18/05/28 15:11:40.89 d8gq9M9JL
>>310-311
米国のパンチかわそうと抱擁してみせた南北首脳
これで韓国は完全に北朝鮮側に立った
鈴置 高史 2018年5月27日(日)
URLリンク(business.nikkeibp.co.jp)
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◆仲介を誇った文在寅
鈴置:文在寅大統領は5月27日午前10時から青瓦台(韓国大統領府)で会見し、前日の南北首脳会談に関し説明しました。
要は、自分はトランプ大統領と金正恩委員長の間を仲介し、北朝鮮の米朝首脳会談への意欲を引き出した、と誇ったのです。
◆米とは異なる非核化
本当に「仲介できた」のでしょうか?
鈴置:「できなかった」と思います。金正恩氏が明らかにしたという「非核化の意思」が、米国の要求する「完全な非核化」とは全く異なるものだったからです。
◆核保有を認めよ
米朝首脳会談には意欲を示している……。
鈴置:確かに、金正恩氏は6月12日にシンガポールで予定されていた米朝首脳会談の実現に意欲を示して見せました。しかし、「非核化」に関しては「努力する」と言ったに過ぎません。
米朝首脳会談にいくら意欲を示して見せようが、「核保有国であることを認めろ」と主張し続ける限り、北朝鮮との首脳会談に米国は容易には応じないでしょう。
◆仲人口、再び
でも、文在寅大統領は「完全な非核化の意思を明らかにした」と説明しました。
鈴置:縁談を無理にまとめようと、双方に美しい話をする「仲人口(なこうどぐち)」の典型です。
◆やはり運転席に座っている!
では、この南北首脳会談は何のために開催したのですか?
鈴置:文在寅政権は「北朝鮮の核問題で主導権を握ることができていない」「それどころか関係国から無視されている」との批判を浴びていました。
会談は北朝鮮にとってこそ必要だったのです。会見で大統領が「一昨日(5月25日)午後、金正恩委員長が形式的なことはいっさい抜きにして会いたい」と伝えてきた」と明かしています。
5月24日のトランプ大統領の首脳会談中止通告に、北朝鮮は震え上がりました。金正恩委員長への書簡は、要は「首脳会談に応じなければ、どうなっても知らないぞ」というものでした。
◆北朝鮮のわび状
北朝鮮は、そさくさと「わび状」を書きました。5月25日朝、「会談に応じる」との金桂官(キム・ゲグァン)第1外務次官の談話を発表したのです。