17/10/22 00:17:36.333 lwOXoNrHd.net
ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ
あかり「誰か来やがったよぉ」
あかり「はいはい誰だよぉ」
櫻子「私だよ！！！」
あかり「貴様かよぉ」
櫻子「露骨に嫌そうな顔！」
あかり「櫻子ちゃんがくるまで世は全てこともなしだったよぉ」
櫻子「世の中に飛び込んでこそ人生だよ！」
あかり「誰の言葉だよぉ」
櫻子「実存主義派の哲学者だよ」
あかり「露店で積まれるゴシップ紙よりくだらないよぉ」
櫻子「人が何に価値を置いてるか様々だからね。さ、紅茶を出してよ」
あかり「うちを喫茶店と勘違いしてないかよぉ」
櫻子「親友の家では紅茶とクッキーがでるものなんだよ、あかりちゃん」
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17/10/22 00:18:05.747 NxHr0Z950.net
支援
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17/10/22 00:22:16.897 lwOXoNrHd.net
あかり「まったく、これからは水で済む親友を作るよぉ」
櫻子「世の中に紅茶がある限り無理だと思うよ。ありがと。良い香りだね」
あかり「世の中から紅茶がなくなることを次の日曜教会で祈ってくるよ、櫻子ちゃん」
櫻子「もう5週間もさぼってることを叱られてからになるね」
あかり「おっかないよぉ」
櫻子「さて、本題に入るよ」
あかり「本題があったのかよぉ」
櫻子「用がなくても紅茶を飲む仲なのは疑いようもないから安心して、あかりちゃん」
あかり「そんな心配はしてないよぉ」
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17/10/22 00:22:55.573 mbkyOBMca.net
しえ
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17/10/22 00:24:44.662 WZvJr+YT0.net
あかりパキシル飲むよぉ
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17/10/22 00:25:45.105 lwOXoNrHd.net
櫻子「永遠がどこにあるか知ってるか聞きたいんだ」
あかり「永遠？」
櫻子「そうだよ」
あかり「それは言葉通りの意味なのかよぉ」
櫻子「その通り」
あかり「つまり櫻子ちゃんは永遠を本気で探してるんだねぇ」
櫻子「そういうことになるね」
あかり「残念ながら永遠なんてものはないよぉ」
あかりちゃんは紅茶を静かに流し込んだ
流し込んだ紅茶を透視するように櫻子ちゃんは目を鋭くしてあかりちゃんを見つめた
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17/10/22 00:29:12.849 lwOXoNrHd.net
櫻子「今あかりちゃんが飲み干したのは紅茶？それとも本音？」
あかり「話が見えてこないよぉ」
櫻子「あかりちゃんは永遠の在処を知っている」
あかり「買い被りだよぉ」
櫻子「ここに来たのがただの勘じゃないとしたら？」
あかりちゃんは紅茶に伸ばした手を止めた
あかり「どこの小鳥さんと会ってきたのかなぁ」
櫻子ちゃんは肩をすくめた
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17/10/22 00:33:54.949 lwOXoNrHd.net
櫻子「嘘だよ、あかりちゃん。私は誰とも会ってない」
あかりちゃんは無言で櫻子ちゃんを見つめる
櫻子「少しかまをかけただけだよ。ごめんねあかりちゃん」
視線の動き、瞳孔の反応、発汗の有無を観察して
あかりちゃんはそれが少なくとも嘘ではないことを確認した
少なくとも櫻子ちゃんは本人の意識下では自覚をしていないという留保がつくが
あかり「ここに永遠はないよぉ」
櫻子「あかりちゃん…！」
あかり「だからまた明日うちにおいでぇ」
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17/10/22 00:36:29.297 FcfjzMCQa.net
脳内再生されないよぉ
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17/10/22 00:37:17.706 lwOXoNrHd.net
櫻子「あかりちゃん…！」
声に喜色を含めて櫻子ちゃんが立ち上がった
あかり「さぁ今日はもうお帰り。明日は桃色の服でおいで。櫻子ちゃんは桃色が似合うと思うから」
櫻子「わかった。あかりちゃん」
櫻子ちゃんはあかりちゃんのおうちから出ていった
あかりちゃんは手を組み顔を伏せて疲れた声で言った
あかり「神よ…」
11:以下、5ちゃんねるからVIPがお送りします
17/10/22 00:37:47.770 YgPOGhF80.net
お前寝るっつっただろ寝ろよ
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