Zjrs6kb30.net
青ピ「さて、皆さん材料持ちましたぁー? 持ちましたね? それでは闇鍋始めたいと思いますー。
    キョン電気消してー、ミサカちゃん鍋の火ぃ消してー」
青ピ「よし、手元も確認できんようになったし、一人ずつ入れて行こか。まず僕なー」
11801号「では次はミサカですね、とミサカはあーさんに続いて自分の材料を投入します」
上条(……よし、つまりこの二人の材料は比較的下の方に有る事になる!)
一方通行(上から少しずつ取っていけば、まず奴らの入れたもンに当たる事ァねェ!!)
打ち止め「じゃあ次はミサカね、ってミサカはミサカは自分の分を入れてみる!」
上条(問題は……)
一方通行(打ち止めが、変な物入れねェかだが……)
                         にゃー>
打ち止め「よいしょ」
上条「ってちょっと待てえええええええええええええ!!!!!」
一方通行「テメェ鍋にネコ入れるつもりかよ、打ち止めァァァッッ!!」
打ち止め「……駄目なの? ってミサカはミサカは二人に」
一方通行「駄目に決まってンだろォが!! 食えンのか!? テメェはネコが生ではいってて食えンのかァ!?」
上条「生きたネコそのまま食べるなんて真似ワンダープロジェクトとかドクタースランプとかに出てくるロボットでもない限り無理ですから!! 上条さんたちみたいな人間がネコをそのまま食べるなんて無理ですから!!!!」

142:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
21/10/04 20:09:36.586 Zjrs6kb30.net
上条(今この瞬間に決まった、この闇鍋での最要注意人物は打ち止めだ!)
一方通行(まさかネコを入れようとするとはなァ……こりゃあ何が入っててもおかしくねェぞ……
       一人が入れる材料は二つ……なんとかして、打ち止めの入れた『もう一つ』とネコの代わりに入る『一つ』を引かねェようにしねェと)
禁書「じゃあ次は私だね」
上条(インデックスは大丈夫のはず……)
キョン「次は俺か」
一方通行(キョン、コイツはァ……どっか抜けてる所は有るが、食えるもンは入れるだろォな)
上条「じゃあ次が俺だな」
一方通行(三下は問題ねェ。コイツが料理に食えないものを入れるっつーのはまず有り得ねェ)
一方通行「ンで、最後が俺か」
上条(一方通行は大丈夫だ、コイツは犯罪者で生きてる価値すらないゴミだが、小心者で臆病だ。もし変な物を入れて死者を出すようなことはしないだろう。安全な食べ物を入れるはずだ)
青ピ「皆入れ終わった? よし、じゃあ打ち止めちゃんふた閉めて」
打ち止め「了解、ってミサカはミサカはふたを手さぐりで見つけて閉めてみる!」
青ピ「よし、フタしまったな? じゃあ木山さん電気つけてー。後はじっくりコトコト煮て、しばらく時間が経ったらもう一回電気消してスタートって事で」
上条「……スフィンクス、お前生きてて良かったな」
スフィンクス「ふにゃん」

143:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
21/10/04 20:10:38.486 Zjrs6kb30.net
青ピ「そんじゃもう一回上条家闇鍋祭り鉄の掟確認!! 鉄の掟1!」
禁書「入れる物は一人二つまで!」
青ピ「鉄の掟2!」
打ち止め「お鍋の中に一度入れた物は取り換える事は出来ない、ってミサカはミサカは確認してみる!」
青ピ「鉄の掟3!」
キョン「一度箸で触れた物は完食する」
青ピ「鉄の掟4!」
11801号「完食後、その材料を入れた者は名乗り出る、とミサカも確認に続きます」
青ピ「鉄の掟5!」
一方通行「基本三巡、全員が入れた物+最初から入っていた白菜・ネギ・豆腐・人参・春菊・シイタケ・エノキが一通り出れば終了」
青ピ「鉄の掟6!」
上条「食える物しか入れない」
青ピ「よし、皆鉄の掟守れとんな? んじゃカミやん、音頭よろしくー」
上条「……何が当たっても恨みっこなし。手を合わせて!」
   「「「「「「「いただきます!」」」」」」」

144:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
21/10/04 20:11:59.490 Zjrs6kb30.net
青ピ「ほな僕一番箸行きまーす!! これや!! ……はぁっ!?」
上条「ど、どうした?」
青ピ「なんや固くて、つるつる滑って、少し重くて、箸じゃ持ち上げられん……第一位、お玉取ってー」
一方通行「……ほらよ」
青ピ「よし取れた! ほな、いただきまーす!!」
上条「躊躇ねぇな……」
    ガリッ!
一方通行「……なンだよ、今の音。何食ったンだ、青馬鹿ァ」
青ピ「これたぶん……卵。しかも殻ごとや」
上条「確かに食えるな。しかし、殻ごととは……誰が入れたんだ?」
11801号「ミサカです、とミサカは素直に名乗り出ます」
上条「やおい号か……思ったよりも普通だな」
キョン「だが、鍋に入れる時は茹で卵か何かの方がいいと思うがな」
11801号「覚えておきます、とミサカは素直にキョンの助言を受けます」
一方通行(料理オンチのムッツリでこれなら、案外大丈夫なンじゃねェか……?)

145:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
21/10/04 20:13:16.067 Zjrs6kb30.net
青ピ「ごちそーさまでした! ほな次は、時計回りやからカミやんやな」
上条「……ああ」
上条(材料投入は青ピ→やおい→打ち止め→禁書→キョン→俺→一方通行の順。もし俺の予想が正しければ危険物は下の方に沈んでるはずだ。
    実際、今勢いよく箸を突っ込んだアイツはやおい号の入れた物を取った……つまり)
上条「これだ!」
上条(上の方に危険物は少ない!!)
上条「……あ、あれ……お、重い……なんだよこれ、デカくて、重い……」
禁書「とうま大丈夫? お玉使う?」
上条「いや、大丈夫だ。……よし、取れた。じゃあいただきます」
上条(……ん? これ、食べ物か? なんて言うかザラザラしてるし、噛み切れないし……)
打ち止め「なになに、なんだったの? ってミサカはミサカは上条当麻に尋ねてみる!」
上条「い、いや、それが、これ、食い物じゃなさそうなんだが……」
一方通行「おいおい、いきなり掟破りかよ。誰だァ? 食えないもン入れた奴ァ」
青ピ「あちゃー、もう出たったかー。軽いから上の方に来てたんやろうなぁ……あー、カミやんゴメン、たぶんそれ僕がネタで入れた」
上条(……ネタ食材、というかタオルかなんかか? どっちにしろこれが危険物じゃなくて良かった……)
青ピ「キョンの使用済みパンツや」

146:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
21/10/04 20:14:45.111 Zjrs6kb30.net
一方通行「打ち止め、鍋のフタ閉めろ」
打ち止め「了解、ってミサカはミサカは言われるがままにふたを閉めてみる!」
上条「やおい号、鍋の火消してくれ」
11801号「分かりました、とミサカは上条当麻に言われたとおり火を消します」
キョン「インデックス、電気点けてくれ」
禁書「分かった!」
青ピ「あ、あらぁ? 皆なんでそんな怖い顔してんの? 僕のジョーク、ダダ滑りやったかなぁ? は、ははははは……」
     ゴスッ!!     ゲシッ!!
青ピ「ちょ、ま、第一位もカミやんも落ち着いて!! 蹴んのやめ! こ、これにはわけが!! わけがさぁ!!!」
          ゴシュッ!!    ドバドバドバ!!
青ピ「く、目にゴミが……やなくて、き、キョン無言で僕の顔に水掛けるのやめてください!! 息が出来ませんて、ホンマに!!」
   ガッシ!!    ボカッ!!
11801号「あーさんは死んだ、スイーツ(笑)、とミサカはあーさんの代わりに言っておきます」
青ピ「たすてけ!! もとい助けて! 誰か僕に救いの手へぶぁっ!!」

147:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
21/10/04 20:18:25.553 Zjrs6kb30.net
キョン「……これは、今日穿いていたパンツだな」
上条「なんかすまんな、アイツに非が100%あるとは言っても口なんか付けちゃって……」
キョン「出汁の匂いが取れればいいが……」
上条「あー……じゃあ、それ、貸してくれ」
キョン「……食べるのか?」
上条「食べるか!! 洗っておくから!!」
キョン「ああ、そういうことか……分かった。よろしく頼む」
――
青ピ「ただのお茶目やのに……僕の身体を張ったお茶目が……」
禁書「パンツは下着なんだよ? 下着をお鍋に入れるなんてあーさんはちょっと非常識かも!」
打ち止め「そうだよ、一応皆で食べるものなんだから考えないと、ってミサカはミサカはお姉さんぶってあーさんにお説教してみる!」
11801号「確かにキョンさんのパンツなら良い匂いがしてそのまま食べられる気がしないわけでもないですが……」
青ピ「せやろ? せやろ!? 僕もそれいうて別のもん入れ直そうって腹やったんに……皆酷い……」
一方通行「まだ蹴られたりねェかァ?」
青ピ「わー、嘘嘘嘘!! 嘘です!! ごめんなさい!! 自分ちょっと調子こいてました!! 謝るんでもう蹴らんといてください!!」

148:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
21/10/04 20:20:12.232 Zjrs6kb30.net
――
11801号「と、言う事で、鉄の掟を破ったあーさん抜きで闇鍋再開です、とミサカはあーさんに変わって司会進行します」
上条「あー、ちょっといいか? やおい号」
11801号「はい、なんでしょう、とミサカは上条当麻の問いかけに答えます」
上条「闇鍋がどれだけ危険か、皆そろそろ分かっただろ。だからもういっその事電気点けたままで……」
一方通行「だなァ。あの青馬鹿が他に誰の着用済み下着を突っ込ンでるかも分からねェしなァ」
禁書「そ、それは困るかも!!」
キョン「じゃあ、もう普通の鍋として楽しむか」
打ち止め「じゃあフタ空けるね、ってミサカはミサカは確認しながらフタを開けてみる!!」
       カパッ
上条「……これは」
一方通行「なンつーか……」
キョン「……普通の鍋、みたいだな。一見」
打ち止め「うわぁ、すごくおいしそう! ってミサカはミサカははしゃいでみる!!」
11801号「なんだかんだで皆真面目に入れていたんですね、とミサカは少々感嘆します」

149:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
21/10/04 20:21:26.459 Zjrs6kb30.net
一方通行「……味が妙だが……食えねェ事ァねェな」
上条「早い段階でキョンのパンツに気付けたのがせめてもの救いか……」
禁書「私のフライドチキンがお湯吸ってびしょびしょなんだよ……」
打ち止め「せっかくのチョコレートがドロドロだった、ってミサカはミサカはしょんぼり……」
キョン「…………コーヒー豆が沈んでたんだが……」
11801号「成程、どこかコーヒー風味なのはそのせいですか、とミサカは納得します」
青ピ「僕もおなか減ったなー、誰か僕に持ってきてくれんかなぁー!」
上条「あいつは無視な」
一方通行「あァ、あの手の馬鹿は放っておくに限る」

150:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします
21/10/04 20:23:13.911 Zjrs6kb30.net
―― 数ヵ月後
11801号「それでは、今月もやってまいりました、第六回上条家闇鍋祭りを始めたいと思います、とミサカは司会進行をします」
青ピ「わーわー、どんどんぱふぱふー」
一方通行「つゥかいつから定例になったンだ、これ?」
キョン「孤食を防ぐためにはこういうイベントも必要だろ?」
打ち止め「皆で食べた方がお鍋はおいしいしね! ってミサカはミサカはキョンと貴方に言ってみる!!」
禁書「ようし、今月もたくさん食べるんだよ!!」
上条「いつまで居座るつもりだお前ら!!」
スフィンクス「にゃー」

~~おわり~~

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