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2017.12.15 14:00
【中国軍事情勢】
米原潜閉め出す「海中の万里の長城」完成か 中国、対潜水艦能力低さの補完狙う
URLリンク(www.sankei.com)
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中国が戦略原潜の配備を進める南シナ海や尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺での攻勢を強める東シナ海で、米国や日本の潜水艦の動向を監視する固定ソナー網の構築を計画しているとの見方が強まっている。
もともと低い対潜戦(ASW)能力を補い、自国の潜水艦の自由度を高める狙いがある。台湾の論文が南シナ海では2010年に構築済みだと指摘するなど、一部ではすでに完成しているとの指摘もある。(台北 田中靖人)
◆米国に警鐘
米ランド研究所が中国軍の「弱点」を分析した2015年の報告書によると、中国海軍は艦隊防空や補給などに加え、対潜戦の能力の低さを自ら認識しており、軍内で改善を主張しているという。
その一環か、米誌ナショナル・インタレスト(電子版)が2016年5月に掲載した「中国の『海中の万里の長城』」とする論は、国家海洋局の機関紙「中国海洋報」が15年末の掲載記事で新たな「水中観測システム」について軍民両用での重要性を
説いていると指摘。米国の潜水艦戦力の優勢を疑わない一部の専門家に警鐘を鳴らした。また、米CNN(同)も今年5月、中国国営中央テレビ(CCTV)の報道を基に、中国が20億元(約340億円)を投じて南シナ海と東シナ海に
海中の監視システムの構築を計画していると報じた。
◆SOSUS念頭
これらの報道などの念頭にあるのは、米国が冷戦期にソ連の原潜の動向を探知するために大西洋や太平洋に構築したSOSUS(ソーサス=音響監視システム)だ。その存在は1991年に公表されるまで機密扱いとなっていた。
台湾の海軍司令部が発行する学術誌「海軍学術」の15年8月の論文によると、SOSUSは太平洋ではカムチャッカ半島沖から日本列島を経由し、フィリピン・マラッカ海峡まで伸びる1本と、アリューシャン列島からハワイまでの1本、さらに米国西海岸沖に
1本の計3本が設置されたという。数千個の固定式パッシブ・ソナーとそれを結ぶケーブルから成り、三角測量方式で音源(潜水艦)の位置を割り出す。条件が良ければ約1000キロ先の潜水艦の騒音を探知でき、特定した位置の誤差は数十キロという。
論文は根拠を明示していないものの、SOSUSは冷戦後も日本周辺では宗谷、津軽、津島、宮古の4海峡周辺の能力が強化されている一方、台湾周辺では台湾東部・蘇澳と沖縄・与那国島間、台湾とフィリピン間のバシー海峡などに「穴」があると指摘している。
◆10年に完成か
論文によると、中国では863計画と呼ばれる「国家高技術研究発展計画」に1996年、海洋部門が加わった。
これを受け、国務院(政府)直属の研究機関、中国科学院の声学研究所が光ファイバー方式の音響監視システムの研究を開始。2005年に青島近海に試験システムを敷設した。だが、黄�