18/02/22 07:47:01.54 mF0XvdTv5
>>497
◆虫のいい「安保・通商」分離案
だから「安保と通商を切り離す」のではないですか?
鈴置:それは韓国の勝手な理屈です。米国が「切り離し」に応じる保証はありません。
朝鮮日報の趙儀俊(チョウ・ウィジュン)ワシントン特派員とアン・ジュンヨン記者は「青瓦台は『安保と通商は別物』と言うが……米国もそう考えるだろうか」(2月20日、韓国語版)で、その点を追及しました。
日本に対しても韓国はしばしば「歴史問題と経済協力の分離」を主張します。「慰安婦問題では日本が言うことを聞け。経済面では両国が協力して通貨スワップを結ぼう―要は、ドルを貸せ」という理屈です。
◆本音では歓迎の「韓国切り捨て」
鈴置:「米国が同盟を打ち切る」と言い出したら「渡りに舟」と乗る可能性があります。そもそもこの政権は「親北反米」政権なのです。
大統領以下、政権の中枢部は「米国との同盟は民族の団結を阻害する邪魔物」と考えている。(「『米帝と戦え』と文在寅を焚きつけた習近平」参照)。
ただ、まだ韓国には親米派が残っています。彼らの死に物狂いの抵抗を考えれば、自分からは同盟打ち切りを言い出しにくい。もし米国が「同盟を打ち切る」方向に動き出せば、願ったりかなったりでしょう。
◆米国の代替市場を探せ
米国市場から締め出された際の代替市場を準備せよ、との指示です。でも今や、多くの発展途上国が高炉を建設し鉄鋼を国産化。そのうえ、能力増強に動いています。
◆「平昌」は半島の転換点
鈴置:世界で唯一の手つかずの市場が北朝鮮です。南北関係を改善すれば、貿易でも援助の形でも韓国の鉄鋼製品を独占的に流し込める場ができます。
青瓦台の参謀は「米国市場にこだわらなくても、同族が団結すれば鉄鋼問題など解決できる」と大統領に進言しているのではないかと思われます。
韓国は米国との同盟を大事にするか、北朝鮮との和解を重視するか、の岐路に立ちました。これまで先鋭化してこなかったこの問題が、一気に表面化したのです。
平昌五輪が朝鮮半島の転換点になるということですね。
鈴置:ええ。「平昌で『米日』VS南北の戦いが始まる」という記事の見出し通りになりそうです。