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ロシア軍、択捉島を拠点に迎撃訓練 基地化進む可能性
モスクワ=中川仁樹2018年3月27日07時06分
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ロシア軍は26日、北方領土の択捉島の空港を拠点に、周辺空域で新鋭戦闘機「スホイ35」が迎撃訓練をしたことを明らかにした。インタファクス通信が伝えた。
ロシアが2月に同空港を軍民共用にすると発表して以来、本格的な軍事利用が明らかになるのは初めて。今後、基地化が進む可能性もある。
訓練をしたのは、ロシア極東ハバロフスク地方の基地所属の2機で、訓練を終えて基地に戻った。択捉島にはソ連時代に戦闘機が常駐していたが、現在は常駐する航空部隊はヘリコプター部隊だけとみられる。
基地化が進んで戦闘機が配備されれば、周辺空域のロシアの戦闘力が大幅に向上することになる。
択捉島では2014年に新空港が完成し、中型ジェット機の利用が可能になった。ロシアは16年、択捉島と国後島に最新鋭地対艦ミサイルを配備するなど、北方領土の軍事拠点化を進めている。(モスクワ=中川仁樹)
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2018.3.29 07:47
北方領土訓練で露政府に抗議 河野外相
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河野太郎外相は28日の衆院外務委員会で、ロシア軍機が北方領土で26日に飛行訓練を実施したことに関し、外交ルートを通じてロシア政府に抗議したと明らかにした。
「北方領土におけるロシア軍の軍備強化につながるもので、島々に対するわが国の立場と相いれない」と伝えたと述べた。希望の党の小熊慎司氏の質問に答えた。
ロシア国防省は26日、戦闘機スホイ35がハバロフスク地方から択捉島までの飛行訓練を初めて実施したと発表した。