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ＥＵ援助拒否へ
麻薬戦争批判受け、カエタノ外相は援助拒否をＥＵ大使に正式通達すると発表
［ 647字｜2017.10.20｜｜政治 ］
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カエタノ外務長官は19日、欧州連合（ＥＵ）の経済援助を拒否する方針を、ＥＵ側に公式に伝える意向を明らかにした。
ＥＵの援助は条件が付いており「内政干渉」と批判したドゥテルテ大統領の発言を踏まえた措置とみられる。
フィリピンとＥＵは、違法薬物取り締まりに絡む超法規的殺人や人権問題を巡り、対立状態が続いているが、
外交ルートを通じた公式伝達になれば、関係がさらに悪化することも予想される。
カエタノ長官は19日、東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）のフォーラムで「ＥＵからは今後、援助を受け取らないと
ジェッセン駐比ＥＵ大使に伝達する」と述べた。ただＥＵとの経済的関係は引き続き維持するとの希望も表明した。
ドゥテルテ大統領は12日、来比中の欧州議会議員らが違法薬物取り締まり政策を批判したことに反発、
「明日にでも外交関係を絶つことができる」と述べ、ジェッセン大使らの追放にまで言及。
18日には「ＥＵがあれこれ指図するなら援助を断る」として、拒否の意向をあらためて表明した。
ＥＵは比に対し２０２０年までに、ミンダナオ地方の平和構�