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シリア調査延長、ロ再び拒否=日本提案、任期終了-安保理
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【ニューヨーク時事】国連安全保障理事会は17日、シリアでの化学兵器使用疑惑を調べる国連と化学兵器禁止機関(OPCW)
の合同調査チームの任期を30日間暫定的に延長する日本提案の決議案を採決したが、シリアの後ろ盾のロシアが拒否権を行使し、
否決された。
12カ国が賛成、ロシアとボリビアが反対、中国は棄権した。
同チームは17日で任期を終えるが、安保理は引き続き延長に向け調整する。
シリア内戦をめぐるロシアの拒否権行使は11回目。技術的な問題である任期延長の決議案でも分裂する現実は、
シリア問題をめぐる安保理の機能不全を改めて印象付けた。
合同調査チームは10月、シリア北西部イドリブ県で4月、アサド政権がサリンガスを使用したと認定する報告書を安保理に
提出した。ただ、シリアやロシアは政権による使用を否定した。
ヘイリー米国連大使は否決後の演説で「ロシアの行為は化学兵器攻撃の責任追及に向けた努力を遅らせ、阻止し、最終的に
駄目にするためのものだ」と批判。
ロシアのネベンジャ国連大使は「(同チームの作業の)根本的欠陥が修正されない限り、任期延長はできない」と述べた。
安保理は10月24日と11月16日に任期を1年間延長する米作成の決議案を採決したが、同チームの調査手法に
不満を持つロシアが拒否権を行使し、いずれも否決された。
16日の否決を受け、日本は任期延長に向けた交渉期間を確保するため、今回の決議案を配布した。(2017/11/18-11:52)
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理事国に常任と固定国があり、かつ拒否権がある国連の欠陥